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7/3 ニュースなスペイン語 nivel de riesgo alto:危険水域

スペインでは再びコロナ感染の拡大が目立ってきた。

6月26日の記事で、スペイン版センター試験を終えた学生たちがマジョルカ島に卒業記念旅行にでかけ、そこで、600人規模の大量感染(macrobrote)が確認されたことに触れたが、3日の報道では、スペイン全土での再感染が報じられている。

2週間前に10万人あたりの新規感染者数が100名を切った(bajar del umbral de los cien)が、最新のデータでは152名となった。これは前日比で、18ポイント増加し、先週の月曜日から考えると、52ポイントも増えた計算になる。

年齢別では、20歳~29歳までが最も感染しており、10万人あたりの感染者数は450人に上る。これは前日比で、100ポイント増えたことになる。こうした増加傾向は、イベリア半島内のすべての自治州で観察される(別の言い方すれば、モロッコに隣接するメリージャ州では増加は見られていない)。

スペインでは、国民の54.68%が少なくとも、ワクチンを1回(al menos una dosis)した。2回接種した国民は38.92%。

しかし、20歳~29歳までの年齢層は10%台とワクチン接種がまだ進んでいない。

そして、その年齢層にコロナは牙を剥いた。

奇しくも、日本でも年齢別の感染者数は20代が最も多い。