見出し画像

「今日死にます...」~幸せに生きるための思考法~

「なんか満たされない...」

「俺って何がしたいんだろう...」

「もっとこうなら、もっとああなっていたら...」

そんな思考が
頭を駆け巡るときがあります。

「過去に対する後悔」

「現在への不満」

「未来についての不安」

大抵これらのどれかかあるいは
複合的に混ざり合って
波のように次から次へと
襲ってくる。

さらには
そう考えてしまい、
行動できなくなる自分に
嫌悪感を覚える。

そんな日は
床についても
いつまでも寝れず、

翌朝起きても
首や肩が重く
朝日が痛い。

...

と、
こんな日が
つい2週間くらい前まで
続いていました。

家族のためにと始めた副業で
上手くいかないことが
重なっていて
すっかり自信を失っていたのです。

もともとが極度な不安症の私。

「妻と
 これから生まれてくる
 子どものために
 時間とお金に豊かになりたい!」

そう思って始めました。

でも
その裏には
不安がありました。

「育休を取れなかったら
 妻に嫌われるだろうか」

「家族の時間を作れないと
 離婚につながるのではないか」

「お金がないと
 妻と子は離れていってしまうのではないか」

...

こうやって文章に起こせば
「たかがそんなこと」と
自分でも思います。

読者の皆さんもきっと
苦笑いをしているか
呆れてしまっているでしょう。

でもこの当時の私には
重大な心配であり、
それが不安になってしまったんですね。

マイナスのモチベーションで始めた副業。

最初はよい調子で進められていたのですが、
一度転んだら転びまくり、
副業もうまくいくのかと
不安になりました。

そしてまた根本の不安に戻ってくる...

まさに
ドツボにはまっていました。

そんな時に見つけた
一冊の本。

画像1

『もしあと1年で人生が終わるとしたら?』

こちらの本です。

お医者さんが書かれた本で
最近は平積みで売られているところをよく見ます。

死を間際にした患者さんの変化を
それぞれのストーリーとともに紹介されています。

死を受け入れることで
それまでのどんな人生をも
肯定できるようになり
幸せに死んでいく…

おおよそそんな内容です。

もちろんすべての患者さんが
そのように死を受け入れたわけではなく、
最後まで苦しんで亡くなられた方も多いそう...

...

一方で

私は生きています。

そんな私に
今日が最後なら
何をして死にたいかを
この本は問いかけてくれました。

私はノートを広げ
この問いに一生懸命に答えました。

「今日死ぬなら...」

「妻と家でゆっくり映画が見たい」

毎晩、
2人で見る映画やドラマ。

その時間が私にとって
十分すぎるほど
幸せだったことに
気づきました

「今日死ぬなら...」

「妻と手作りのご飯が食べたい」

付き合ったばかりのころ
おうちデートも多く
その度にご飯を一緒に作って食べていました。

結婚した今でも何気なく続いていますが、
それはとても思い出深い行為だということが
分かりました。

「今日死ぬなら」

「妻に」

「『ありがとう』と伝えたい」

妻と出会う前の私は
「死にたい」
と思う毎日でした。

これが2年間続いていたのです。

少し良くなってきた時に出会ったのが、
今の妻でした。

全てを受け入れてくれた彼女。

一切の否定をせず、
私の全てを肯定してくれました。

彼女は
メンタルが強いといえばいいのか。

はたまた
能天気といったらいいのか...笑

でもそんな
前向きな彼女が
私をどん底から引き揚げてくれました。

私は
彼女に対して
恋愛感情以前に

「感謝」しています。

結婚してからも
妊娠してからも
それは変わりません。

彼女がいなかったら
こんなに幸せになれなかったのです。

もしかしたら
本当に死んでいた可能性だって
0ではなかった。

彼女のおかげで
私は生きています。

言葉では伝えきれないくらいに
感謝を感じています。

それをとにかく伝えたい...

もし今日死ぬなら...

...

でも

今日はほぼ死なないでしょう。

だからこそ
「今日死ぬなら?」

その問いに答えて

気づいた自分の
「やりたいこと」を
行動に移すのです。

こうやって
私は気づきました。

大事なのは
副業なんかじゃない。

お金じゃない。

過去の後悔でも

未来の不安でもありません!

大事なのは

「今を見つめて生きること」

明日があるかなんて
誰にもわからないのだから。

「毎日を」

「“死ぬ気”で」

「生きる」

これを胸に
私は今日も過ごしたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?