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長野県のスタートアップでエンジニア募集!【フル出社可能】

地域産品や旬の生鮮品をつくり手のストーリーと共に贈るカタログギフト「地元のギフト」を運営する地元カンパニー。2022年春、創業10周年を迎え、さらなる事業拡大を目指して採用を強化しています。

システム班では、一緒に社内の課題を解決してくれるエンジニア社員を大募集中です!
今回は、システム班の班長堀野さんに、エンジニアの仕事内容から会社の文化や雰囲気まで、たっぷりお話を聞きました。
そろそろリモート勤務の孤独感に耐えられなくなった方、長野県上田市に移住予定のエンジニアの方、自社サービスの多様な課題解決にそそられてしまう方、必見です。

システム班班長 堀野晃正さんプロフィール
ふらふらと遊軍のように社内を漂いながら、未来の変化に対応できる設計を考案するシステム班の責任者。大学では教育社会学を専攻。卒業後東京で9年間SEとして勤務した後、娘の小学校入学に合わせて長野県上田市に移住を決めた。
背後からしれーっと近づいて、「それってなんのためですかね?」と切込みを入れてくる。頭脳明晰だが物腰柔らかでボーッとした話し方をするので嫌な感じがしない。物事の整理整頓は得意だが部屋の整理整頓は苦手らしい。地元カンパニーの哲学を体現する曖昧なシステム作りを目指す、秋田出身34歳。一番好きな魚はハタハタ。

解決しようとしていることがいっぱいあるから、しばらく楽しめそうだなと思った

ー堀野さんが担当しているお仕事内容を教えてください。

自社プロダクトであるカタログギフトのシステム開発がメインです。
新しい機能を作ったり、既存の機能を便利にしたり、起きた問題に対応したり。カタログギフトのシステムと一言で言っても、商品ページや選ばれた商品の出荷を進めるページ、どんなギフトが買われたか管理するページ、と結構機能が多くて、やることはたくさんあります。
一番大きいのは、社内の人たちに向けての開発。今のシステムは10年くらい稼働している古いものなので、新しく作り直して置き換えることにも取り組んでます。
僕が最長で、入社して2年ちょっと。あとは入社1年程度のメンバーが3人いて、現在は4人のチームで動いています。

ーどんな経緯で地元カンパニーで働くようになったのでしょうか?

出身は秋田で、以前は東京のWEB広告の会社で働いていました。大学では教育社会学をやってたんですが、1社目でシステムエンジニアとして働いていたので、以来エンジニアとして働いています。娘が小学生に上がるタイミングで移住しようとなんとなく思っていて、妻の出身が岡山なので間をとって上田への移住を決めました。妻がTwitterで児玉さんを見つけて連絡をとって、上田に下見にきた時に家族で会いにいったのが最初のきっかけです。その時点では僕も入社の意思はなくて、児玉さんもエンジニアをとる気はなかったと思うんですけど、半年くらいしてからエンジニア採用するからどうですかって声をかけてもらって。

ー入社の決め手は何でしょうか。

地元カンパニーは技術系の会社ではありませんが、解決しようとしてることや課題が沢山あって、やれることが多そうだなって。
児玉さん面白いなとか、事業内容もいいなって気持ちが前提としてありましたが、やることがいっぱいあるからしばらく楽しめそうだなと思ったのが決め手です。
エンジニアの中には作りたいものがあって技術を覚える人もいるんですが、僕は作りたいものって特になくて。やりたいことや課題があって、それを解決することが多い。課題が少ないと困っちゃうんですよね。
はじめは自分の持ってる技術でできることが多かったんですが、最近は会社としてもシステムでやることが増えてきて、自分自身もレベルアップしないとついていけないなと、頑張んなきゃなと思ってます。

出社することで見聞きする多種多様な課題

ー地元カンパニーのエンジニア職の特徴はどんなところですか?

主にWEBアプリケーションの業務システムをつくってますが、物を動かしてるってことは結構特徴的ですね。IT系のサービスだとデータが行き来するだけで実際に物が動くことはあんまりないんですが、生鮮品やハガキを扱っていることで物理的な制約が生まれます。
普通のECサイトなら在庫を持っていて発送数の予測がつくことが多いと思うけど、果物や海産物などの生鮮品は発送できる時期が限られていたり、天候など色んな影響によって思ったように生産できないことがある。
希望のものが送れない場合代わりに別のものを選んでもらうから、それを効率的に進める方法を考えたりとか。イレギュラーなことが日々起きるので、いかに対応するかですね。

一般的にはWEBのシステムをつくっていて手書きの紙を扱うことってあんまりないんですが、うちは商品の申し込みをハガキでも受け付けています。手入力でデータ化していたハガキの申込内容を文字認識のシステムで読み取るOCRを最近導入したんですが、とある大口注文で冊子型のギフトをつくった時にハガキの切り取り線が微妙にずれて読み込めなくなってしまって。それをどう解決するか考えたのも面白かったですね。OCRの仕組み自体も一ヶ月くらいでつくってパッとやってみて、動き出してから改善してます。

技術で普通に解決できる仕事も面白いけど、物理的な問題に対処できるのもなかなか面白いですよ。想定してなかったことが起きるし、問題の幅が広いので考えることが多くて。課題が多い方が楽しめるなと思ってます。

ー今取り組み中の課題について教えてください。

生鮮品の場合、商品を申し込んでから届くまでに時間が空いてしまうので、届いた時には申し込んだことを忘れて送りつけ商法みたいに思われてしまうことがあります(笑)。SMSやメールを送っても迷惑メールに入ってしまったりあんまり見られないので、LINEで申し込んでもらって定期的に生育状況を送ったりするといいんじゃないかとか話してますね。
他には、カタログギフトをつくる際は商品カードの束に別で印刷した申し込みハガキを差し込んでいくんですが、この作業を正確に行うことがなかなか難しくて。申し込みハガキには一枚一枚違う申込コードが書かれているし、2商品や4商品選べるコースもあるから、この一冊にはこの4枚セットが入っているという管理をしたいんですよ。一冊キャンセルしたときにどの4コードを無効にしたらいいかわかるようにしたい。

システムのデータ上でこの4コードをひとまとめに捉えるのはすごく簡単なことなんですけど、人がこの組み合わせで正確に一冊の中に差し込めるように仕組み化するのが難しくて、まだ答えが見つかってないですね。
最近は郵便局の仕様変更でハガキが届くのが遅くなって郵便料金も上がったし、OCRをやっても人の確認作業は入ってくるので、自動音声対応の電話受付で回す仕組みについても考えています。

あとは、商品を選ぶ過程をもっと面白くしたいってのもありますね。
他の班の人が考えてくれてるんですけど、偶然商品に出会えるような仕組みをつくれたらいいなと思ってます。児玉さんがずっと言ってるのが、松茸を出品したいと。たまたまその日に採れたから、松茸を出品する。同じカタログギフトを受け取っても、その日に偶然画面を見なければ出会えないし、その時採れた一本しかないから誰かが注文したらパッと消える……。
検索で商品を探せるのは便利ですが、僕たちのプロダクトの良さって便利さや効率だけじゃないと思っています。

ー面白いですね。そういうアイデアや課題はどうやって出てくるのでしょうか?

業務の効率化とか課題はその辺に転がってます。相談されることもありますが、スタンスとしては自分で見つけようと思っています。うちはエンジニアも出社した方がいいと思う部分はそこですね。
出社して近くにいることで課題が勝手に見えたり聞こえたりする。動きが慌ただしくなれば見えるし、話してれば聞こえるし。その場にいるから相談しやすいだけじゃなくて、こっちから情報を取れたり勝手に入ってくるような状態ですね。

僕自身はあんまりアイデアは持ってないんですが、児玉さんや他の班の人たちが言ってることがそうやって自然と自分の中に溜まっています。
入社した頃は、業務中の人にべったりくっついてずっと観察してました。商品出荷してる人をじっと見てメモとって、たまに質問してってのを2〜3日やって。ここがやりにくそうだからこうしましょうかって少しずつ手をつけて。当初はエンジニアに相談する文化がなかったので、拾いに行くことは特に意識していました。今はだいぶ相談してもらえるようになりましたね。
僕たちの仕事は、「課題を解決することに責任がある」と捉えています。
システムを開発しても課題が解決していなければ責任を果たせていないし、極端な話、システムを開発せずに解決できるなら、それでも責任を果たせているなと思っています。

それぞれがどうなりたいか、何をしたいかを意識する

ー地元カンパニーで働くことで得られる経験や身に付くことはどんなことだと思いますか?

面白い課題に取り組んだ経験や物理的なものを考える経験ができる会社は少ないんじゃないかと思います。プログラムが書けて設計ができて、要件を考えて使う人と話して作って、というのはどこで働く時も一緒なので、きっちりできるようになるための経験ができる場所でありたいですね。
月一回の面談で「3年後や5年後にどうなっていたいか」を聞くんですけど、チームのみんなにはそれぞれがどうなりたいかを意識してもらっています。そこに向けて、今やりたいことや足りないことを一緒に考えて、一人ひとりのキャリアをつくっていくと。転職できるようになってほしいなと思ってます。他のところでも欲しがられて、転職しようと思えばできるんだけど居続けたい、みたいな状態を作りたいなって考えてますね。

同時に、僕らの開発プロセスってそこまでモダンにできていなくて、かなり改善の余地があると思ってます。世間でいいと言われてる開発の仕方で、取り入れてないものもいっぱいあるんですよ。これから整備していきたいと思っていますが、今は誰も経験がないし手もつけられなくて。必須条件では無いけど、もっといい開発方法を入れてくれたり、そこをリードしてくれる人も歓迎します。やったことがある人はいると思うし、そういう導入をやってみたいって人もいると思うんですよね。導入をしたという経験は転職しようとした時も確実に生きるので。

具体的にはテストの自動化とか、アジャイルの開発の進め方とか。色々やってはいるけど、やることや課題はまだまだある。地元カンパニー風にいうと、伸びしろが多くてですね(笑)。こう書くと全部揃ってないとダメだって人は入ってくれないと思うんですが、それが実際のところです。僕が入った時も知ってる技術ですぐにやれることがいっぱいあって、それはそれで面白かったんですよね。
あとは、小さい組織なのでやりたいことがあるとそのポジションを取りやすいんじゃないかなと思います。個人として何がしたいかと、この会社で何がしたいか。そこは会社としても求めるところかもしれないですね。

残業ゼロ、フル出社の職場環境。地元エナジーとは

ー職場環境についてはどのように感じていますか?

エンジニアの仕事で出社をよしとしていることは大きな特徴ですよね。僕は出社好きですし、今いるメンバーも出社が嫌なメンバーはいないから、いいんじゃないかな。児玉さんは「帰宅ができるのは出社してるからなんだ。帰宅はいいよね。」みたいなことを言います(笑)。
残業ゼロも珍しいんじゃないですかね。僕は仕事好きなんで残業あってもいいですし、むしろもっと働きたいと思う時もあります。チーム内で残業ゼロで良かったってメンバーはそんなにいない気がしますね……。今いい感じで書いてるのに定時だから帰る、みたいなのはちょっと新鮮な感じですよね。いまだに新鮮(笑)。

残業ゼロがいつまであるかもわからないですけど、「残業がゼロだけど戦える」ってことも、決められた時間の中で戦うという強みになるのかなと思います。定時で終えるということは、スケジュールの調整をするとか見積もりをうまくするとか、遅れた時に「頑張る」という方法以外で解決することを迫られるということ。残業ゼロって全然簡単じゃないし、楽じゃ無いんですよ(笑)。終わらなきゃいけないんで、あと一時間残って解決すればいいやって手段が使えない厳しさがある。知恵を働かせなければいけなくて、鍛えられるという点はいいのかな。

開発が遅れることもありますが、いい悪いは別として締め切りに追われることはあんまりないです。途中に差し込みの業務が入ったり、きちんと理由があればそりゃ遅れるよねって。見積もりの未熟さでもあるんですけど、どんなに正確に見積もっても遅れる時は遅れる。「遅れる」と言うと悪いことのような気がするから、言い方を変えたらどうだって児玉さんに言われてチームで考えたんですよ。計画とズレてるとかも悪い感じがするし、なんて言ったらいいんだ……と考えた結果、「計画が先走っている」という言葉を発明しました(笑)。現実に対して計画がただ先走っていたんだと。だから計画を見直す必要があると。

予祝っていう文化もあって、プロジェクトが始まる時に先んじて成功を祝ったりします。未来にトリップして、「リリースできましたね、おめでとう」みたいな。成功を祈ってじゃなくて、成功したとして祝うんですよ。このプロジェクトで苦労したところはどんなところだったかとか、どうやって解決したかとかを先にみんなで話すんです。今の新プロジェクトが始まる時は、居酒屋にいって予祝としての打ち上げもしました。
業務と別で何か活動をする「班活」っていうのもあって……長野県ってグループや部のことを班っていうんですよね。うちのチームは何かをつくるのがいいねってことで会社の食卓をDIYしました。駐車場の白線引きも依頼されたり。

緻密に考え抜いた駐車場の白線引き


移住してもゴリゴリ仕事したいなって思ってたから今の環境はとてもいいですね。結構本気でやらないと余裕はないですし、挑戦しがいがあります。スピード感もあるし、上場目指すぞって言ってたりもするので。

ー最後に、堀野さんにとっての「地元エナジー」とはなんでしょうか?

実家に帰った時に地元で嗅ぐ匂いとか昔見た景色とか、高校にいくとなんか思い出す感じとか。地元秋田のいぶりがっこの話をこっちで聞くとなんか嬉しいとか。そういうやつですかね。地元エナジーとは何かは永遠の課題な気がしますね……。
地元エナジーがいろんな人に溢れることを目指している会社だと思うので、それをシステムの仕組みでいかに広がりやすくするか、会社が目指していることをいかにサポートして実現させていくかが僕らの仕事です。ゆくゆくは商品選択ページの作り込みなどシステム自体でも地元エナジーを感じられるようにしたいですね!

ーなるほど。人文系出身エンジニアである堀野さんならではのお話、ありがとうございました!

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