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【日記】うつ病を再発した公務員の日常

2021年9月5日。僕はうつ病が再発したことを記事にしました。

それから一ヶ月と少し、治らぬうつ病と共に日々を送っています。

この記事は、うつ病と共に過ごした日々の状況を書き残します。自分の状況を俯瞰してみることで、今後の健康管理に役立てるためです。
同じくうつ病に苦しむ皆さま、そして、身近にうつ病の方がいる皆さまの参考にもなれば幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

日本の公務員は病んでいる!

メンタル疾患で1ヶ月以上仕事を休んだ自治体職員数のデータがあります。
(一般社団法人地方公務員安全衛生推進協会調べ)
2019年度には、10万人あたり1,643人だそうです。10年前と比べて1.43倍増えており、過去最多の数字です。

また、総務省は現在、「全地方自治体」を対象に、職員にメンタルヘルスに関する初の大規模調査に乗り出しています。

「日本の公務員は病んでいる」
これはまぎれもない、客観的事実なのです。

全国の公務員の皆さま。
「メンタル疾患」は人ごとではありません。公務員として働いている以上、いつ、誰が発症してもおかしくはないのです。

一人でも多くの皆さまが、健康で元気に働き続けられることを、僕は願います。

うつ病になった公務員の日常

僕のうつ症状には波があります。
ここには、症状が一番酷いときのことを書き残します。

①朝目覚めるのが○ぬほど辛い
朝は「この世の終わり」のように感じます。
「体を起こす」という行為が、とてつもなく高いハードルを超えなければならないほど辛いです。

②出勤するのが○ぬほど辛い
体を起こせたとしても、「出勤」という更に高いハードルが待っています。
出勤時間へ向けて進む時計の針は、まるで「○へのカウントダウン」です。
限られた時間の中、うつ病により低下した判断力で、出勤するかどうかを限界まで悩み続けます。
僕は身支度を済ませ、仕事着に着替えてあとは家を出るだけの状態で、泣きながら上司に休みの連絡を入れたこともあります。

③他人と関わるのが憂鬱になる
「コミュニケーション命」の地方公務員としては、致命的な状態です。
できれば一日中、請求書を処理するなど、人と関わらない業務をしていたいです。ですが、出勤した以上はそういうわけにはいきません。無理してでも笑顔を作り、人と接していかなければなりません。
※直属の上司には、自分の症状を明かしておくことを強くオススメします

④年休がゴリゴリ削られていく
出勤のハードルを超えられず、年休を取る日が増えます。また、通院のために年休を取る日も増えます。
僕はもうすぐ2021年の年休がゼロになります。
年休は1年間で20日与えられます。それに前年の余った年休20日を加えて40日間装備するのが通常です。
ですが来年の僕は、通常の半分の年休で何とかやりくりせねばなりません。さらに再来年への繰り越しのことも考えると…一度失った年休を回復するのって大変だということを痛感しました。

⑤出口のないトンネルにいるような不安
「自分は二度と、元の健康な状態に戻れないのではないだろうか。」
うつが酷い時は、そんな不安に一日中付きまとわれます。
この不安の辛さは、言葉で表すことが難しいほど、とにかく苦しいです。

身近にメンタル疾患の患者さんがいる方へ

あなたの身近に、メンタル疾患の方がおられますか?
もしおられるなら、「病気であること」を理解してほしいです。

メンタル疾患の患者にとって一番つらいのは、家族や職場の人に、病気であることを理解してもらえないことです。
「もっと前向きに考えようよ!」
「みんな辛いと思いながら働いているんだよ!」
そんな正論は、患者の症状を悪化させてしまう言葉です。正常な考え方ができないから「病気」なのです。

幸運なことに、僕の職場は病気のことを理解してくれています。
なので、僕も何とか病気と付き合いながら働いていきたい!と考えています。

ぜひあなたが、患者さんのよき理解者となってください。

今回の記事は以上です。苦しい日々が続いていますけど、これからも公務員という仕事を通じて、自分の幸福実現をめざすことには変わりありません。
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