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ジハード(ヒロ)
2020年6月12日 21:23
プロローグ 皆さんは奇跡を信じていますか? 奇跡にも様々な形があると思います。 自らの力で起こす奇跡。 偶然が重なり合い起きた奇跡。 起こるべくして起きた奇跡。 そして、誰かが誰かの為に起こした奇跡。 誰かの為に、 このお話しはそんな純粋な気持ちが起こした奇跡です。第一章 はじまりの朝 日差しが眩しく、清々しい朝の光に包まれている。沢山の人が行き
2020年5月31日 13:50
前回のお話しはこちら。 葉子の病室。 7月17日 死神ソードが姿を現さなくなり、1週間が経っていた。桜庭葉子の死は、刻一刻と迫っていた。 病室で1人外を見ている桜庭葉子は時々咳込んでいる。 コン、コン、コン。 ノックの音が病室に響く。「はい…。コホ、コホ。」 入って来たのは、看護師の山岸名津美であった。「葉子さん、まだ元気無いのね。今日はいいニュー
2020年6月1日 21:17
前回のお話しはこちら。 抱きしめ合う2人を見つめる1人の男が傍らにいた。死神スレイブである。2人には姿が見えていない様だ。「谷山正彦が生きていた…。桜庭葉子が死ななかった…。未来は変わってしまった…。これは奇跡だろうか?」 そう言うとスレイブは姿を消した。 そう、これは死神ソードが起こした奇跡なのです。そしてソードが消える瞬間見えた前世の姿は、谷山正彦だった。ソードは谷山正彦