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【30代】10年間働いた会社を辞めてフリーランスになってやっと世界と両思いになれた話【女性の転職】

こんにちは、自問自答ファッション通信です。
今回は私が会社を辞めてフリーランスのスタイリストになった理由、ここ一年で起こった素晴らしい変化をお話しします🎉

きっかけは先輩の一言

20代後半から30代前半まで、会社員としてお客様向けのファッションスタイリストをしていた私には、常に課題がいっぱいでした。

スタイリストとしての仕事は面白かったものの、
・本当に喜ばれるサービスができているのか
・服選びのアプローチ方法は合っているのか
・お客様の人生が好転するファッション提案ができているのか

真剣に悩み、前向きに葛藤していました。

違う部署の先輩社員にチラリと悩みを相談したところ「別に君がそんなに悩むことないんじゃない?お客さまはちょっと可愛いピンクのブラウスとか選んでもらったら嬉しいじゃないの?」という返事が返ってきました。

私は驚きのあまり腰を抜かしてしまいました。

もちろん先輩は私の為を思って「あくまでも一例として」言ってくれたのは分かっていたのですが、私と先輩との「ファッションスタイリング」に対する熱意の温度差に驚いてしまったのです。

「ちょっと可愛い」「ピンクのブラウス」「とか」をどんな想いでお客さまが生きているかを知らずに「選ぶ」?

私はお客さまの服を選ぶときに、その方が「可愛い」を求めているのか「かっこいい」を求めているのか、ピンクが似合うのか似合わないのか、または似合っても着たいのか着たくないのか。ブラウスというアイテムを着るシチュエーションがあるのかないのか、サイズは?素材は?価格は?シーズンは?はたまたピンクのブラウスを勧められたことで「喜ぶ」のか「絶望する」のか?ピンクのブラウスを着たいというその気持ちは本物なのか、奥に想いが潜んでいるのではないのか?そんなことを永遠と考えながらお選びしているのです。

私の中でファッションとは「人生を大きく左右するもの」であり「生き方全てを表してしまう」くらいの事柄で、深く突き詰めるべき命題だと思っています。

会社員だった私の主な役目は「洋服を選び販売をすること、それがお客さまを喜ばすサービスであること、そして会社の業績を上げ、お客さま満足度を上げること」でした。当たり前ですが、売らないスタイリストは仕事ではない=求められていない。

しかし、私がスタイリストとして深く自問自答したときに最終的に目指してしまったのは「その方が自分でお洋服を選べるように選び方をお伝えすること」つまりは「考え方の自立」であり、売ることとは直結していませんでした。

仕事として「売らなければいけない」けれど「本当に伝えたいことは違うことである」というズレが生じた瞬間でした。

自分の志が高まるにつれて「ああ、これは会社員として取り組む問題ではないのだな」「自分がフリーランスとして一生をかけて突き詰めるべき課題なのだな」と感じ、独立を決意したのでした。

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ファッションスタイリストとしての独立

ファッションスタイリストとして一番初めに取り組んだことはオリジナルの「自問自答ファッション講座」を作ったことです。私が今までファッションについて考え抜いた方法を多くの人に伝えたいと思いました。

最初は一対一で一方的にこちらからお話しするスタイルでしたが、友人達からのアドバイスで「インタビュー形式」に変えていきました。

初めはおまけとしてお伝えしていた「お客さまのコンセプト」と「お客さまに似合う服装をまとめたレポート」が好評だったので強化していき、今の自問自答ファッション講座の形を作り上げました。楽しみながらも命懸けでやっています。

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ブログを書く日々

集客を考えたときに、自分の考えを分かってくれた方が来てくれたら嬉しいなと感じました。
私が作ったサービスは『コンセプトを決めて服選び&毎日の服装の制服化』世の中で誰も受けたことがない講座です。もしお客さまに「思っていたのと違った」「見当違いなサービスだった」と言われたら悲しくて、申し訳ないので需要と供給のミスマッチがないように気をつけていました。

年間100本くらいのペースでブログを書いたところ、たくさんの方にご覧いただきご依頼や心温かいコメントをいただくことができました。高校生の方、同世代の方、「自分には目が見えないけどパートナーに音読してもらいましたという方」も。また、ブログの記事をプリントアウトしてノートに貼って読んでくれているという方もいらっしゃって、驚きと嬉しさで胸がいっぱいになりました。読者の方のコメント、メッセージの一つ一つが私の宝物になりました。

私自身も「書く」とこで自分の考えを深く理解することができ、改めてインプットとアウトプットの重要性に気がつきました。

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初めてのお客さま

初めて友人以外のお客さまが来てくださったのは2019年3月の事。ご予約のメールをいただいた時、あまりに嬉しくて失神しそうでした。

ご予約日までの一ヶ月、毎秒毎秒嬉しさの波が押し寄せて、空気は美味しいし、目に写る全てのものは輝いて見えるし、人は優しいし、とにかく嬉しくて嬉しくて。

初めてのお客さまは優しくて素敵な方でこれまた楽しくてありがたくて。「フリーランススタイリスト」として初めての仕事をして、駅でお客さまを見送った後、空を仰いで膝から崩れ落ちでわんわんと号泣してしまいました。

おかーーーさーーーーーん!わたしに おきゃくさんが 来てくれたよーーーーー!遠くから、かわいい女の子が来てくれて、喜んでくれたんだよー!(心の声)

タイムスリップができたなら小さい頃の自分にも伝えたい。ファッションが大好きで装苑とcutieを胸に抱いて寝ている幼い私に教えてあげたいような、生涯で一番の喜びでした。

帰り道の新宿駅がそれはもう眩しくて眩しくて、生まれてからこのかた見たことがないほど空が高くて。それはもう幸福で幸福で。

やっと世界と両思いになれた気がしました。

今も新しいお客さまに会うたびに嬉しくて涙が溢れています。

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どんどん世界が広がっていった

それからたくさんのお客さまがファッション講座を受けてくれました。毎回その方の人生について考え方についてインタビューをしていくのは、まるで一本のヒューマン映画を見ているかのようです。

インタビューをしてその方の「制服」を選ぶのは、まさに私の「天職」でした。(自分で作った仕事なので当たり前なのですが笑)

お客さまとお話しすると、今まで私が何万人ものスタイリングをしてきたこと、今まで何千冊の本を読んできたこと、何万曲の音楽を聴き、演奏してきたこと、空想を膨らませて文章を書いてきたこと。

経験してきたこと、学んできたことすべてが、細かな粒子となって、その小さなエピソード同士が手をつなぎ合って「制服作り」に繋がります。それはまるで「スラムドッグミリオネア」のように「伊坂幸太郎さんの小説」のように伏線を回収していきます。

「自分が得意なことだけを抽出して作り上げたオンリーワンの仕事」なのです。「生きがい」が見つかったことで、私の方向性がはっきりしました。(企業さまが講演のご依頼をくださったり男性が来てくれたりしたのも、世界が広がりました。)

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やりたいことがたくさん出てきて、それはそれは心踊る出来事でした。

生きる意味

大袈裟な話ですが、34歳になって初めて「生きる意味」に向き合いました。

さらっというと、「人生は自分を幸せにしてあげるゲーム」なんだなと。そして人間界には、「他人を幸せにできたら自分が嬉しくて幸せだ」という確固たるルールがあります。関わる人が喜んだり救われたり前向きな気持ちになると、私自身が嬉しい。それが自分にしかできない事であれば尚更なのです。

「いつだっておかしいほど誰もが誰か愛し愛されて生きるのさ」とはまさにこのことで、愛し愛されずには人は生きられない。

わたしがなぜファッションを研究しているのかといえば、自分がとても得意で尚且つ人を喜ばせることができるのが「ファッション」だからです。それに気がついて極めることに専念できたのがとても良かったです。

会社員とフリーランスの違い

思えば会社員時代は、他人に自分の幸せを求めていました。いえいえ、求めてはいませんでしたが、大体うまくいかない時は認めてくれない「周り」にも原因があると薄ほんのり思っていました。(ほんとは全部自分の選択の積み重ねなんですけどね)

フリーランスになって心からよかったな〜と思ったのはどんな出来事も「全部自分が起因している」というのが明確だということです。自分のことってすっごく明確で、逆に考えると己が頑張れば誰にも邪魔されず道を極められるので、本当に最高でした。(おそらくフリーランスに向いているのです。)

開業届を出して、確定申告をして、今まで社会人として知らなければいけなかったのに会社に甘えていたことにチャレンジできたのも「ああ〜自立に向かって努力してるな〜」と進化を感じられた出来事でした。経理関連の事はfreeeのアプリにとても助けられました。

これからについて

2020年はコンテンツの深掘り&拡大化に努めていきたいと思っています。
複数人でのファッション講座やnoteの有料記事、動画コンテンツにもチャレンジしていきたいです。

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転職を考えている30代女性の方へ伝えたいこと

もし、転職でフリーランスになろうとしている方がいらっしゃったら伝えたいことがあります。それは「キャリアではない、私の人生なのだ。」ということです。

会社を辞めるときにたくさんの方々に言われたのは「独身女性30代で会社を辞めて、これからのキャリアは怖くないの?」ということでした。(みんなそれぞれ不安を抱えて生きているんですよね…)

そのときにスティーブ・ジョブズの名言が私の背中を押してくれました。「キャリアではない、私の人生なのだ。」これは「何を稼ぎとしたのではなく、何を創造し、人々の生活をどんな風にどれだけ豊かにできたのか」という意味だと私は解釈しました。この言葉をいつも心に置いて人生を歩んでいこうと決めています。

「フリーランスになりたい」と思うということは、自分でしかなし得ないことがあるかもしれないという、小さな希望の光を、瞳の端に捉えられたからだと思います。その光を大きくできるのは自分だけなのです。一度しかない人生です。怖がることはありません。やってみましょう。

自分の決めた道に賛同した人が現れたとき、この世の物とは思えない感動と幸福が待っています。

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