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2022夢日記  新しい健康法  ji-jyo 1月13日

昨日の夢は絶対に騙されてるような気になってしまうような展開だった。

始まりは駅前にある公園で友人二人と自分の3人で休憩しているところからだった。

『なあこれ知ってる?』

『ああー! それ! テレビショッピングで今話題になってるやつだろ? 知ってるよ。だって俺も注文しちゃったもん。』

二人でだいぶ盛り上がっているが、友人が手にしているただの透明なチューブにしか見えない商品を僕は知らなかった。

『何それ? ただのチューブじゃん。それ何かすごいの?』

『バカだなー! お前これ知らないのかよ。もう最近の話題筆頭のグッズだぞ。』

『そうなの? 最近テレビあんまり観ないからなー。で、それはどうやって使うの?』

『このチューブはな、ただの透明チューブに見えて実は特殊加工されてて除菌作用がピカイチなチューブなわけよ。これで自分の血を目で見て応援するわけ。』

『は? 何言ってるの? 血を応援?』

『まあ今やってやるから見てろ。これさえあればもうどんな風邪だってかからないし健康が約束されるようなもんなんだから。』

何言ってるのかさっぱりわからない。何の変哲もないただの1メートルくらいのチューブじゃないか。それでどうやって血を見るって言うんだ。

すると友人はあろうことかその透明なチューブを自分の腕の血管に目掛けて突き刺した。

『おいおい! お前はバカか!? いきなり何やってるんだよ。ていうか何でそのチューブが簡単に腕に刺さるんだよ。』

『バカなのはお前だ。いいか? チューブの先端は特殊加工されてて鋭く鋭利な構造だ。そのおかげでピンポイントで血管を狙えるわけだ。』

『おい! そんなことより血! 血! 血がどんどんチューブに流れて来てるぞ! やっぱお前バカだろ! 一人献血でもやってんのかよ! どうすんだよ、もう反対から流れ落ちて来ちゃうぞ!』

『ふっふっふ。まあそう慌てるな。こうして反対側も距離をあけて血管に刺す。これでバイパスが出来ることにより血が失われることはない。晴れて自分の血をゆっくり見つめながら応援が出来ると言う訳よ。』

バカだこいつ。完全に騙されてる。そんなわけないだろ。本当に巷でこれが今の流行りなのか?

『いいなー。俺のは品薄みたいでまだ届いてないんだよな。俺も早くやってみてーよ。』

ここにもバカがまた一人か。絶対みんな騙されてるだろ。

『いつも感謝してるぜ。頑張れ俺の血!!』

『どうよ? 応援した効果は実感するか?』

『ああ! 何だかさっきよりポカポカしてきたぜ! 俺の血が喜んでやがる!』

何を言ってるんだ。だいたい最後どうすんのよ。そんな2か所も腕にチューブぶっ刺してさ、それ抜いた後はどうすんのよ。絶対おかしいだろ。

『お前の分も頼んどいてやろうか?』

そんないらぬお世話をやかれそうになったところで今日は目が覚めた。

絶対ダメな健康法だよ。そんなこと思う朝だった。

さて、明日も夢日記を書いていこう。

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