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仕事が「好き」ということ。

はじめに

僕のTwitterを見てくれている人はわかると思いますが、
僕は仕事が好きです。

今日は、この仕事が「好き」ということについて話したい。


仕事が「好き」になる二つの流れ

まず、仕事が「好き」ということには、
二つの流れがあると思っている。

一つは、”好きなことを仕事にする”こと。

どちらかというとアーティストなどに近いのではないかと思う。

野球をすることが好き→プロ野球選手になる
歌うことが好き→歌手になる
絵を描くことが好き→画家になる

これ以外にもあると思うが、
元々好きだったことを仕事としてもやっていくこと。

もちろん、これが容易なことではないことは誰にでもわかると思う。


もう一つが、”仕事を好きになる”ことだ。

実はというか、僕はこっちだ。
そして、多くの人がこちらに当てはまるのではないかと思うのだ。

多くの人が就職活動などを終えてから初めて仕事をすることになると思うが、
そうなると元々「好き」だったものを仕事にするというよりも、
仕事をしている中で「好き」になっていくと思う。

つまり、誰でも仕事を好きになれる可能性があると思っている。

就活の時に自己分析をして、
目指したい業界があって、
入りたい会社があって、
やりたい仕事があって、
これって実は「好きな仕事をする」為の可能性が高いことを選ぶために頑張っているんじゃないかと思う。

就職活動を経て、仕事をスタートする人が多いと思うが、
仕事を始める前から「好きな仕事をする」ことを目指している人はとても多いのではないだろうか。

先に書いた、「好きなことを仕事にする」を少し考えてみるが、
これも仕事ではないにしろ先に何かを「好き」になっているのだ。

例えば僕は野球をやっていたので野球を例に考えてみるが、
スポーツをやっていた人ならわかると思うが大抵の練習はきつい。
正直僕は練習が大嫌いだ。

暑いし、疲れるし、しんどいし、ボールが当たれば痛いし、
でも、野球が好きだ。

それを乗り越えた先に、試合で活躍できる可能性があったり、
うまくなれる可能性があったりするからだろう。

時間だけで言ったら、
マイナスに感じることの方が多かったかもしれない。
でも、野球が好きだ。

「好き」を深堀したらもっと話せるのかもしれないが、
これってきっと仕事でも同じことが言えると思うのだ。


「好きな仕事をできていいですね!」と言われることもある。

もちろん、普段自分が色々書いている中で、
素直にそう受け取ってもらえるのは嬉しい。

ただ、仕事を好きになる(好きな仕事をする)までの
過程があることも分かって欲しいとも思う。

あまり書いたことはないが、
新卒で入社をした会社で3カ月の研修を終えた後、
グループ会社の人材系の会社で求人媒体の新規事業の立ち上げを行ったことがある。

会社もできたばかりで新規事業ということもありまっさらな状態だった。

朝は始発で会社に行きテレアポリストを作って、
時間になったらひたすらテレアポをして、
アポが取れたら営業に行き、
企業の就業時間内にテレアポをする為に営業先の近くの公園でテレアポをして、
電車で営業報告のメールをつくり、
終電までまたテレアポリストを作る。

3カ月間、この繰り返しを行ったこともあった。

とある仕事では、
飲食店サンプリングの現場管理の仕事で、
19時の定時を過ぎたらサンプリング現場に向かい、
終電近くまで管理をするようなこともあった。


「好き」というと、すごくポジティブな言葉だけれど、
そこに至るまでには他にもいろんなことを感じながら仕事をしてきたのだ。

でも、だからこそ、
企画を考えるという好きなことであったり、
「広告」というものを楽しめることであったり、
一緒に仕事をしていきたいと思える人出会えたり、
自分の担当した案件がリリースできたり、
仕事の中で感じるポジティブな感情を大事にすることができるのだと思う。

そして、「嫌い」という対になる感情があるからこそ「好き」だという感情も生まれるはずだ。

もし、今仕事に対して「嫌い」という感情があるのなら、
それはきっと「好き」になるための可能性がある炉言うことだと思う。


スラムダンクの有名な言葉
「諦めたらそこで試合終了だよ」ではないけれど、
やっぱり僕は、仕事を楽しみたいと思っている人しか楽しめないし、
好きになろうとしている人しか好きになれないと思う。


個人が仕事に対してどんな意識を持っているのかなんて
人それぞれ違うし、僕にはわからない。

だけど、仕事を好きになって欲しいというよりも、
その人にとって
人生の中で好きなことをして過ごせる時間が増えたらいいなと思うのだ。


さいごに。

「仕事」という先入観や区切りだけで、
好きになることを諦めないでほしいなと思う。

多くの人が8時間(1日の約1/3)以上の仕事をしていると思うが、
もしこれが「好き」なことをしているという感覚に変わったら
単純に人生の1/3はすごく素敵な時間になるのではないか。

僕はそう思うし、それを信じて、
今日も明日も明後日も、好きな仕事をして生きていきたい。


余談

少し話は変わるが、
YouTubeの「好きなことで、生きていく」というコンセプトが好きだ。

「生きていく」という自分視点の言葉だけど、
それは視聴者に伝わってはじめて意味を成す言葉だと思っている。

ただ、好きなことだけをして自分本位に生きているだけでは、
「好きに生きている」と思われても仕方がないと思うのだ。

Youtuberという新しい仕事が生まれたからこその言葉だと思うが、
YouTubeというプラットフォームが一つの「好きを仕事に変える場」として、存在する重みがこの言葉にあふれているように感じるのだ。

すごく、好きだ。


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