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2021夢日記  仮装途中で焼肉店  ji-jyo 11月17日


僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは月別にマガジンを作成してあります。

昨日の夢はいつにも増して変な展開だった。

始まりは自宅の部屋で緑色のペンキの缶を開けているところからだった。

部屋の真ん中に大きな姿鏡を置きその下には何枚かの新聞紙。手には工作に使うようなハケを片手に自分の顔をまじまじと鏡に映す。

よし。そう心を決めると僕は何故か緑色のペンキを顔に塗りだ始めた。
どうやら仮装をしているみたいだ。でも何でよりにもよって緑の顏を作っているんだ。しかもペンキで。これ後でちゃんと落とせるのだろうか。

順調? と言っていいのかわからないがとにかくハケで大雑把に顔全体を緑に染め上げると、次は細めの筆に持ち替えて丁寧に耳の中まで染めていく。ほぼほぼ完ぺきに顔を染め終えたとき部屋の扉が突然開いた。

『おーい。晩飯食ったか? まだなら焼肉行くけどお前も来るか?』

どうやら夢の中の父親のようだ。

『えっ!? 焼肉? 行きたいけど…。それならもっと早く言ってよ。もう仮装の準備で顔染めっちゃったじゃん。』

『別にいいだろ。そのまま行けば。何の問題もない。』

えっ!? このまるでピッコロ大魔王みたいな状態で外に出ろと? しかも焼肉を食べに行くと言うのか? この顔で…。

『じゃあ先に言ってるからお前も急いで来いよ。』

置いていかれそうになりながらも焼肉は捨てがたいと急いで父親の後を追う。

結局。顔中に緑色のペンキを塗りたくったままに焼肉店まで来てしまった。周りの視線が怖い。どう考えても今日はハロウィンでもないのにこんな仮装をしているのは僕くらいなものだ。そもそも何が目的で仮装しようと思っていたのか全くわからない。しかもどうせなら意味不明に顔を緑に染めるんじゃなくて、もっとこう、何かの見栄えのいいキャラクターとかの仮装をしようと思ってくれていれば、少しは恥ずかしい気持ちも和らいだような気が…。

ともあれ焼肉店はやっぱりいい匂いだな。もういい。せっかく来たのだから久しぶりの焼肉を存分に楽しんでやる。

開き直って注文した肉が運ばれるのを心待ちにしていると最初に運ばれてきたのは至って普通の牛タンだった。

そうだ。そうだ。やっぱり最初は牛タンだよねと箸を片手にお皿を覗き込むと少し様子がおかしい。そう言えばテーブルにガスコンロも七輪も、肉を焼くための道具が何もない。

箸で牛タンを掴んでみる。何だこれ!? かっちかっちに凍っているじゃないか!

『と。父さん? これ肉凍ってるよ? それに焼くところもないけど。』

『何言ってるんだ。当たり前だろ。このテーブルは凍ってる肉専用のテーブルなんだから。やっぱり肉はかっちかっちに凍ってるに限るだろ。』

そんな意味の分からないやるせないセリフを聞いたところで今日は目が覚めた。

飛んだ一日というような展開だった。ダメだよ。お肉はやっぱり焼いて食べたいよ。

さて、明日も夢日記を書いていこう。


【2021 10月夢日記 ~ji-jyo~】


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