【ジャンル別】本気でオススメしたいガンプラ道具一覧【一軍編】
「ジンのガンプラ研究室 / note」及び「ジンのファニー横丁【ふぁによこ】/ YouTube」で使用しているガンプラ工具・ツールをまとめておきます。
ここで紹介している道具は、私がガンプラ制作で 最低でも1回は必ず使う物 のみを厳選しています。=「一軍ツール」
逆に言うと、どれか一つが欠けた時点で、自分の納得の行くガンプラを作ることが出来なくなってしまうような物ばかりです。
それくらい 自信をもって紹介できる道具のみを一覧にしている ので、ぜひあなたのガンプラ制作の参考にしていただけると嬉しいです。
【工作編】
ニッパー
ニッパーは、これ1本勝負。
ガンプラ制作において、これよりも高級な「ア〇ティメットニッパー」等は必要ないと思っています。
私の場合は、ニッパーでパーツを切り出した後、どちらにしろ「ヤスリがけ」は行うので、極論プラスチックを切断できれば何でもいい と思っています。
ただ単に、「お手頃で頑丈」という点で、こちらのニッパーを愛用。
(高くて、壊れやすいニッパーは、私にとって真逆のニーズです。。。)
各種ヤスリ
ゲート処理・表面処理で使用するヤスリたち。
基本は「やすりの親父」メインで、小さな面や、ちょっとした隙間などは「金属ヤスリ系」、曲面は「神ヤス」という風に、状況によって使い分けています。
三角ヤスリ に関しては、もう少し精度の高い品が欲しいところですが、今のところ 安価でガシガシ使える「ミネシマ」の物を使用中。
三角ヤスリは意外と用意していない方も多いかもしれませんが、「平」や「半丸」の金属ヤスリなんかよりも 圧倒的に使用頻度は高い です。(使ってみれば、その便利さがわかります。)
平面をパッキパキに出したい時は、こちらの「FFボード」という当て板に紙ヤスリを貼り付けたものを使っています。
ヤスリを「FFボード」に貼り付ける際は、ニチバンの両面テープの 15mm幅 がピッタリなので、こちらを愛用しています。
実際、一々ヤスリを貼り替えて使うのは面倒なのですが、ガンダム系のキットを作る際は、必ず平面を出すタイミングが来るので、これは仕方ないと諦めています。
同じような商品に「ハイキューパーツ リタックスティック」という物がありますが、両方とも使ってみた感想としては「FFボード」の方がコスパに優れていて良かったです。
カッター・ナイフ
デザインナイフは、小型の「NT D-400P」という商品を使っています。
以前、これよりも大きい刃のデザインナイフを使用していたこともあったのですが、ガンプラのような小さいパーツを扱うには、これくらい 小型のデザインナイフの方が小回りが効いて扱いやすい です。
カッターに関しては、切れ味の鋭い「黒刃」の物をチョイス。
A2サイズのカッターマットは少々大きい気もしますが、机全体のどこでもカッター作業が出来るというのは、非常にストレスフリーでオススメ です。(手元の動画撮影の際の背景としても活躍。)
セメント
セメント類は、こちらの2種類を使用。
両方とも「流し込みタイプ」でして、しっかりパーツ同士を溶着したい時は「緑蓋」、ディテールパーツやプラ板をパーツ表面に貼り付けたい時、つまり他の部分にはみ出して欲しくない場合は「速乾タイプの黄緑蓋」と、状況に応じて使用しています。
瞬間接着剤
瞬間接着剤は、こちらの3種類を使い分け。
接着を主目的 として使用しているのは、「アロンアルフア プロ用耐衝撃」のみで、後の2つに関しては、隙間を埋める目的(パテの代わり)で使用することが多いです。
黒瞬着に関しては、今使っている物を使い切ったら、別の商品に買い換えたいと思っています。(代替品が見つかりましたら追記しておきます。)
ちなみに、「合わせ目消し」はセメントではなく、「アロンアルフア プロ用耐衝撃」の方でやることが多いです。
パテ
「パテ」という物がそもそも好きではないので、「なるべくパテを使わずに作る」ということを心掛けているのですが、さすがに「エポキシパテ」だけは手放すことが出来ません。
エポキシパテというのは、唯一「造形」というスキルを持っている材料でして、これに変わるものは残念ながら今のところ存在しないのです。
その他の「ラッカーパテ」や「ポリエステルパテ」に関しては、先ほども言ったように、「瞬間接着剤」で代用しています。
ピンバイス
ピンバイスは様々なシーンで活躍してくれるので、多少高いのですが、非常に評判の良かった「ゴッドハンド ショートパワーピンバイス」の "イエロー" を使用しています。
市販では「ブルー」しか選べないのですが、ゴッドハンドさんの通販から直接購入すると4色展開から選ぶことができます。
「イエロー」のピンバイスが素敵すぎて、一目惚れしてしまい、今でも大好きなツールの1つです。自然と気分が上がります。
もちろん評判通り使いやすく、全くストレスを感じさせませんので、オススメの一品です。
(この記事を書いている現在では、品薄状態でAmazonでも値段が高騰しておりますので、購入される方は気をつけて。定価は2,970円ですよ。)
ピンバイスには、「ドリル」や「スピンブレード」、「スジ彫りカーバイト」等を装着して、マルチに使用しています。
正直、ピンバイス1本でやりくりするのは、付け替えが面倒なので、あと数本は用意しておきたいところなのですが、財布がそれを許してくれません。
【塗装】
エアブラシ
私自身は、ガンプラを「全塗装」で作る派なので、エアブラシは欠かせません。
使用しているエアブラシは「Mr.リニアコンプレッサー L7 プラチナセット」です。
最近は、コスパの良い安いエアブラシが売られていますが、エアブラシに関しては、初期投資として 品質の良い物(日本製)を買って、長期間使うのが結局経済的 だと思います。
実際、1万円くらいで購入できる安いエアブラシセットを買ったこともあるのですが、結局1年ちょっとで壊れましたからね。
塗装ブース
塗装ブースに関しては、自作の物を使用しています。
自作塗装ブースのファンとして「Panasonic 天埋換気扇 FY-24BM6K」を組み込んでいるため、市販の塗装ブースよりも圧倒的に性能が良いです。
「自作塗装ブース 作り方」で調べれば、詳しい作り方を解説しているブログ記事が沢山出てくると思いますので、参考にしてみてください。
(私がはてなブログ時代に書いた記事にヒットするかも。。。)
筆
部分塗装などで使用する筆は、こちらの「タミヤ モデリングブラシHF スタンダードセット」から選んでいます。
安価で、必要最低限な筆の形状が揃っているので、これさえ手元に置いておけば、何とかなりますし、筆の消耗を気にすることなくガシガシ使えます。
私の場合は、筆塗りをメインとすることがないので、そこまで品質にはこだわっていません。
溶剤
塗料を薄めるための溶剤ですが、私はガイアノーツの塗料を使う頻度が高いため、同メーカーの溶剤を揃えています。
以前は、クレオスの薄め液も使用していたのですが、性能自体には大差はないと感じています。
【デカール貼り】
デカールのり
デカールを貼る際は、お水とこちらの「Mr.マークセッター」を使用しています。
以前は「Mr.マークソフター」も持ち合わせていたのですが、結局使うのは「セッター」だけという事が多々ありましたので、「ソフター」の方は手放してしまいました。
ピンセット
デカール貼りでは必須となるピンセットに関してですが、主に「タミヤ 精密ピンセット ツル首タイプ」を使用しています。
こちらは、ガンプラを趣味として始める際に購入して、なんだかんだずーっと使っている相棒の1つです。
他にも、ピンセットは何本か持っているのですが、どれも「大学時代に生物の解剖用として買わされたピンセット(高価)」ばかりです。
(マウスやニワトリやらの血が染まったピンセットです。。。冗談よ。いや冗談ではないか。大学教育の一環です。)
正直、解剖用の方が精度が高く、繊細な操作もスムーズに出来るのですが、デカール貼りに使うにはオーバースペックだと思うので、普通の模型用で十分だと思います。
【ウェザリング】
Mr.ウェザリングカラー
私にとって、ウェザリングをやるとしたら、絶対に欠かせないのは「Mr.ウェザリングカラー」シリーズです。
とりあえず、これらの塗料を 適当に重ねておけば何とかなる という印象です。
かなりのラインナップが販売されていますが、私の場合は少数精鋭という形で下記の4色を使い分けています。
ウェザリングマスター
言わずと知れた、タミヤの「ウェザリングマスター」です。
初心者用かと思いきや、自然な仕上がりになるように塗るのは、意外と難しかったりします。
私自身、最初は「扱いにくいな、ナンダコレ。」と思っていましたが、最近ようやくコツを掴めてきたように感じています。
付属のチップを使うよりは、ドライブラシ用の筆などを使って、ササっと擦り付けるぐらいの方が自然になるような気がします。
「ウェザリングマスター」も、今や様々なラインナップが展開されているので、何を買えばいいか迷ってしまいますが、やはり無難に「Aセット」「Bセット」あたりが使いやすいと思います。
需要のありそうな「シルバー」に関しては、「Cセット」にしか入っていないのがタミヤさんの戦略でしょうか。
(正直、「Bセット」の「スノー」要らないから、「シルバー」と入れ替えて欲しい。。。)
ドライブラシ
YouTubeの動画内でもよく言っているのですが、私は「銀のドライブラシ」をかけるのが大好きです。
テキトーに擦っているだけなのに、自然な金属感が出て、一気にリアルな模型へと進化するからです。
色んな筆でドライブラシを試してみたのですが、最終的に行き着いた先は、百均で売っているような「アイシャドウ用の筆」でした。
なんで、こんなに使いやすいのか不思議で仕方ないのですが、私のテキトーな手の動かし方とマッチしているんでしょうね。
ドライブラシは非常に筆が傷みやすいので、頻繁に買い替えることになります。
そういう意味でも安い筆の方が経済的なので、百均レベルのやつで十分です。
そして、銀の塗料には「タミヤ ペイントマーカー クロームシルバー」しかありえません。
ドライブラシに使用するメタリック塗料は、粒子が細かい塗料の方が絶対に成功しやすいです。
以前、粒子が大きめで、ラメ感のある塗料でドライブラシをしたことがあるのですが、散々な結果になりました。
その点で言うと、「ペイントマーカー」のメタリック粒子は、マーカーの芯というフィルターに濾されて出てきたものなので、メッキ感が出るレベルで粒子が細かい のです。
普通に部分塗装として塗るのにも最高ですし、銀のドライブラシをするにも最適な塗料なので、非常にオススメの商品です。(何より安い)
【その他】
キムワイプ
大学での化学実験の際に初めて出会った「キムワイプ」。
ガラス器具などに付着した水滴を拭き取る時などに、使用する紙切れですが、もちろんただの紙切れではございません。
ガラス器具に付着したゴミなどによって、実験の測定に影響が出ないように、毛羽が立ちにくい紙となっております。最高です。
理系学生はみんな彼のことが好きです。
実は、模型界隈でも、非常に便利なグッズとして愛用されておりまして、プラモの表面に埃がついて欲しくない ウォッシングの拭き取りの際 や、エアブラシの洗浄の際 などに広く使用されております。
エアブラシで塗装すると、毎回埃が付着してしまうというお悩みがある方、もしかしてティッシュでエアブラシの内側を掃除したりしていませんか?
そんな時は、キムワイプに変えてみてください。きっとそのストレスから解放されます。
ハンディクリーナー
模型作業をしていると、どうしても「ヤスリのかす」や「ゲートの破片」などが机の上に散らばってしまいます。
そのたびに、一々掃除機を引っ張り出して、机の上を掃除するのも面倒ですので、そんな時は片手サイズの「ハンディクリーナー」をオススメします。
こいつを机の上に置いておけば、ちょっとした時に、すぐに机の上を綺麗にすることが出来て、非常に快適な模型ライフを過ごせるかと思います。
エアダスター
先ほどは、埃を吸引する掃除機の紹介でしたが、時には埃を飛ばすことで解決したい場面もあると思います。
そんな時は、「エアーダスター」を使いましょう。
パーツの奥まった部分に入り込んでしまった「ヤスリかす」などは、これで一吹きして、空気の圧で飛ばすんです。
エアブラシの前に、パーツの洗浄をするのが面倒な方は(私も)、せめてエアダスター等でパーツ表面のゴミを排除しておくことをオススメします。
パーツの洗浄よりも、面倒でなく、かつ時短もできます。
ニトリル手袋
組み立てる際に、指紋がベタベタするのが嫌な時 や、塗装する際に、自分の手に塗料がかかるのが嫌な時、エポキシパテをこねる時 など、様々なシチュエーションであったら便利な物No.1が、この「ニトリル手袋」です。
ただし、パウダーフリーのものを選ばないと、触ったパーツが粉粉してしまう恐れがあるので注意しましょう。
まとめ
以上が、私が普段から模型製作に使用している「一軍ツール」の紹介でした。
もちろん、上記以外にも様々なツールを駆使して作っていくわけですが、今回はあくまでも「毎回使うレベルの物たち」ということで、厳選させていただきました。
また、この記事の評判が良かったら、それらの「二軍?三軍?のツール」に関しても紹介しようかと思います。
それでは、快適で素敵な模型ライフを。
いただいたサポートは、今後も有益なガンプラ情報を発信するための「プラモ道具代」として還元させていただきます!!