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8/11 ニュースなスペイン語 17 medallas:17個のメダル

東京2020大会で、スペインは17個のメダルを獲得した。5年前のリオ2016大会とメダルの総数は同じだ。

しかし、リオ大会と比べると、残念ながら、金(oro)が7個から3個に減ってしまった。その代わり、銀(plata)は4個から8個に倍増。銅(bronce)は同数で6個だった。

金メダルの3個については、8月6日の記事でも触れたが、射撃(tiros olímpicos)、空手(形部門)(kárate(categoría kata))、スポーツクライミング(escalada deportiva)だ。

スペインは、今回、日本ではあまり目立たなかったテコンド(taekwondo)、カヌー競技(piragüismo)、水球(waterpolo)で銀を、そして、マウンテンバイク(ciclismo d montaña)とヨット(vela)では銅を獲得している。ところ変われば、脚光を浴びるスポーツも違う。

あまり、日本では話題にならないが、8位以内に入賞すると、「オリンピック認定書(diploma olímpico)」が授与される。diplomaは「卒業証書」とか語学学校などを修了した際にもらえる「修了証明」などと訳されることが多いが、ここでは、「認定書」とすればよいか。

今回、スペインは4位入賞者が8名出た。これは2004アテネ大会以来、最多(ちなみに、日本は水泳の瀬戸大也やゴルフの松山英樹を含む14名の4位ン入賞者を出している。地の利もある、もちろん)。

スポーツ最高協議会(Consejo Superior de Deportes)の座長、ホセ・マヌエル・フランコ(José Manuel Franco)は選手団の「最高のパフォーマンスのあくなき探求心(búsqueda permanente de la excelencia)」をたたえた(destacar)。そして、早くも、パリ大会に向けて、次のように述べた。

改善しなければならないことがある。スペイン政府が現在、尽力(un esfuerzo brutal)しているのが、10憶ユーロ(1000 millones≒1000憶円)を2019年から2022年までのあいだに投資することである。しかも、スペインは、EU加盟国の中で、唯一、EUからの復興支援金(Fondos de Recuperación y Resiliencia)をスポーツに充てているので、向こう3年間、3億ユーロ(300 millones≒380憶円)を投資することになるだろう。

スペインのスポーツへの投資話は、信じていいのか…。財政危機を理由に路線変更とかしないでよ。パリ大会に向けて、スペインは、早くも歩み出した。さて、日本はどうなるか…。

写真は主だったメダリストたち。メダルを噛んでいる選手もいるが、知事が噛んだというニュースはまだない。河村たかし名古屋市長が金メダルを噛んだというニュースも、幸い、まだスペインのメディアには届いていないみたいだ。