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「いいですよ^^」ってニコニコしている方がよっぽど意地悪だよな

「その長い愚痴、誰かに怒られたことないんですか?」



この間、いつも長文の愚痴を送ってくる友達とお茶をした。

SNSや共通のセミナーで知り合い、共通の趣味もあるのでLINEのやりとりで盛り上がっていたんだけど、お茶をするのは初めてだ。

愚痴のLINEが強烈な人とサシでお茶なんて、正直ご遠慮したい。


でも、彼女がなんとなく「変わりたい」と感じている空気と、私のことを信頼して、リスペクトしてくれているのがすごく伝わってきていたこと
実際に一つ一つ勇気を出してくれていることが嬉しくて、会いたいと思い、私から誘った。


30分ほど、当たり障りのない話をしてリラックスした頃、予想通り愚痴がはじまった。

私たちがかつて所属していた(私はまだ関係を続けてる)コミュニティで教えている内容や、そこの人たちに対する悪口だった。


ちょっと落ち込んだらすぐ次のお金を払ってセミナーを受けなきゃいけないの繰り返し。元が取れる訳でもないのにキリがない、お金を返してほしい

受講者の一部、成功者に見える人たちはキラキラしている。その人たちは、私に一線を引いて、セミナーで会う時だけの関係、またはお客さんではあるけれど、友達になってくれる気はないようだ

「あなたとは違うんですよ」と差をつけられているようだ、所詮そんな冷たい人たちなのだ


だいたい、このような内容のループだった。
私は、自分の手が冷たくなって震えるのを感じながら

「私は、そのコミュニティとまだ関係しているし、良いことを教えてもらったと思っているけど、その贔屓目を抜きにしても、言っていいですか」と切り出した。

「あなたは、みんなが意地悪で冷たい人たちだから、一線を引かれたと思っていますか?」

と。

彼女は、お腹に力を入れて、強い眼差しと口調で
「はい、そう思います!!」
と答えた。

そして、しばし空気が凍った後、彼女はしどろもどろで「すみません、私がなんか間違えましたよね、この話終わりにしましょう!!」と言い出した。

それをスルーして、こういう話をするのが大の「不得意」な私は、ぶっ込んだ。

「ぶっちゃけ、すっごい長い愚痴のラインとか、今のこういう話とか、誰かに怒られたり、やめた方がいいって言われたこと、ないですか?」


と。あまりにも直球。

「ないです、でも、変な空気になって、その後返事が来なくなったことはあるし、自分でも、悪い癖だなっていう自覚はあります…」


ちょっと自覚はあるんだなあ。


「正直、こういう愚痴を聞くのはあまり好きじゃないです。自分の知っている人の話ならなおさら。そうじゃなくてもめんどくさいです。私は、人に寄り添うタイプでも、延々と話を聞きたいタイプでもないので、尚更です。

相手やセミナーのせいにしていたら、ずっと変わらない。もちろん、意味のないいじめとかもあるけど、同じことを繰り返しているなら、自分に原因があることから目を逸らしちゃダメ。

でも、"ダメだからやめなきゃ!"じゃ根本解決にはならないから。多分それくらいいろんなものを溜めてるんだと思うし、癖だろうから、やっちゃうと思う。ので、愚痴がはじまったら、スルーまたは変なスタンプを送る、リアルであれば「おっ👏はじまったよ!!!」といじってもいいですか」


と聞いた。

結果は、OKだった。笑


彼女は、反省の弁を繰り返しながらも、自分が限りなく診断が降りそうな発達障害のグレーゾーンだと思う、と教えてくれ、どうしても自分のことで一杯一杯になってしまうこと、人と同じができなくて悩んできたことも教えてくれた。
いろんな苦しみがあったんだろうな、と思った。
そんな中「私だって辛いんだ!!」とキレたりしないで、答えてくれた。

私は、伝えた後何度も

「責めてるんじゃないし、ダメって決めないでほしい。でも、自分のためのことで人生をいっぱいにしていったら、絶対愚痴は出なくなるし、私はそれを信じてずっと友達でいたい。だから、すごい怖かったけど言ってみた」

と伝えた。

「言葉も選べずにこんなきついこと言ったのに、聞いてくれてありがとう」

とも。。

その後は、お互いに好きなこと、愚痴でも趣味の話でも楽しく喋りまくった。

言いたいことを言った後の彼女の話を聞いていたら、すっっごく心の優しい人なんだ、ということがわかった。

5時間くらい喋り倒して、スッキリして解散した。


めんどくさい。

理由は様々あれど、その「理由」を隠れ蓑にして

変わらないで他責で生きてきた人相手に

人生の時間=命を使って

トラブルになるリスクを負って

本音でぶつかって信じ続けるなんて、めんどくさいんだよ。


でも、きっと聞いてくれる
あなたのことが好きだから面倒でも言うってっていう気持ちで伝えた。
彼女とはきっと、ずっと友達でいられる。


「うんうん」ってニコニコ愚痴を聞いていたら、きっと私はぐったりして
「もう2度とこの人とは会わない」と決めて、家で夫に愚痴をこぼしていただろう。

心地いい疲労感と、なんとなく心があったかいような感覚で帰宅した。


めんどくさい、を世界に向けてやってる人たち


アカウントを作って3年、放置し続けたnoteの筆を取ったのは
このイベントのおかげ。

(ちなみにこの記事は、5000字のウルトラダークネス恨みつらみ記事と、置きにいった「↓SUNABACOのここが好き!」みたいな記事をお蔵入りして、3本目の挑戦である。)

SUNABACO BOOT CAMP

名前からしてスパルタみを感じるイベント。
私も「じぶせかノート」という自分軸を整えるノート術で
ワークショップをさせていただいたんだけど、そこを書くと長くなるので。

北海道の江別市、商店街の一角にある小さなスクール、その場所がパンパンになって椅子が足りない程の人が、全国から集まった。

ボードゲーム会や交流会などを交えながら、メインのセミナーとなったのは、この3つ。

現役の銀行員(本当の課長)でありながら、大人気note作家になられた猫山課長。
主に「人生に迷うサラリーマン」が見ないふりをしている部分に突き刺さり、でも、同時に癒やされ、行動できるように…人生をより良くできるようにという祈りが込められた熱い文章を書かれている。

時には「質問箱」に寄せられる
「人生を変えたい、でも行動する勇気がない、そもそも考えが甘い…」
そんな相談に、決して甘さを許さないバッサリ辛口で回答し、でも真摯に受け止めて、その方がどうしていったら良いかの道筋を示して、どんと背中を押している。

noteの書き方セミナーでは「読まれないnoteはゴミ以下」を合言葉(?)に

「とにかくなんでも良いので書き始めること」
「でも、自分がどうしたいのかをちゃんを意識すること」
「仕事だと思って、根性でやり続けること」

を熱く説いていた。

トークイベント「現場がファンを生み出すSNSマーケティング」に登壇された「やつしろサニーサイドファームの嫁ちゃん」ことあかねちゃんも、婚活noteでブレイクした人気作家さんだ。

嫁ちゃん本人が、ネガティブを跳ね飛ばして
何にでも全力で取り組んできたからこそ、辛口のnoteも多い。

サムネのインパクトよ笑
トークイベントでも、noteでも

「覚悟を決めて、仕事だと思って、がむしゃらにやること」

を一貫して話していて、読者の方にも「やってみよう!」と伝えている。

そして、SUNABACOの代表取締役、このイベントの仕掛け人であり
嫁ちゃんのトークセッションのモデレーターをされていた
なかまこさんが、こう話していた。

「仕事だと決めればやれるんだよ。俺は、人の人生を変える仕事をしているから、甘い奴、変な絡み方をしてくるやつには一切反応しない。
それは”それは違うんだよ”っていうのをわかってもらわないといけないから。」

言っていること、いつもすごくわかる、同意なんです。
でも、こんなふうに堂々と発信できない。

人を集めるためのコミュニティでもない
技術を身につけてもらって終わりではない
一人でも多くの人の人生を「本当に」変える覚悟があって
そのために、社会的・肉体的な強さも必要で、それも兼ね備えている。

ご本人は「サイコパスです」って言うかもしれないけど
巨大な愛以外の何者でもない。。


noteを書くなら本音をぶつけなきゃ

私は、Twitterやインスタの発信は息を吸うようにしているし
ブログも10年以上書いてきて、一応、お仕事のアメブロも持っている。
でも正直、100%の本音を書いたことがあるだろうか。

Twitterではポロリすることがあるけど、中途半端なことをすると
強そうな雰囲気・防御力が0なので
逆に悪者になって終わりパターンが多い。
私に覚悟が足りないのもあるんでしょう。。

noteをやるなら…ってずっと考えてきた。
何をテーマに書く?戦略は?
自分の「じぶせかノート」のことに特化する?
私の経験からの共感をもらう?

でも、ずっとどこでやっていいかわからなかったこと。

「自分の強さを隠さずに本音を放つ」

これです。


一番怖くて、少しずつ少しずつ踏み出してきた
私の人生のテーマでもあります。


私の活動の一つの柱として、周りの人たちに
「自分にでもできそう」と思って、安心を土台に一歩を踏み出してほしい!があります。
自分が不安でいっぱいの中生きてきたから、まず落ち着くために、安心してほしい。
だから、活動や本人のキャラは
今まで通り、楽しくフワッとした感じでしょう。

だからって
「この人には甘っちょろいことを言っても許してくれる!」
と思われるのは嫌なのです。

うっかりそう振る舞ってしまっている自分が
疑問を感じながらニコニコしている自分が、ほとほと嫌になっているんです。

心の奥底にあるのは

「安心で終わらないで、動いてほしい」
「柔らかくても、ぬるま湯にはなりたくない」
「変わらなくていい理由を探して、情報を取りにこないでほしい」
「一度きりの人生だよ、やりきろーぜ!」

なんです。



彼女と友達でいられると確信できた通り
きっと、はっきり出してしまった方が優しい。


インスタでほっこりして
Twitterで「何だこいつw」って思って
もう少し見たいと思った人に届けるために
note、書いてみたいと思います。


本音をもっと出してみようと思えているのは
今なら、ここでなら大丈夫、と言う安心があること
先に勇気を出して、情熱を形にし続けている人たちのおかげです。


みなさんに、受け止めてくれるあなたに感謝を込めて。



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