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家づくりの基礎知識12 インテリアで居心地の良い空間に

家づくりにあたり知っておきたい「基礎知識」。
ポイントをわかりやすく体系立て、シリーズでお伝えしていきます。

家づくりの基礎知識12 インテリアで居心地の良い空間に

* インテリアで気を付けるポイント*

1. 空間の印象は家具や小物でも決まる

住宅のインテリアの選択肢はとても多く、カフェ風スタイルや、北欧風、シンプルな和モダンであったりとバラエティ豊か。
家の広さに合わせた家具選び、内装材を好みのカラーやテイストにすればトータルコーディネートが楽しめます。

壁紙や内装材ほど気負わずに、空間のアクセントとなる家具や小物も、インテリアとしての存在感は大きいです。

家を建てた後に考えるより、家づくりをしながらインテリアのイメージをつくって、どんな雰囲気のものをどこに置くか、大きさは・・と間取りに合わせて決めていくと、インテリアが統一しやすく、家具の大きさもぴったり合いやすくなります。

2. 面積が広く存在感のある壁や床にこだわる

のように部屋の中で広い面積を占める部分は、内装材によって雰囲気がガラっと変わります。

床材の色の明るさや濃さで、空間に広がりや、落ち着き、開放感が出るなどさまざまな効果が得られます。
また、色が持つそれぞれのメリット・デメリットも調べておきたいポイントです。

淡い色の床は部屋を明るくし、ほこりも目立ちにくいというメリットがありますが、髪の毛や濃い傷が目立ちやすいというデメリットがあります。反対に濃い色の床は、ほこりが目立ちやすくなりますが、部屋の雰囲気が落ち着くという特徴があります。

特に床は、天井や壁とのバランスをとるために最初に色を決めたいところなので、イメージするインテリアにあう色はどんなものか、おなじ色味でも素材によって雰囲気が変わるので色々な素材のものをカタログなどでたくさん見ると発見がありそうですね。

また壁の素材も、多様なデザイン・素材が選べる壁紙の他、自然素材で人気の珪藻土などの塗り壁と幅広い選択肢があります。同じ白でも冷たい白・温かみのある白と、素材での違いも楽しめそうです。

希望のインテリアとのバランス、内装材それぞれのメリット・デメリット、気になる内装材は何かを調べておきたいですね。

3. DIYで自分らしさを表現

家づくりをする中で、内装仕上げなどDIYで参加できることがあります。
施工会社に確認が必要ですが、自分たちも参加して一緒につくると楽しい思い出ができます。

プロのようにはいきませんが、自分でかたちにすることで、インテリアの満足度も高くなります。工事費の節約になる可能性があるほか、メンテナンスの練習にもなりますね。

将来DIYで手を入れるための準備をしておくのもよいかもしれません。
棚を作る際にビスを打ち込める壁材や下地の配慮があると安心ですね。

※参考図書『DIY+GREEN もっとおうちを好きになる』

※参考図書『リノベーション・ジャーナル vol.7』 リノベ客のトレンド最前線[脱カフェ風]ベーシック建材1000