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2/12 ニュースなスペイン語 Carlos Saura:カルロス・サウラ

カルロス・サウラが10日、呼吸器不全(insuficiencia respiratoria)のため、自宅で亡くなった。91歳だった。

サウラ作品は日本でも知られているが、例えば、『カラスの飼育(Cría Cuervos)』の以下の画は見たことのある人もあろう。

フラメンコ好きの小生には、やはり、『セビジャーナス(Sevillanas)』などのフラメンコ作品群が印象に残る。

特に、マヌエル・パレハ・オブレゴン(Manuel Pareja Obregón)が「Sevilla tiene una cosa que solo tiene Sevilla(セビージャにはセビージャにしかないものがある)」と歌いだすセビジャーナス(フラメンコの形式のひとつ)が何とも物悲しくも、美しく、好きな場面のひとつ(ただ、かなり、ベタだけどね・・・)。

スペイン映画界の巨匠(gigante)と評されたサウラは、カンヌ国際映画祭(Cannes)やベルリン国際映画祭(Festival de Berlín)などで数々の賞を受賞(premiado;galardonado)してきた。

2023年ゴヤ栄誉賞(Goya de Honor 2023)を受賞し、数日前に、自宅でゴヤ賞像(estatuilla(写真))を受け取ったばかり。

まさに亡くなった翌日に、セビージャで行われる授賞式に出席するはずだった。

プライベートでは、『カラスの飼育』でも主役(protagonista)を務めたジェラルディン・チャップリン(Geraldine Chaplin)と13年間、内縁関係(compañera sentimental)にあった。

ジェラルディンは苗字から、言わずもがなだが、喜劇王チャールズ・チャップリン(Charles Chaplin)の長女。

写真はカルロス・サウラ。掛け値なしにカッコいい。

出典
https://www.rtve.es/noticias/20230210/muere-carlos-saura/2421856.shtml