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7/8 ニュースなスペイン語 250 casos de incidencia:250名の感染

スペイン語でこのような表現をするとき、「10万人あたりの(por cada cien mil habitantes)」が暗黙の了解が原則だ。

スペインでは10万人あたりの新規感染者が250名を超え、再び超危険水域(riesgo extremo)に突入した。20〜29歳までの層(franja)では814名で、昨日から97名増えた。一方、12〜19歳までの層でも729名で、前日比で77名増加した。若年層を中心に、スペイン全土での、感染が増えている。

昨日の記事で、カタルーニャ州では第5波(quinta ola)が到来したと書いたが、恐らく、スペイン全土で、第5波へ突入するのも、時間の問題かもしれない。

時、折しも、日本では4回目の緊急事態宣言の発令の方向が固まったと報じられたまさにその日、大海の向こうでも同じような状況になるとは。コロナ侮ることなかれ。

しかし、スペインでは、相変わらず集中治療室(UCI)の占有率は低い。直近では6.5%となっており、前日比で0.2%低い。やはり、ワクチンのおかげか。

いくつかの自治州からは、夜間外出禁止令(toque de queda)を発令するよう政府に要請が出ているようだが、政府は今のところ、その可能性を否定している(por ahora, descarta)。

ちなみに、スペイン国営放送(RTVE)のニュースには「Tokio 2020」というコーナーがあり、オリンピック関連のことが書かれている。

そこには、日本政府が4回目のなる緊急事態宣言(estado de alarma)を発令することを決めたこと、そして、宣言は「8月22日まで延長の予定。一方、オリンピックは7月22日から8月8日まで続く(se prolongará hasta 
el 22 de agosto, mientras que las competiciones se desarrollarán del 23 de julio al 8 de agosto)」と書いてある。

スペインのオリンピック選手団には悩ましい決断が迫られる。

写真はワクチン接種の準備を進める看護師。