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初回授業で楽しく自己紹介する試み

 ゲーミフィケーション賢者Lv98の”きっしー”です。

 2年前から、高校1年生向けの授業を持っています。
やり始めて最初に思ったのは、「この子たち、グループワーク力、低ー。」でした。グループで話し合う力。
それまでも授業していた、大学生と比べると当然です。

※グループワーク力とは、「集団における共同作業の中で、応じた対処をしながらグループとしても個人としても成長をしていく力」と定義します。

しかし、自分自身の高校1年生時代を思い返してみると、「無理だった」と納得しました。
なのでそれ以降は、話す機会、聞く機会を多く作って、生徒らにその練習をさせることを試してみています。

とは言え、仲の良いクラスメートとしかしゃべれない、知識・経験が少ないのでしゃべれることには限界があることを、踏まえつつ練習させています。

知合いの教育学部の先生の説だと「グループワーク力が目に見えて上がるのは、20歳が境目の様な気がする。大学だと、2年生の真ん中ぐらい。」

初回授業での自己紹介


 今年も対面の初回授業。
小物を使っての、生徒たちの1分間自己紹介(好きなゲーム紹介も含め)をやらせました。

好きなゲームを語っている内に、心がオープンになる、質問が出て生徒同士が結びつく、教室が明るくなる。

ゲーミフィケーション6要素の、<能動的な参加><達成可能な目標設定><称賛の演出><即時フィードバック><独自性の歓迎>を使っている事例として紹介させて頂きます。
※もう一つの<成長の可視化>は、練習を繰り返すことにより、実感させる予定です。

上の写真のような、自分の好きなゲームのグッズを手に持ちながら話すのも、ライナスの毛布の様な安心感を持たせる仕掛けです。
※床の置いた小物は、撮影後、各自で殺菌しました。

ルールを変えながら、承認欲求を体験する

 
 25名ほどのクラスなので、飽きないように何グループ化に分け、最初は「自己紹介の後に、拍手」、2番目は「自己紹介の後に、聞いているクラスメイトが挙手して、話したことを復唱」、3番目は「自己紹介の後に、聞いているクラスメイトが挙手して、質問」と変化を持たせます。ゲームで言うとステージ1、2、3みたいな感じ。

この後、1、2、3番目で、話した人が「より気持ち良く話せた、より自分のことを知ってもらえた気がした」ことを確認して、それが「承認欲求」がよりかなえられたということだと、解説しました。

こんな感じで、今年もゲーミフィケーションを取り入れた授業をやっていきます。
(おわり)

#jgamifa #gamification
#ゲーミフィケーション #ゲーム要素 #モチベーション #ゲミー
#日本ゲーミフィケーション協会 #高校生 #グループワーク力

執筆:岸本 好弘(日本ゲーミフィケーション協会 代表賢者Lv98)
https://jgamifa.jp/


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