Jidequín

スペイン語では「ji」は「ヒ」,「qui」は「キ」と発音します。かのユーチューバーにあ…

Jidequín

スペイン語では「ji」は「ヒ」,「qui」は「キ」と発音します。かのユーチューバーにあやかって命名。男子の洗礼名ホアキン(Joaquín)にも似てるし…。日々のニュースを忘れないうちにメモ。備忘録です。今話題のスペイン語もメモします。

マガジン

  • ニュースなスペイン語 2021年2月号

    スペインで報じられているけど、日本ではあまり報じられていないニュースを取り上げます。すでに公開した記事に加筆したり、修正したりしてます。特別記事「ニュースでないスペイン語」も連載中。

最近の記事

5/14 ニュースなスペイン語 Elecciones catalanas(2):カタルーニャ州議会選挙(2)

昨日の続報。 日曜日に投票が行われた州議会選挙で、サルバドル・イジャ(Salvador Illa)が率いるカタルーニャ社会労働党(PSC)が42議席(得票率は28%)を獲得し、今回、出馬した面々を抑え、とりあえず、選挙には勝利(victoria)した。 まぁ、これは昨日の戦況から予想できたこと。 後は、イジャが新しい時代を開くために(abrir un tiempo nuevo)、カタルーニャ州議会のトップ、すなわち州知事(presidente)になるためにどのような闘い

    • 5/13 ニュースなスペイン語 Elecciones catalanas:カタルーニャ州議会選挙

      昨日扱った「Argotismo verde(グリーンアルゴリズム)」の続編を予定していたが、昨日投票が行われたカタルーニャ州議会選挙の開票速報が出ているので、今回はこちらを紹介しておこう。 テレビも選挙特番を組んでいる。 まずは以下のグラフを見てみよう。 開票率(escurtado)が83.1%なので、まだ、戦況は分からないが、現在のところ、カタルーニャ州の独立を支持しない反対派(no independentistas)が73議席で、独立賛成派(independenti

      • 5/12 ニュースなスペイン語 Algoritmo verde(1):グリーンアルゴリズム(1)

        やや消化不良な感はあるが、多分、これからいろんなところで見聞きするだろう考えだろうから、紹介しておこう。 アルゴリズムとは何か特定の課題を解決するための解法のことで、今回、問題となっているのが、いわゆる、人工知能(IA)を創り上げてゆく際のプロセスである。 どんなに優れた人工知能とて開発するのは人間で、この知能をいろいろなケースで活用せるためには、様々な計算式(código)やブログラミングなどの改良が必要になってくる。 これはいわば、人工知能を鍛え上げてゆくプロセスで

        • 5/11 ニュースなスペイン語 Cervantes:セルバンテス

          セルバンテスは、正しくは、ミゲル・デ・セルバンテス・サアベドラ(Miguel de Cervantes Saavedra)という名で、取りあえず、『ドン・キホーテ(Don Quijote)』の作者とだけしておこう。 セルバンテスは1547年に生を受け、1616年に亡くなった人物なので、その意味では、まったく、「ニュースなスペイン語」というわけではないのだが、実は、このキホーテの作者にまつわるある定説が、この度、覆ったという。 むむむ、これは小欄で取り上げる価値がありそうな

        5/14 ニュースなスペイン語 Elecciones catalanas(2):カタルーニャ州議会選挙(2)

        • 5/13 ニュースなスペイン語 Elecciones catalanas:カタルーニャ州議会選挙

        • 5/12 ニュースなスペイン語 Algoritmo verde(1):グリーンアルゴリズム(1)

        • 5/11 ニュースなスペイン語 Cervantes:セルバンテス

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        • ニュースなスペイン語 2021年2月号
          29本
          ¥500

        記事

          5/10 ニュースなスペイン語 Aitana López:アイタナ・ロペス

          アイタナ(写真)は「ニュースな…」と銘打つ割には、すでに、出遅れた感もあるのだが、ずっと気になっていた「人物」なので、遅まきながら紹介しておこう。 わざわざ、「人物」にカッコを付けたことからも察しは付くかもしれないが、アイタナは、いわゆる、普通の人間ではない。 彼女は人工知能(IA)が作り出したヴァーチャルな存在。 職業はモデル(la modelo)で月に1万2000ユーロ(約200万円)稼ぐというのだから、もう、すでに小生の古~〜い理解力をはるかに超えた存在。 彼女

          5/10 ニュースなスペイン語 Aitana López:アイタナ・ロペス

          5/9 ニュースなスペイン語 ingredientes:調味料

          国家食品安全局(Agencia Española de Seguridad Alimentaria y Nutrición)は、コルビー社が製造・販売した瓶入りピクルス類(encirtidos en bote)に、食用に適さない調味料が発見された(hallazgo de ingredientes no aptos para el consumo)と発表し、同社の製品を購入した国民に対して消費しないよう警告した(ha recomendado a quien los tenga

          5/9 ニュースなスペイン語 ingredientes:調味料

          5/8 ニュースなスペイン語 Premio Nacional de Tauromaquia(2):闘牛国民栄誉賞(2)

          ヒツジの世話するのにオオカミをあてがうようなもの(poner a un lobo a cuidar las ovejas)――。 上手いこと言うなぁ… これはカスティージャ・ラ・マンチャ州知事エミリアノ・ガルシア・パへ(Emiliano García-Page(写真右))の発言。 発言の中の「ヒツジ」は闘牛(の関係者)、「オオカミ」は闘牛を手を変え品を変え制限しようとする勢力のことを指す。 具体的には、先日、闘牛国民栄誉賞(Premio Nacional de Tau

          5/8 ニュースなスペイン語 Premio Nacional de Tauromaquia(2):闘牛国民栄誉賞(2)

          5/7 ニュースなスペイン語 Incendio forestal:森林火災

          スペインでは6月くらいから本格的な(!?)山火事シーズンが始まる。 今年に入って、すでに、1万4000ヘクタール以上が焼失したという(En España ya se han quemado más de 14.000 hectáreas)。 1万4000ヘクタールというのは、あの、分かるようで、イマイチ小生には実感のわかない例えで言うならば、東京ドーム2994個分だそうな(ちなみに東京ディズニーランド換算だと、274個分……)。 まぁ、実感は中々わかなくてもとてつもない

          5/7 ニュースなスペイン語 Incendio forestal:森林火災

          5/6 ニュースなカタルーニャ語 Diada per la llengua :カタルーニャ語の日

          カタルーニャ語とマヨルカ(島)に対する愛は、彼らの憎しみより、はるかに強いから(Perquè el nostre amor a la llengua i a Mallorca és infinitament més fort que el seu odi!) これはバレアレス諸島州文化事業団(Obra Cultural Balear)が今年3月に打ち出したスローガン(lema)で、5月5日を「カタルーニャ語の日」と位置づけ、カタルーニャ語の保護キャンペーンデモ(en def

          5/6 ニュースなカタルーニャ語 Diada per la llengua :カタルーニャ語の日

          5/5 ニュースなスペイン語 Premio Nacional de Tauromaquia:闘牛国民栄誉賞

          文化省(Ministerio de Cultura)は闘牛関係者に送られる栄誉賞を廃止する(suprime)と発表した。 文化大臣(ministro de Cultura)のエルネスト・ウルタスン(Ernest Urtasun)は廃止の理由を「新たな社会の現実(nueva realidad social y cultural) 」と「動物の幸福度への懸念の高まり(aumento de la preocupación por el bienestar animal)」とした。

          5/5 ニュースなスペイン語 Premio Nacional de Tauromaquia:闘牛国民栄誉賞

          5/4 ニュースなスペイン語 Migraña:片頭痛

          「Jaqueca」とか「cefalea」とも呼ばれる片頭痛だが、スペインでは月に15日間ほど痛みに苦しめられる、慢性的な(crónica)片頭痛に悩む患者が150万人ほどいるという。 また、慢性的ではないにしても、偶発的(ocasional)な片頭痛患者は500万人もいるらしい。 そうした患者の内、医師から適切な投薬治療(medicación correcta)を受けているのは、わずか17%で、残りは、診察を受けていないか(sin diagnosticar)、処方箋のない

          5/4 ニュースなスペイン語 Migraña:片頭痛

          5/3 ニュースなスペイン語 Punto violeta(2):パープルサポート(2)

          2023年8月9日でも取り上げた話題(https://note.com/jidequin/n/nab3c274563fa)の続報。 おさらいしておくと、スミレ色は男女同権を表す色として、スペインのみならず、世界の多くの国でも、そして、日本でも、採用されている。 スミレ色は、女性の尊厳や正義を示すシンボルカラーだという。 だから、被害を受けている女性に対して、「ひとりで悩まないで」という願いが込められているらしい。 そして、タイトルの「punto violeta」は直訳

          5/3 ニュースなスペイン語 Punto violeta(2):パープルサポート(2)

          5/2 ニュースなスペイン語 Máquina del fango:泥塗りのシステム

          ペドロ・サンチェス首相(Pedro Sánchez)が4月30日に続投宣言をして以来、方々でサンチェスの発言の分析や批評がされているが、今回は、サンチェスが国営放送テレビ(TVE)に出演した際のいくつかの発言を紹介しておこう。 1.Ella fue la primera que me dijo que no dimitiera(妻は私に辞任しないでくれと言った最初の女性だった) 妻とは、もちろん、ベゴーニャ・ゴメス(Begoña Gómez)のことで、コルド案件(caso

          5/2 ニュースなスペイン語 Máquina del fango:泥塗りのシステム

          5/1 ニュースなスペイン語 Hijo en apuro:困った子

          ペドロ・サンチェス(Pedro Sánchez)首相 の続投宣言については、分析記事やら、野党からの批評やら、たくさんの記事が発信されているが、ちょっと、食傷気味。 なので、別の話題と思ったのたが、これはこれで、気は晴れないし、しかも、かなりの既視感があるお話し。 スペイン語では「困った子方式(el método del hijo en apuros)」と呼ばれる手法で、238人から85万ユーロ(約1億4000万円)以上を騙し取った詐欺グループが治安警備隊(Guardia

          5/1 ニュースなスペイン語 Hijo en apuro:困った子

          4/30 ニュースなスペイン語 He decidido seguir:続投を決意

          現地時間の29日午前11時06分、ペドロ・サンチェス(Pedro Sánchez)が首相続投の意思を表明した。 今日参考にした記事は時系列(cronología)でサンチェスの会見の前後を追っていて、順次、更新されている。 サンチェスは予定されていた(esperada)会見場に11時に現れ、首相続投という決断に至った思いの丈を述べた。 その中で、 社会のあらゆる分野から、団結と共感を得られたことに心から感謝を申し上げなければならない。私が愛する社会労働党には特に、だ(

          4/30 ニュースなスペイン語 He decidido seguir:続投を決意

          4/29 ニュースなスペイン語 ¡Quééédate!:ずっっっといてくれ!

          25日の小欄(https://note.com/jidequin/n/ne09d8baebf89)でも紹介したが、ペドロ・サンチェス(Pedro Sánchez)首相は、自らの妻であるベゴーニャ・ゴメス(Begoña Gómez)にグレーな汚職疑惑が浮上し、捜査のメスが入ることになったことを受け、国民に宛てた書簡の中で、自らの出処進退を熟考する(reflexionar)ために、公務を全てキャンセルすると表明し、公の場からしばらくの間、姿を消した。 そして、本日、かねてから予

          4/29 ニュースなスペイン語 ¡Quééédate!:ずっっっといてくれ!