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AIと自分が比べられる時代。給料の正体とは何か?

みなさんこんにちは、久保佑輔です。
もうすでに気候が夏になってきましたね、東京は今日も最高気温が30度に近づくそうです。

今日は、AIの台頭と給料の正体についての話です。

近い将来に仕事がAIに取って代わられていく、という話はみなさん知っての通りですが、わかりやすい記事があったので載せておきます。

ITの進化は「業務の効率化」や「人為的ミス」を防ぐメリットを持つ反面、AIに仕事を取って代わられる可能性があります。
『AIと共存する未来』では、今後10〜20年で日本の労働人口の49%の人が就いている仕事がAIに代替できるといった結果が出ました。

消えない職業とは?|49%の仕事がAIに取って代わられる可能性がある


上記の記事では、
今後10〜20年でAIに代替できる仕事が49%程度ある
という主張です。

ただ僕は、例えば一般事務職でAIを採用してうまくいった会社があったとすると、そのニュースがいろんなメディアで展開されるので、一瞬で世間にも広がると思います。
なので、僕は10年待たずに、AIに置き換えられてしまう仕事も多く出るのではないかと考えています。

このAIと自分が比べられる時代で、生き抜いていくこと考えると、
労働者を雇用する側の経営者や資本家の立場に立って、AIや自分たちを使うコストについて考える必要があります。

「給料とは、労働力の再生産コスト」
という考え方があります。
会社員からすれば、給料はもらえるものですが、経営者や資本家からしたら、給料とは人件費なのでコストです。

経営者からすれば、自社のサービスを提供するにあたって、コストは低く抑えたいのは当然です。
例えば、トンネルを掘る建設会社があるとして、
人を雇って人力で行った方がコストが低いなら人を雇うし、
機械のみでやった方がコストを抑えてできるなら、機械のみで行う。

あくまでここの判断はドライに行われます。

AIを使った場合のコストより、人間を使った場合のコストが低ければ、自分は雇用はされ続ける。
逆にAIを利用するコストの方が少なければ、AIに仕事は取って代わられます。

ここで抑えていかないといけないのは、
技術革新は常に起き続けるので、AIを利用する場合のコストは基本的に下がっていく方向にありますが、人件費である最低賃金はあげようという方向にあるので、ここに歪みが生まれていきますね。

もう少しドライな話をすると、
「会社は、労働者である自分自身を求めているわけではなく、自分の出せる労働力を求めている」
ということも認識する必要があります。

「自分は会社の上司と仲が良いし期待してもらってるから、そんなことない!」と思う方もいるかもしれませんが、資本主義社会の日本で、雇用されているという事実から考えると、これは間違いありません。

あまり今はないですが、TSUTAYAでDVDを借りた時に、DVDのディスクが欲しいわけではなく、中身のコンテンツが欲しくて借りている、という感覚に近いと思います。

資本家からすると、
ずっと労働者に仕事だけさせていると、
労働者は疲れて働けなくなってしまうし、
住む場所も必要だし、
着る服も必要だし、
ご飯を食べる必要もあるし、
適度なストレス発散も必要。
労働力というコンテンツが欲しい人からしたら、その労働力を再生産できるお金もコストなわけです。

なので労働者に払われる「給料」の正体は、
「労働者であるあなたが、明日も元気に働けるために必要なお金を積み上げたもの」
です。

東京の方が地方より給料が高い仕事が多い理由は、
「労働力を再生産するために必要なコスト=物価や家賃が東京の方が高いから」
だし、
物理的に危険な仕事や、精神的に負荷が高い仕事が給料が高い理由は、
「そのストレスを発散して、労働力を再生産するために必要なコストが一般的に高いと感じられているから」
です。

なので、会社員として雇われてるだけで貯金をしていこうと思うと、一般的に想定されてる生活コストより水準を下げるしかないという事実があります。

僕はこういったことを本を読んで勉強して、節約だけで生きていくのは嫌だと思ったし、お金がないから自分のやりたいことができないのは我慢ならなかったので、自分で稼いでいく力必要だなと感じました。

これだけ変化が激しい時代で、AIと戦っていくためには、ただ会社で言われたことをやっているだけでは、約半数の人は仕事がなくなってしまう可能性があります。

今は雇われる以外にも、多くの手段で稼いでいける時代なので、労働による収入以外の働き方もいくつも選択肢があるといいし、それを知ってるだけでも違うかもしれませんね。


終わり。

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