心理学を勉強した話②

第二弾です!!!
保育だけでなく、人間関係や人材育成などにも使えそうな心理学用語を紹介したいと思います。
もちろん専門家ではないので悪しからず。。。

アイメッセージ・ユーメッセージ

これは組織論とかリーダー論とかのコラムで見かけた言葉で「なるほど!」とすごく感心したので勉強しました。

A「片付けて」
B「片付けてくれると嬉しい」

みなさんはAとBどっちの言われ方のほうが「片付けよう」という気持ちになりますか??
おそらくほとんどの人がBを選ぶと思います。

AとBに主語を補うと
A「(あなたが)片付けて」
B「片付けてくれると(私は)嬉しい」
となります。

Aは主語があなたユーメッセージ
Bは主語がアイメッセージ
なのです。

A(ユーメッセージ)の場合は「言われたからやろう」「やりたくないけど仕方なくやろう」という消極的気持ちになります。この時は行動するのに自己決定ができていません。

B(アイメッセージ)の場合は「喜ばせたいからやろう」「褒められたいからやろう」と積極的な気持ちになって行動に移せます。その行動は自己決定に基づいています。

そうなんです。自己決定というのが重要なんです。

外発的動機づけ・内発的動機づけ

上の例でいうと、Aは外発的動機づけ、Bは内発的動機づけにあたります。(厳密にいうとBも外発的動機づけよりではあるんだけど、、、)

外発的動機づけの場合は
「怒られるからやろう」
「やりたくないけど、言われたからやろう」
と自己決定の度合いが低いです。

対して、内発的動機づけの場合は
「褒められたいからやろう」
「自分がやりたいからやろう」
と自己決定の度合いが高くなります。

自己決定の度合いが高くなると「もっとやりたい」という気持ちになって、自信もついていきます。
先程の片付けの例で言えば
最初は「やりたくないけどやろう」だったのが、
「褒められると嬉しいからやろう」になり、
「片付いていると気持ちいいからやろう」と変化していきます(上手くいけば)。
最後のやつはもう誰かに言われて片付けるとか誰かに褒められるから片付けるではなく、自分の意思で片付けるようになっています。

何が言いたいかというと、
「この子って〇〇してくれないな」って時に
「〇〇して!」
「〇〇しないとダメでしょ!」
とついつい言ってしまいがちなのですが、これは逆効果で、子どものやりたいという気持ちをなくさせてしまうんですね〜。
だから、アイメッセージに変えて
「〇〇できる人ってかっこいいよね!」
「〇〇してくれると助かるな」
と伝えて子どものやる気を引き出せるようにしましょう!

余談ですが、私はよく片付けの時間に
「お片付けかっこいい人抱っこしちゃお〜!」って言ってました。本当にこれだけ。片付けてとは一言も言わない。
でも不思議。みんな片付けるんだよね〜。まあ、抱っこに興味がない子は片付けないけど(笑)それはそれでいいし!
これで重要なのはちゃんと抱っこすることね。そうしないと、次同じこと言っても片付けてくれないから。
で、繰り返してるうちに私が「抱っこしちゃお〜」とか言わなくても片付けの時間になると黙々と片付けてくれるようになる。ちなみに担当の子は片付けながら「〇〇くんだっこだもんね〜」って言ってた(笑)


おまけ

めっちゃ子どもとの話がメインになったけど、職場の人間関係でも同じで、
「〇〇さん、〜しといてね!」
って言われるとやる気が起きないけど、
「〇〇さんが〜してくれると助かる」
「〜してみてもいい思う」
とアイメッセージで伝えられるとちょっとはやる気が出るよ。

苦手な上司ほど、あれやっといて!これやっといて!と言いがち。子どもに対してもね。。。笑


まとめ

同じ内容でも伝え方次第で相手の受け取り方が変わるよ。自己決定ができるって大事だよ。子どもや部下の意欲を引き出す伝え方を工夫してみてくださいね!!



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