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きまぐれエッセイ

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日頃の行動にもとづいたちょっとしたこと、興味の転々とするようすをきままにきまぐれにしたためました。
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2021年10月の記事一覧

柵なしでおこなう 畑の作物を守るためとうがらしの刺激で動物を近づけない作戦

はじめに 昨年まで中山間地に畑を耕作していました。現在も動物害がつづいていると近所の方々から聞いています。ネットをはっても天井まで覆わない限り被害が生じています。 いっそのことネットなしで対策できないだろうか。浅はかな考えで動物害をすこしでも食い止められないかという、昨年までおこなっていた文字どおり涙ぐましいまでの体験記をここへ残します。 動物害が… うちの畑は周囲の野生動物たちの楽園でした。ここへ来ればおいしいものが動きまわらずとも手に入ります。どこかの温泉センタ

気分を落ち着けられる作業と文具 鉛筆を手で削り、1本100円のシャープペンシルを25年間使いつづける

はじめに 文具はそれぞれの人にとってそれなりにこだわりがあるもの。たとえば数年前まで幼稚園時代の工作用はさみを母のつけた布製の名札をつけたまま使っていた。物もちがよいようだ。 さて、話は筆記具にとぶ。これまで基本的に木の軸の鉛筆を使いつづけてきた。もちろんシャープペンシル(和製英語。米語でメカニカルペンシルのこと)もときには使う。 鉛筆のかたわらにある1本のシャープペンシルは25年前に100円で買ったもの。酷使しながら使いつづけている。 それら文具にまつわるできごとと、

風呂上がりの耳掃除と売上の百円玉を数える楽しみとはよく似ている

はじめに 世の中には重要でなくても心の安寧を保てる行為がある。ルーティーンなんかもそう。数えあげたらけっこうありそう。もしかしたらほとんどそうだったり。人間観察のおもしろいところ。 くだらないかもしれないが、わたしの場合には何だろうと考えたので記してみた。 これまでの身繕い 家で以前犬を飼っていた。他人様の家におじゃましたときにその家で飼っているワンちゃんを観察していると、犬というものは品種は違えども基本的なしぐさなどはよく似ているなといつも思っていた。 猫ほどではない

わくわくしているヒトには周囲の人をひきつけてうごかす魅力がある

はじめに これまで多くの人との出会いがあった。前記事に書いたように影響を少なからず受けた先達の方々もいる。 人としての魅力とはなんだろう、その人とお近づきになりたいと考えられる要素や特徴ってなんだろう。 わりとわかりやすく表出しやすいところについて記したい。 多くの人がいる これまでさまざまな人に接してきた。ああ、この人おもしろいなあとか、個性的とか、ちょっと近づけないとか。たいてい好奇心だけでとりあえず怖いもの見たさでそばにいることもある。その点はわたしのほうが変わっ

世の中に置いてきぼりになりながらも引き継いだほうがいいスキルを活かそうとする自分がいる

はじめに 最近、自意識が強い。取り散らかして書きなぐった最近のわが記事を見ているとそう思う。「自分」というキーワードが痛いほど目につく。熟年性中2病(そんなのない)かも。  年齢を重ねるにつれて世情に疎くなってきたと感じる。その一方で若手の方々へここだけは伝えたいとか、受け継いでもらったほうがいいなと思うことがらがある。この両方のきもちを今の自分は抱えていると自覚。 自分を売り込むパフォーマンスが目立つせいか、まわりも心配してわたしへ若い人々を支援する仕事を依頼してくださ

人とヒト テレワーク(リモートワーク)を5年ほど併用して思うこと

はじめに あれっ、昨今の状況って1年半ほどじゃない?とタイトルをご覧になって思う方が多いことだろう。 じつは5年半ほど前からSkype、LINE、Zoomなどを使い、自宅とその近くの職場から、生徒たちのサポートをおこなってきた。 これでもネット環境に制限の多いこの地域での導入はそんなに遅くないほう。前職の中心街とはちがい、自宅エリア内には相談できる方すらいない。それなりに試行錯誤の連続。 ここまでやってきていろいろなことを経験してきたので、思うところを記しておく。 テ

バンクシーと芸術におけるNFTと・・・

はじめに 絵や美術は趣味の範疇。描いたり鑑賞したり。生業にする道は選ばなかった。その立ち位置からみた最近の気になることがらを記した。 バンクシーを知るまで 高校の頃。普通科の同級生の多くは大学に進むのが当然のごとく話す。中学までは機械工になるつもりでいたわたしもようやく自らの立ち位置での進路をそれなりに考えはじめ、化学者になるか美術か技術家庭の教員かなと思っていた。 いずれも色彩へのあこがれがもとになっていると思う。さまざまな自然物や生き物、天然・人工の色のもつ豊富さと多

庭のコンポスト容器でわが家の生ごみがたい肥と果物に変わる 25年間のおぼえ書き(その2)

はじめに 上のタイトル写真と下の写真はコンポストでできた堆肥で育てたビワの果実。 生ゴミがめぐりめぐっておいしい果物に。下記の「関連記事」に登場する果実はどれもそうだ。たとえば、これ。  生ゴミを家庭で堆肥に変えられるコンポスト。かんたんにいうと硬質プラスチックの筒。これを土に挿して生ゴミを放り込む。これだけ。 しばらく使いつづけわかってきたこと中心に、以前の「その1」の記事に引き続き、これにまつわるあれこれを記した。 化石燃料で「水分」を処理? 生ゴミをゴミステー

昨今の状況下に山道が気づかせてくれたこと

はじめに いくつかの波が来てはひいてを繰り返し、波をぴょんぴょん跳ねながらやり過ごしてきた感じだ。 このところすこし落ち着いて一息つく。まだ「土用波」のような大波が押し寄せるかもしれない。 この昨今の状況下でそれほどみずからの生活は変わっていないつもりでいた。 ところが先日ひょんなことで、がくぜんとすることがあったので、それをこの1年半の振りかえりとからめて記しておく。 行動をブログから振り返る 昨年の春まで兼業で農業をしていたことは、以前べつの記事に書いた。多いとき

夢の中でも何かしら考えている気がする

はじめに 睡眠とは頭と体を休めるものだと思っていた。ふつうに夢を見る。だが、どうも今までとは夢の中身にふとちがいを感じるときがある。とるに足らないことだろうが、脳のはたらきのおもしろいしくみかもしれないので触れておきたい。 夢の中へ 睡眠中はリラックスしたい。頭も体もリフレッシュできればいちばんいい。昨今の状況下で体を動かしていないので、寝が浅いのか体のほうには疲れは残らない。どうも頭が休まっていないのかもしれない。それはつぎの章で記す体験があったから。 わたしの認識では