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ニュースなスペイン語 2021年2月号

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スペインで報じられているけど、日本ではあまり報じられていないニュースを取り上げます。すでに公開した記事に加筆したり、修正したりしてます。特別記事「ニュースでないスペイン語」も連載… もっと読む
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記事一覧

ニュースでないスペイン語 Jidequin:ヒデキン

あちこちで、スペイン語を教えている。

ニュースなスペイン語 Artoteka:アルトテカ

また、見慣れない単語と出会った。当然、まだ、辞書にも出ていない。 スペイン語で「図書館」のことを「biblioteca」という。ギリシア語で「本」を意味する「biblion」と「倉庫・保管庫」を意味する「thêke」から作られた単語だ。 言うなれば、Artotekaはその「芸術」版。

ニュースなスペイン語 Mascarilla FFP2:密着立体タイプのマスク

今、スペインでは「密着立体タイプのマスク(la mascarilla FFP2)(=FFP2)」が空前のブームになっている。 ドイツやオーストリアなどの国ではいち早く、公共の場でのFFP2着用が義務付けられた。スペインでも先週開かれた記者会見で、専門家チームの代表フェルナンド・シモン(Fernando Simón)がFFP2マスクの義務化の可能性を否定しなかった。

ニュースなスペイン語 Pico de la tercera ola:第3波の頂点

ちょうど1週間前の先月27日、専門家チームの代表フェルナンド・シモン(Fernando Simón)は「スペインはコロナ第3波の頂点を超えた(el país ha superado el pico de la tercera ola de la Covid-19)」と述べた(Nius誌 1月27日付)。この日の10万人あたりの感染者数899人を境にして、確かに、僅かだが減少して来ており、2日には10万人あたりの感染者数が846人となった(ちなみに、同時期の東京は41人)。その

ニュースなスペイン語 Ley Trans:トランスジェンダー法

2日、平等省(Ministerio de Igualdad)は現行の、通称「トランスジェンダー法(Ley Trans)」を改正すべく、新トランスジェンダー法の草案を今国会に提出したいとの意向を示した。

ニュースなスペイン語 Elecciones Catalanas:カタルーニャ選挙

4日、社会動向調査センター(Centro de Investigaciones Sociológicas:CIS)が実施したカタルーニャ選挙(elecciones catalanas)についてのアンケートの結果が発表された。同アンケートによれば、カタルーニャ社会党(Partido Socialista de Cataluña:PSC)に投票すると答えた人は23.7%。前回の調査では23.9%だったのでわずかにポイントは減ったものの、依然として最も高い。ついで、カタルーニャ共和

ニュースなスペイン語 Coronavirus en España:スペインのコロナ事情

6日(日本時間)はコロナ関連のニュースが多かった。 ① 5日、新規感染者数2万8565人、死者数585人、10万人あたりの感染者数750人(国内平均)。先月27日の899人を境に連日減少中。

ニュースなスペイン語 Bizum:スペイン版PayPay

Bizumはスペイン語で「ビスーム」と発音する。「zu」は濁らない。 Bizumは2016年にサービスを開始して以来、昨年末の段階で、利用者は1360万人に達した。今年中に2000万人を目指す(Help May Cash 1.20.)。スペインの人口が、現在、約4700万人なので、これは今のPayPayを上回る野望だ。

ニュースなスペイン語 Macrobotellón:野外大宴会

Botellónとは「(公園など)屋外でたむろして酒を飲むこと(西和中辞典)」とある。発音は「ボテジョーン」に近い。これに、「大きい」を意味する接頭辞がついたのが「マクロボテジョーン」。すなわち、「野外大外宴会」ということになる。

ニュースなスペイン語 Caja B:裏帳簿

ホセ・ルイス・バルセナス(José Luis Bárcenas)ー。スペインの報道では連日この人物の話題で持ちきりだ。8日、バルセナスの裁判が始まった。 バルセナスは、国民党(Partido Popular)の元財務担当(extesorero)で、すでに「グルテル事件(Caso Gürtel)」に関与したとして、懲役29年(de cárcel)の判決がでている人物。グルテル事件の捜査の過程で明らかになったのが、国民党の「裏帳簿(Caja B)」の存在だ。「二重会計(la c

ニュースなスペイン語 PODEMOS:ポデモス党【2月11日 追記版】

ここ数日、ポデモス党(PODEMOS)をめぐって、スペイン国内がざわついている。そのうちのひとつを書き留めておく。 ポデモス党は2014年に創立した若い政党で、政治的な立ち位置としては「左翼(izquierda)」に分類される。現在、スペイン社会労働党(PSOE)と共に連立与党を組んでいる。ポデモスの党首はパブロ・イグレシアス(Pablo Iglesias)で、現在、政府内では第二副首相(el vicepresidente segundo)というポジションにいる。42歳。

ニュースなスペイン語 PODEMOS (2):ポデモス党(2)

先月28日、パブロ・リバドゥージャ(Pablo Rivadulla)という男性の元に、裁判所(Audiencia Nacional)から 一通の通知が届いた。更生施設(el centro penitenciario)への自主的な入所に際して、10日間の猶予を与える―。 この男性はパブロ・ハセル(Pablo Hasél)という名で音楽活動をしているラッパー(el rapero)だ。昨年5月、禁固9か月の罪が最高裁で確定した。ついに刑の執行通知が来て、10日以内に自ら拘置所に出

ニュースなスペイン語 Reapertura de hostelerías:飲食業界の再開

バスク州最高裁(Tribunal Superior de Justicia del País Vasco)は9日、バルやレストランなど飲食業で感染が多いことを示すエビデンスがないとして、営業の再開を許可する判決を出した。この判決を受けて、10日、州内で感染者が多いとされる「危険地域(la zona roja)」も含め、飲食業が再開した(ただし、20時閉店、収容人員50%、1テーブル4人までなどの制限付き)。

ニュースなスペイン語 Compromiso secreto:密約

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