深呼吸で身体の痛みがとれるのはなぜ?

深呼吸のワークをしてるとあぐらのポーズで膝が痛くて動けなかったのが動きやすくなった、肩が詰まっていたのが緩んだ、という変化がある方もいます。

ストレッチしたりほぐしたりしてないのになぜ深呼吸でそんな変化がおきるの?と思われるかもしれません。

ちょっと実験してみたいと思います。

☆ペットボトル(2リットルのほうがわかりやすいかもしれません)のような少し重みがあって持ちやすいものがあったら準備してみてください。

①ペットボトルをジッとみて持ち上げるぞ、と意識してから持ち上げてみてください。

②その場で部屋をグルっと見回してから、パッとペットボトルをみて持ち上げてみてください。

どうでしたか?
2番目のほうが楽に持ち上がりませんでしたか?

もう一度やってみて、今度は持ち上げるときに自分の息がどうなっているかチェックしてみてください。

1番目は息が止まったり詰まりがちではないでしょうか?

これは「持ち上げよう」という頭の意識が強すぎて必要以上に力んでしまうからです。腕も1番のほうがより力が入りやすいと思います。でも、やってみたらわかりますがそこまで力を入れなくても実は持ち上げられるのです。

本当は5の力で十分なところを10の力を出していたら疲れやすいですし、必要以上に緊張する状態を続けると痛めます。痛いとよりそこに意識が向いてしまってさらに緊張する悪循環になります。

深呼吸で痛みやこわばりがとれる理由のひとつは、この強すぎる頭の意識が落ち着くということがあります。

「意識をしない」という状態は実は作り出すのが難しいものです。特に普段意識が強い人は、頭をつかって「意識しない」をやろうとするので逆にどんどん頭が働いてしまいます。

以前、自分が言われて辛かった言葉に
「気楽にやればいいよ」「気にしすぎだよ」「考えなきゃいいんだよ」
というものがあります。
やれたらやってる!!と心の中で叫んでいました。

これが深呼吸のワークをつかうと自然と意識が落ち着いて、自分の身体にあうバランスに調和してきます。1時間もやればかなり静かな状態が現れてきます。

ここまで強力に確実性をもって、しかも短時間で調和できる方法はなかなかないと思います。
瞑想、静けさ、調和ときくと心も分野だけのように感じるかもしれませんが、身体にも多大な影響があります。というよりも心と身体に切り離せないもので両方に影響がでます。

そして深呼吸のワークを何度も体験することで、日常にも波及して普段の生活が変わってきます。調和状態を何度も体験することで日常でも「あ、肩つめてたな」とか「息とめてたな」と気づいて力を抜いたりできるようになります。

それには何度も繰り返して、調和した感覚を自分にしみこませるのが必要です。そして調和状態もどんどん変わって深くなっていきます。螺旋階段を上るように見える景色が変わってきます。まだ先があるのかー!となってとても面白いところです。

深呼吸のワークがうまくできなくて苦手という方もいると思います。それでも続けていれば大丈夫です。私も苦しくなってしまう時期がありました。
深呼吸は自分自身との対話の時間です。対話の時間はまずとらないと理解が深まりません。

もし、深呼吸のワークだけずっと取り組むのが難しいなら、たとえば身体の感覚を上げるためにウォーキングをしてみたり、他の調整法をやったり、温泉いったり、マッサージうけたりいろいろ試してみるのもいいと思います。
そのあと深呼吸をやるとスルッとやりやすくなっていたりします。
できるようになるために、これはどうかな?こっちは自分にあってるかな?と楽しみながらいろいろな道をためしてみるのもとっても大切です。

2月スケジュール

<瞑想をしながら深呼吸を引き出し静かな自分になる>
2月20日(火)10時~11時40分
2月25日(日)10時~11時40分

ご予約は
facebookから https://www.facebook.com/saori.j.toda
peatixからも予約できるようになりました https://terakokyu.peatix.com/


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