これまですごしてきた時代の変わりめを感じるきょうこのごろ
はじめに
パソコン(パーソナルコンピュータ)やインターネットがそれぞれ登場したころ、へえ~こういうのがあるんだ。と感じたがその重要性に気づくのはずっとあとのこと。
このあたりからじわりとしごとのなかみが変わり、いまや出社して椅子に座り、休憩時間の離席をべつにしてPCを前に働けば完結するしごとがめだつ。テレビやスマホもしかり。まだまだ変わっていきそう。
きょうはそんな話。
こどものころ
この話をすると多くの方から、いったいいつの時代のことといわれそう。もはやそんな時代になるとは。とはいってもアームストロング船長が月に一歩を踏み出した時代。この方ですらわたしよりずっと上の世代(そうかんがえるとなおのことふしぎ)。わたしはこどもにすぎなかった。
時代の進歩や変化ってなんだろうと思えてくる。その月に旅立ったアポロ宇宙船だってごく初期のコンピュータを積んでいた。もちろん特注だし、あつかえる容量はすくなかったと聞く。
それでも人類は月に立った。やっぱり偉業。それまでの技術の粋と人材をフルにつかったんだろうなあ、きっと。いまもって、月にむかうなんて大変なのに変わりはない。つかえるコンピュータは変われども旅の困難さはべつにある。
遊びなかまから知り得たこと
ついでに思い出した。こどものころ近所の遊びなかまの母親はコンピュータのしごとをしていたらしい。その子はいらなくなった穴のたくさんあいた紙テープを持ち出しよくあそんでいた。
「これなんだろう。」とつぶやくと母親がしごとでいらなくなったものだとこたえる。「ああ、そうなんだ。〇〇くんのおかあさんは紙テープに穴をあけてあそんでいるんだ。」とむじゃきにわたしはねじまげて理解していた。
もちろんピンとこられた方もおいでだろう。カセットテープやフロッピーディスク、MOやCDなどが登場する前には、こうした紙テープにコンピュータに読み取らせるプログラムやなにかを記録していた。ついでにすこしあとのころに教育テレビでプログラムを音声で流していたのは驚きだった。こんなことができるなんてと新鮮に感動した。
つかわれて普及して
宇宙にだれでもいける時代は当面先として、わたしがおとなになるまでのあいだに大きく変わったことといえばパソコンの普及かな。これほどそれまでのしごとを変えるなんて思わなかったし、ヒトによっては人生を変えるほどかも。
すると「月に行く」と「PCをつかう」のちがいはなんだろう。前者は日々の生活に必要ではないけれど、後者はかなりのヒトによって濃淡はあれどおしなべてそこそこ接するもの。
話は大きく変わるがテレビなんて極端に後者に属すもの。これだけ普及しそののちに斜陽といえる存在に。いずれは形態をかえていくだろう。つかわれた時期は比較的長いほうにちがいない。
上にあげたMOなんてふりかえるとほんのいっときにすぎなかった。お気にいりの音楽をMOに録音したり、学習やしごとでつかうデータを当時保存していた。もはやそれらは取り出す道具すらみぢかには見あたらない。
おわりに
おそらくいまは時代のかわりめなんだろう。そんなおもしろい時期に生まれて生きてこれた。これは運がいいと思わなくちゃ。せっかくならもうしばらくその大変革ともいえる人類のうごきをみつめていたい。
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