大切な人の大切な人が空へ旅立った日
私の大切な人をこの世界に生み出し、大切に育ててくれた、大切な人の「1番大切な人」が旅立ちました。
別れは突然、やってくるのだと改めて身を沁みて感じました。
こうゆう時にかけてあげられる言葉は何が1番適切なのだろうかと数日悩んだ程です。
それでも「大丈夫?」という言葉だけは軽はずみに発言しないよう、普段よりも意識しながら会話をしました。
-*-
「もっとあの時、ああしていれば良かった。」
「もっとあの時、こう伝えておけば良かった。」
、、と後悔してもすでに遅いのだ。
大切な人と会って楽しく食事を終えた時間も。
たわいのない会話も。
「またね」という一言も。
全てが大切な人と交わす最期の言葉や時間、想い出になってしまうかもしれない。
こうゆうのって実際に失ってから気付くことが大抵だと思う。
だからこそ、本当に失ってしまった事実をうまく受け止めるのにも長い時間が必要になってくる。
大切な人の側にいてあげる事が少しでも支えになるのならば、幸いだが。
それ以上に大切な人の気持ちを理解してあげられる程、私はまだまだ肝も据わっていない。
あたりまえのように生きていた家族や友人、恋人を失った時の悲しみを軽減させるのは、長い間一緒に過ごしてきた時間以上に時間がかかるものだと思う。
いま、私に何が出来るのか。
改めて考えたいと思う。
人はいつかは死ぬ。
今まで幼馴染や会社の同期と、身近な人の死を目の前で経験してきた。
皆いつかは死ぬ。少しだけその時期が早まっただけだと思うようにしている。
しかし、何度経験してもやっぱり事実を認めたくないと思ってしまう。
悲壮感をゼロにするのは難しいけれど、まずは100を99にしてあげる事から始めていきたいと思う。
大切な人へまだ伝えきれていない想いがある人は、きちんと言葉にして伝えて欲しい。
死んでしまった人は来世に行くが、残された方はその悲しみを背負いながら、残りの人生を生きていかなければいけないのだから。
少しでも「あの時、伝えておけば良かった。」という後悔を減らして生きていける方が、まだ残りの人生を頑張って生きようと思える力に変わるだろう。
まさに「後悔先に立たず」である。
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