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一人旅って思ってるほど楽しくないことに気づいた

私はずっと海外に行くことに憧れていました。でもずっと行けていませんでした。
一人で行くのが怖かったからです。
5年前くらい、ニートのとき一人で海外に行こうとしましたが飛行機に乗るのが怖くなってやめました。いきなりバックパッカーとして東南アジア周遊をしようとしたのも、今考えるとハードルが高すぎたんだと思います。

それ以来行きたい気持ちはずっとありましたが何年も行動に移せず歳をとってしまいました。

誰かと一緒に行くという選択肢はありませんでした。友達がいないからです。いても気を使って疲れてしまうからです。

やっと25歳という節目?を迎えそろそろ、焦りを感じ始めました。20代前半の時は、まだ若いな〜という感覚がありました。けれど、20代後半に差し掛かると、行動しなければ今のままの人生がずっと続くんだということにリアルに実感がわいてきます。

このまま日常に追われ歳だけとっていくんだなと思うと怖くなってきます。平日は子どもの送り迎えと仕事で毎日ヘトヘト、土日は家でいるか近場にお出かけ。そんな繰り返し。

今、行動しないと、この先ずっと行動することはないんだということに気づき、覚悟が生まれました。今は準備期間ではない、今が本番なんだ。今を生きないといけないんだと。

そこで、海外旅行が解禁された今年、
長年の憧れていた海外に一人飛び出しました。

まずは初心者なのでハードルを低く、フライトも短く、航空券が一番安かった韓国に土日で行きました。
その次の月に少し距離を伸ばしバンコクに行きました。日数も2泊4日に増えました。
そしてこの記事を書いている今はセブ・マクタン空港にいます。シンガポール行きのチェックインが始まるまでの待機中です。

今のところ毎月海外に行っています。
月に一回海外に行くという生活をしてみたかったからです。また月に一回くらいが準備もでき(ホテル、現地ツアーの予約)とか、間も空きすぎずちょうど良さそうだと思ったからです。

これまで3回行ってみて、(シンガポールは現在進行系ですが)実際、月に一回海外に行くのは頻度としては多いような気もします。
少し、一つ一つの旅行の準備が不十分になってしまっているように感じます。質より量といいますか。
旅行は、行くまでの色々調べたり考えている期間が楽しいと思います。月に一回だとその期間が短くなってしまうというのはあります。

テーマである一人旅について書きます。

初めて韓国に着いたとき、分からない事ばかりでとても不安になりました。
自分から聞きにいかないと誰も助けてくれません。自分で解決しなければならないのです。ホテルの最寄り駅で改札の出方が分からず、焦りました。なんとか現地の人にGoogle翻訳の画面を見せて助けてもらいました。
韓国ではあまり英語通じない感じでした。
空港とかは平気なんですけど、一人で街を歩くのとかはちょっと不安になります。見られているように感じてしまうというか。

また、韓国でホテルの個室に入り完全に一人になるといっきに孤独感がわいてきました。
なんでここに来ちゃったんだろう。という気持ちになりました。不快だから、一刻も早くこの状況を打開したいと。意外にホテルに一人が無理でした。タイでもホテルに早く戻りたくなくて、夜まで外に出ていました。

一人でホテルはなぜかどうしても楽しめません。セブとかのリゾートホテルだとマシなのでしょうか。いや、家族連れとかカップルが目について余計に虚しくなりますかね。
やはり、都会の方がまだ初心者には良いと思っていますが。ホテルの選択肢も多いし。

なんか、これまでの旅を振り返って、海外一人旅は、もちろん珍しい景色や美味しい食べ物等、感動もあるし、新鮮だし楽しいんだけど、怖いとか不安になる感情もあるから相殺されてる感じ。

トータルで見ると「楽しかった」になるのかな。正直、楽しくないが上回るような気もする。これは慣れたり、英語が分かるようになったら不安とかがなくなって純粋に楽しめるようになるのでしょうか。
それとも極端にビビリ(国内でもビクビクしてる)でコミュ障の私には一人旅は向いていなかったということでしょうか。

かといって、‘’海外‘’をとったら
私は何もしたいことがなくなってしまう。

今まで、やりたいことリストを作ったら、一番最初に思いつくのが海外に行くだった。
それなのにそれが、唯一の希望が、
なくなったら私は何に希望を持てばいいんだろう。何を目標に、何を楽しみに生きれば良いんだろう。と最近、思い始めている。

でも、現実に気づけて良かったとも思っている。行動しなければ、ずっと海外に憧れて、海外に行ってる人に嫉妬して、羨んでいるだけだったろうから。今年、やっと行動したからこそ海外に憧れるだけの日々に区切りをつけれるかもしれない。次のステージに進める、新たな本当に自分が楽しめる夢を見つけられるかもしれない。

これまで私はずっと海外という実態のない幻想を理想化して追いかけていただけなのかもしれない。

夢から醒めるための旅なのかこれは。
とりあえず、まだ旅は続きます。

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