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不便を解消!シニア世代も暮らしやすい家へ|リノベーション・ジャーナルvol.9

年齢を重ねるごとに、今まであまり気にならなかった敷居の段差が危なく思えたり、階段の上り下りも辛くなってきたり、家の中に不便な箇所が出てきがちです。その不便の解消や介護の必要性から、住まいのバリアフリー化を検討する方も多いと思います。

『Renovation Journal vol.9』は、プロ向けの雑誌ですが、プロから見たシニアリフォームの改修ポイントなど、実際に紹介されている施工事例が具体的でわかりやすいため、リフォームを検討する時の参考になる1冊です。

本のタイトルにも入っている「リノベーション」は、既存の建物に対して新たな機能や価値を付け加える工事(主に大規模改修)を意味し、「リフォーム」は、老朽化した部分を修復、改装する意味合いがありますが、ここでは「シニアリフォーム」として、リノベーションも含めたシニア世代も暮らしやすい家への改修を紹介します。

シニアリフォームには、家の中の不便を取り除く=「バリアフリー改修」だけではなく、冬の脱衣所でのヒートショックや、真夏の熱中症など体への負担も配慮した、家の中の温度差を解消する=「断熱改修」もあります。(※下記記事を参照)

※参考記事【住まいと健康の深い関係】

さて、今回は『Renovation Journal vol.9』の誌面から、実際にリフォームを行った方の「リフォームの評価ポイント」をご紹介します。

〇住んでみて評価が高いところ
・温熱環境の改善(断熱+エアコンの評価が高い)
・オープンな間取りによる動線の改善
・段差解消によるバリアフリー化(敷居・建具レールのフラット化)
・収納増加と適所配置によって、物の露出が減って片付けやすくなった
・キッチンの使い勝手が改善された(シンク、収納、水栓など最新のシステムキッチンの評価が高い)
・造作棚の追加など

手すりをつける・段差をなくすなどの改修は、よく耳にするリフォームですが、収納増加や適所配置の改善でも暮らしが快適になるというのは、プロならではの目線ですね。

そして、各自治体には、バリアフリー化等のリフォームに助成金制度が設けられていることがあるので、お住いの自治体は適応可能か確認して、制度も上手に活用したいところです。

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