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なかなか片付かないのはアクション数のせい⁈収納のストレスを減らすには

モノを片付けるときの動きって意識したことありますか?
クローゼットの扉を開いて、中の引き出しを開けて、またその中のカゴにモノをしまって、引き出しを閉めて、扉を閉じて・・・。

数えてみると、意外と動作が多いことに気がつきます。
これが毎日、毎回続くと改めて考えると、実は使いにくかった、面倒くさかった、ストレスだったと気づくところがあるかも。

片付けるまでの動作が多いと後回しになりやすい

家の中を歩くのは、家事をする、着替える、お風呂に入るなど、何かをするためですが、モノをしまう場所と実際に使う場所までが遠いと、片付けだけのために歩くのは面倒に思うようになったり、収納するまでの動作の数=アクション数が多ければ多いほど、片付けが面倒になり「あとで」「何かのついでに」と片付けを後回しにしてしまいがちです。

一つのモノを出すまでに、何回アクションがあるか確認して、あまりに手間がかかる収納があれば、引き出しをやめる、場所を変えてみるなどアクションを減らせる工夫をするといいかも。小さな積み重ねですが、使い勝手がよくなりストレスが減らせます。

使うモノは使う場所の近くに収納

取りに行く・片づけるのが面倒と思う距離に置いているモノがある場合も、収納場所の見直しが必要かもしれません。

住まいの間取り図に、収納場所と使う場所を書き込んで動線を見てみましょう。あまりに動線が長いと片付けを面倒と思う気持ちに拍車がかかります。使うたびに取りに行ってまた戻す。この繰り返しばかりだと後で片づけようと床やテーブルの上に出しっぱなしに・・・。

家づくり・リフォーム/リノベーションをするときに

動線のいい収納間取りは、家づくりをするときに計画できると使いやすい間取りができます。

収納場所と使う場所を近くにして動線を短くできているかどうか、新居の間取りの打合せで確認が大事。引っ越し時に決めておいた収納場所も、暮らしてみたら動線が悪かったという場合もあるかもしれません。片付けるまでのアクション数もここでしっかり確認しておきたいところです。

また、マンションで暮らしていた人が3階建ての戸建て住宅に引っ越したら、動線は今までの平行移動のほかに上下移動が加わります。「洗濯物を干すために1階の洗面室から洗濯物を持って階段を上る」という動作が増えることも間取りを決める際に考えたいポイントですね。

想像で「とりあえず収納」を計画するまえに、間取り図に実際に書き込む収納マップ®」で動線を可視化!

書籍「はれやか収納マップ®」より

家族みんながどう動いて、どこに片付けて、モノはどれくらいあって・・・と間取り図に書き込んでいくと、自分たちの暮らしにぴったりあった収納場所と収納量が見えてくるので、家づくりの打合せで設計士につくりたい間取りが具体的に伝わります。使いやすい収納間取りができれば、片付けのストレスが減ってスッキリした暮らしが叶いそうですね。

くわしくは…📖「はれやか収納マップ」