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1/15 ニュースなスペイン語 Súper fantasma:ゴーストスーパー

ゴーストキッチン(cocina fantasma)とは「目に見えないキッキン」という意味で、客席を持たず、店舗での料理の提供がないデリバリー(entregar a domicilio;reparto〜)のみを行う事業形態を指す。

1つのキッキンで、複数の店の料理を請け負うことから、スペイン語では、「macrococina(「巨大な台所」の意)」とも言う。

デリバリーに特化した料理店がゴーストキッチンなら、これを、食材(alimentos)など、他の品目にも広げたのが「súper fantasma」だ。

まだ、現時点で、これにあたる日本語訳がグーグルではヒットしないのだが、まぁ、発想はゴーストキッチンと同じなので、ここでは、一応、「ゴーストスーパー」と訳しておく。

カタルーニャ州のバルセロナで、ゴーストスーパーとキッチンへの規制が厳しくなる。

現在、バルセロナにはゴーストキッチンは無いとのことだが、建築許可(permiso de obra)の出ている計画(proyecto)が2つ進行中。ゴーストキッチンの開業(se instalen)は今後「免税特区(zona franca)」に限定される。

一方、違法な(en alegalidad)ゴーストスーパー21ヶ所に対しては、今月末までに、通常のスーパー(supermercado ordinario)と同じ営業許可(licencia)を申請するように改善命令を出す。

また、テイクアウトを実施しているレストランやバルは、24ヶ月以内(en el plazo de 24 meses)にその旨を届け出て、店舗の40%を客に開放(demostrar que tienen abierto al público el 40% de su espacio)するなどの規制がかかる。 

今まで規制が追いついていなかったゴースト業界は、特に大都市のキッチンは地元住民からは「悪夢(pesadilla)」などとも言われて、トラブルの温床となっていた。

コロナが生み出した新しい業務形態は、次のステージに入った。

写真はゴーストキッチンのイメージ画像。

出典
https://www.rtve.es/noticias/20230113/barcelona-prohibe-macrococinas-supers-fantasma/2415708.shtml