ひとは何を価値とするのか
【毎週火曜更新・時間堂、年商1億プロジェクト06】時間堂P大森晴香です。ごきげんよう。10/24土のおやつの時間堂 ヒザイミズキ企画 『十色庵でリーディング☆ナイト vol.1』の稽古を見ながら書こうと思ったのだけど、ぜんぜん書けなかった。出演者が豪華でそわそわしちゃってね(嬉)
さてさて。前回に続いて協賛・ファンドレイジングの話です。
協賛を募るときにポイントになるのは2つで、プロジェクトとリターンの魅力だと思います。
前回の記事でこう仮定した私ですが、みっつめあったよーというのが今回のお話です。そしてこの3つめが最強・最重要なことを、お客さまから教えてもらったよ、という美談。
前回、リターンアイデアを募集したら、こーんな素敵なアイデアをいただきましたよ。一部抜粋です。
・パンフレットに出演者風写真入り支援者枠の掲載
・出演者のサインまたはメッセージ付きチェキ
・初めの一杯無料永久会員
・ゲネプロ、初日ご招待
・演出家脚本家の作品解説
・バックステージツアーご招待
・十色庵の壁面に名札が飾られる
・支援者限定Tシャツ
・お誕生日カード、動画、DVD
・サイン入りTシャツ
・企業や店舗のロゴをTシャツに入れる
そもそも「応援したい劇団・俳優からのリターン」として考えてくださってるので、金銭的なものさしでは測れないものが多いですね。演劇そのものか、演劇やってる私たちならではか、私たちの手が加わっているか。ふむふむ。
と、いうことは。ですよ。
大事なのは、リターンに付加価値を与えられる我々であるかってことです。サイン入りのパンフレットや、メンバーからのお誕生日動画を「嬉しい!」と思ってくれるお客さまがいるような、魅力的な我々であるか。応援したくなる我々であるか。
お気づきですね?みっつめのカギは「発信元の魅力」です。至極当然なんだけども、意外と忘れていませんか?
プロジェクトは特別な活動ではなくて、おもしろい演劇をつくること。
リターンも高価なものとかではなくて、おもしろい演劇を届けること。
ここに価値を感じて出資してくださるかたが出現するような劇団になるためには、クリエーターはクリエーターとしてのベストを尽くすことが大事。そしてそれができるような環境をつくるのが私の仕事。全部、お客さんに教えてもらったよ。ありがとうございます。
あと、もうひとつ忘れがちなのが、応援するための仕組みがある、ということ。協賛やクラウドファンディングの仕組みを持つのはこれにあたりますね。あるいは、なにが応援につながるのかがわかる、ということ。たとえばフェアトレードの商品がちょっとお高くても「これを作ってる国の人たちの自立につながる」ってわかればそっちを選んだりするように。
というわけで、長々といろいろと書いてきましたが、重たい腰をよっこいしょして、協賛とファンドレイジングの準備にとりかかりまーす。次回には新しい情報をだせるといいな。だしたいな。だそう。
おまけ。〔まちがいさがし〕画像はおやつの時間堂のチラシ、ちょっと間違っちゃったのはご愛嬌。どこかわかるかな?
私は両日ともカフェにおります。ファンドレイジングのプリミティブな形である投げ銭も受け付けております。ちょっと難しく言ってみた。言ってみたかっただけ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?