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無名の理学療法士の僕を変えた、「予防運動アドバイザー」への転身|interview#01 廣川 元紀

理学療法士であり、現在は予防運動アドバイザー指導員として、予防運動アドバイザー養成コースの講師を担当されている、廣川 元紀さんのインタビューです。
理学療法士になって総合病院やクリニックからの転職のきっかけや、予防運動アドバイザーになってよかったこと、これからの夢を教えていただきました。

病弱だったけれど、体が大きくて、良くも悪くも目立っていた幼少時代

幼少期は体が弱く入院したりすることもありました。サッカーや水泳を習いながら活発に生活し、徐々に強くなっていきました。小さい頃から体が大きく良くも悪くも目立っていたので、よく喝を入れらることもあったのですが、目立つことは好きだったので、生徒会議長やリレーの選手をやったりする事もありました。

高校時代もサッカーに夢中でした。全国大会を目指して、厳しいトレーニングに取り組んでいました。時には挫折しかけることもあったのですが、仲間たちと力を合わせて乗り越えることで、自分の精神力や忍耐力を鍛えることができたと思います。

親には色々と迷惑をかける事もありましたが、礼儀や教訓として「継続は力なり」と教わり、ひとつのことを最後までやり抜くことの大切さを学びました。


理学療法士を目指そうと思ったきっかけ

サッカーをしている中で怪我をすることがあり、そこでアスレチックトレーナーの方にお世話になったのが、最初のキッカケでした。

アスレチックトレーナーや柔道整復師、理学療法士等の医療系国家資格の仕事を調べました。その時に理学療法士がいろんな分野で活躍していることと、お世話になった家族や知り合いの方々の健康に、何か還元できるのではないかと思い、理学療法士を目指そうと思いました。

そして理学療法士になった今では、家族・親戚をはじめ同級生やご近所の方にも助言を求められることが増え、もっと影響力を増して健康・予防について発信していきたいと思っています。


勝負の世界の現実・・・悔しかった挫折から

サッカー選手を夢見ている時期もありましたが、自分自身の実力を客観的に見て、厳しいと中学生時代に感じました。しかし、諦めずに継続することも大切だと思い高校生の時はもっと上へと目指して、日々練習に励んでいました。

強豪校となると周りのレベルは高かったです。公式戦では、スターティングメンバーに名を連ねることは難しく、勝負の世界の現実を突きつけられました。
悔しかったです。

実は勝負の世界で戦っている親を近くで見ていたこともあって、勝負の世界の厳しさをよく知っていたので、この頃にサッカー選手ではなく理学療法士の道へチャレンジしようと決めました。

理学療法士になるまでも、病気による入院等もあり茨の道でしたが、学校の先生方や実習先の理学療法士の指導者、家族や友人など周りの方々に支えられ、ギリギリでしたが乗り越えることができました。

この時の感謝の気持ちは、予防運動を世の中の方に届けて、健康のため正しい情報を啓蒙していく原動力となっています。


理学療法士として働いてわかった、見えていなかったこと

総合病院や整形外科のクリニックで理学療法士として、リハビリテーションに従事していた中で、「なんでこの患者様はこの疾患に罹患してしまったのだろう?」と日々の臨床の中で疑問に感じることが多くなっていたときに、「側弯トレーニング認定トレーナー」養成講座に参加しました。

その時が中村尚人先生(一般社団法人日本ヘルスファウンデーション協会理事)との初対面でした。
それまで様々な勉強会や講座に参加していましたが、これほど論理的でわかりやすく障害の原因を紐解いていることに、とても感銘を受けたのを、今でも鮮明に覚えています。

予防運動の考え方や身体の見方、運動指導が世の中に影響を与えるにはとても大切なことなのではないかと感じました。

資格取得後すぐにでも世の中に影響を与えられるようなセラピストになりたい思っていたのですが、非常勤として働いていても、無名の私にそんな簡単に予約が入るほど世の中は甘くありませんでした。

病院・クリニックで働きながら非常勤として働くよりも、自費の世界に飛び込み、自分自身の技術・知識をもっと向上させることが近道なのではないか、と考え転職を決意しました。


最後に。
予防運動アドバイザーの資格を検討されている方へのメッセージ

廣川 元紀 予防運動アドバイザー指導員®︎

予防医学と運動療法である『予防運動』は、骨・関節の疾患や障害が起きてからの治療ではなく、なる前に運動によって予防しよう、という考え方です。

予防運動アドバイザーはこの考え方を世の中に広めるために、日々お客様ひとりひとりのお体の状態を細部まで評価し、疾患や障害になってしまった原因を明確にしてその人に合った運動指導をアドバイスします。

一連の流れをしっかりと把握する上でも、養成講座ではStep0で概論、Step1で評価、Step2で教育、Step3で指導をと段階的に学べるようになっています。なかでも、原因を明確にすることが大部分を占めるくらい大切になります。

予防運動アドバイザー講座の受講後は、お客様の不調の原因を明確にして、効果的に結果を出すことができることを目指します。

反対に、原因を明確にしないまま運動指導や対症療法を行ってしまうことで起きうる弊害もあるので、予防運動の考え方がいかに理論的に原因解明していくのかも知っていただけると思います。



予防運動アドバイザー資格 養成講座の概要とお申し込みは、ホームページをご確認ください。

予防運動とは?(日本ヘルスファウンデーション協会HP)
https://healthfoundation.or.jp/qualification-overview


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