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7/31 ニュースなスペイン語 Sketch cómico:コント

Sketch cómicoはComic Sketchの直訳語である。日本語の「お笑いコント」に相当する。

元お笑いコンビ「ラーメンズ」のメンバー、小林賢太郎の辞任(dimitió)は事実であるとスペイン国営放送は認定する(verifica RTVE)ー。こんな記事が出た。

スペイン国営放送は、何か世間をにぎわすうわさがあると、検証記事を出す。検証の結果、そのうわさは「疑わしい(engañoso)」とか「ガセネタ(bulo)」などと判定する。

小林の辞任の検証記事では、こんなフレーズが印象的だ。スペイン語圏の人に事のいきさつを説明する時のキーフーズになる:

◇「ホロコーストをネタにする」:「bromeaba sobre el Holocausto(=ホロコーストについて冗談を言う)」
◇「(ネタについての)ニュースが拡散した」:「La noticia se hizo viral(=そのニュースはウイルスとなった)」
◇「謝罪した後、辞任した」:「Tras disculparse, dimitió」
◇「(当時の)コントの動画をツイートした」:「Publicó un tuit con el vídeo del sketch」

同じ記事では、ロゴデザイナー(diseñador del logo)佐野研二郎の辞任にも触れられていて、ここでは、

◇「盗作を非難されて」:「por acusaciones de plagio」

がポイントだろう。また、「女性の話は長い」発言で辞任した元オリンピック委員会委員長(presidente del comité)の森喜朗、そして、渡辺直美への蔑視発言で辞任したクリエイティブデレクター(director creativo)の佐々木宏についても言及がある。ふたりは

◇「男性優位的なコメントによる混乱の後、辞任した」:「Dimitieron tras el revuelo causado por hacer comentarios machistas」

とある。MachistaはいわゆるDV(violencia machista)やその結果の殺人(asesinato machista)にも使われる重いことばだ。

直近の小山田圭吾は

◇「機能障害を持つクラスメイトを過去に虐待した」:「acosó en el pasado a un compañero de clase con diversidad funcional」

ことを認めた後、辞任したと報じられた。Acosóは「acosar(虐待する)」の過去形。名詞形はacosoで、「セクハラ(acoso sexual)」などに使われる。なお、学校でのいじめは「acoso escolar」と言い、「acoso」の代わりに「hostigamiento(本来の意味は「馬を鞭でたたくこと」)」という語が使われることもある。