夕暮れからしばらくのちの風にすずしさをひきつれてようやく秋雨の時期がおとずれたらしい
はじめに
夜明けをまえにザーと雨音? そら耳かな。いやまちがいない。上体だけしぶしぶ起きよつんばいですすんで雨がふりこまぬように窓をとじる。
このところ腰の調子がよくないのはこのぐずつきぎみの天気のせいかもと、ぼんやり思う。
かくじつに季節はすすみつつある。
きょうはそんな話。
わずかなへんか
ようやく夜の空気にこれまでとちがいを感じられる。マンションの3階。玄関と反対のがわの窓か、そのうえの小窓をあけて眠れる。クーラーをいれたままではたびたびのどの調子がおかしくなる。かといってマスクでねむると息ぐるしい。しごとで話す機会が多くのどをいためるとつらい。
ずるずるとひきづるのはさけたい。窓をあけて眠れるように3階をえらんだのは正解だった。1階はもちろん、2階でもはしごをつたわりのぼってこられるのはこまる。風とおしのよさもくわえて3階にした。
最上階なので昼間はクーラーがないと34℃にとどくが、夕ぐれからしばらくすぎると先週ぐらいからクーラーはいらなくなる。よるの9時すぎにはべつの風にかわる。でもすこしうごくとからだがほてる。
眠るまえに
ふろあがり以降、寝るまではあまりうごかないでいられると汗腺をふさがずにすみそう。そのままねむりに入れれば理想的。ここ数日は夜明けをまえにさむいと感じてあわてて窓をしめる。
昨晩から今朝にかけては雲におおわれ、あまり気温はさがらずじまい。あけがたにザア~とひと雨。どんよりした空模様でしとしとふりつづく。いよいよ秋雨の時期かな。羽織るものを準備しようか。
日がみじかくなる
学習サポートの教室。いま住んでいるマンションからくるまで30分ほど南にくだる。夏のあいだはあかるいうちにどうにかしごとを終われた。9月のなかばをすぎるととたんにそうはいかなくなる。
部活の練習時間がみじかくなり、生徒たちのおとずれるじこくはやくなるにもかかわらず、学習を終えるころには日が落ちるようになった。もっときせつがすすむと、訪れるころにはもう日ぐれてしまう。行き来の安全にいちだんと注意が必要になる。
暖房と加湿器の準備をそろそろはじめる。ふるい民家をみずからリフォームしてつかっているので断熱性はない。木製の窓枠はすいてしまいガラスはすきまだらけ。暖房の効率の悪いのはしかたない。駅からちかくて学校帰りにはべんりなのでやむなく借りてつかっている。
おわりに
秋分の日がちかい。もはや秋の夜長。生徒たちもあかるさに未練はないはず。もう外で遊べない。はじめからおわりまで秋の虫たちの鳴き声のなかで学びあう。
窓外にみえる梅の木の葉は茶色をまとい、昼間の暑さだけがとりのこされた。きせつはかくじつに歩をすすめつつある。
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