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ジハード(ヒロ)
2020年6月12日 21:23
プロローグ 皆さんは奇跡を信じていますか? 奇跡にも様々な形があると思います。 自らの力で起こす奇跡。 偶然が重なり合い起きた奇跡。 起こるべくして起きた奇跡。 そして、誰かが誰かの為に起こした奇跡。 誰かの為に、 このお話しはそんな純粋な気持ちが起こした奇跡です。第一章 はじまりの朝 日差しが眩しく、清々しい朝の光に包まれている。沢山の人が行き
2020年5月3日 10:22
前回のお話しはこちら。(葉子さん、すいません。もう…、限界の様です……。)「そう、分かったわ…。」「え?どうしたの?」「ごめんなさい、もう行かなくちゃ行けないの。」「そんな…!もっと一緒にいたい!話もしたい…!」「残念だけど時間なのよ…。ごめんなさい…。」「今度はいつ会えますか?」「…もう会えないわ。」「どうして…?!」「お願い…分かって。」「分からない
2020年5月31日 13:50
前回のお話しはこちら。 葉子の病室。 7月17日 死神ソードが姿を現さなくなり、1週間が経っていた。桜庭葉子の死は、刻一刻と迫っていた。 病室で1人外を見ている桜庭葉子は時々咳込んでいる。 コン、コン、コン。 ノックの音が病室に響く。「はい…。コホ、コホ。」 入って来たのは、看護師の山岸名津美であった。「葉子さん、まだ元気無いのね。今日はいいニュー