リハビリ×ゲーミフィケーションの展示～国際福祉機器展2023
こんにちは。「世界を神ゲーに」するゲーミフィケーション賢者のきっしーです。
9月27日（水）の、東京ビッグサイトのH.C.R.2023 第50回国際福祉機器展を見に行ってきました。3年ぶりぐらい。
https://hcr.or.jp/
目的は、「リハビリ×ゲーミフィケーション」の展示を見ること。
4つのブースにありました。
1. TANO（TANO TECH）
http://www.tanotech.jp/tano.html
以前から「リハビリ×ゲーミフィケーション」のKinect2を使ったTANOを開発されています。
複数人でプレイできる、100以上のミニゲームが遊べます。”複数人でプレイ”は大事で、お互いに励ましあったり競い合ったりのソーシャル要素を活用してモチベーションをあげます。”100以上のミニゲーム”は、飽きさせないこともあるのですが、身体の様々な部分を使うゲームが用意されています。足を使ったり、声を使ったりと。
かわいいロボットが司会進行するようになっていて、高齢者にも喜ばれることでしょう。
三田村社長と記念撮影。あとつぶあんさん。ブースも広くて、他企業の方もTANO関連ゲームや筐体を開発されていました。
歯磨きのライオンが開発していたTANOを使った「歯磨き」ゲーム。
TANO（ライオン）
https://www.lion.co.jp/inno/tano-lt/
2. ホームウォーキング（パナソニック）試作品
腰にセンサーを付けて足踏みすることで、日本の有名観光地を散歩することができます。私が歩いているのは浅草寺。景色が変わっていくこと、若い頃に行った場所ならもちろんなつかしくて、リハビリが楽しくなりそうです。試作品。
３．Holo Lens2を使ったゲーム感覚で遊びながらリハビリ（ロケットスタジオ）
MRを使ったリハビリゲームの試作品というのははじめてみました。今はまだ高齢者との親和性の低いMRも、20年後には当たり前になるかも。ウェブで調べると、下の様なMRを使った教育ツールの試みをやっている会社なんですね。
昭和大学とロケットスタジオが Mixed Reality を用いた看護基礎教育向けの新たな教育ツールを開発
https://blogs.windows.com/japan/2023/06/15/showa-university-rocket-studio-mr/
４．TUG TESTのDX（Long Good）
キネクト2を使って、TUGテストを行います。TUGテストは、歩行分析において臨床現場で最も幅広く用いられている一般的な歩行能力テストですが、人が検査するのをDXでやらせようと
以上、４つで思ったより少なかったです。「リハビリ×ゲーミフィケーション」は相性の良い分野だと思うのですが、高齢者は年齢的に慣れ親しんだものにしか興味を示さない傾向があるようで、今がアナログゲームの普及、10年後がデジタルゲームの普及、20年後がMRの普及ぐらいの未来感かもしれません。
ゲームプレイの補助具（テクノツール）
https://ttools.co.jp/product/
手に障害がある人でもゲームが楽しめるゲームプレイの補助。障碍者と健常者が一緒に競い合えるeスポーツ、よいですね。
つぶあんさん（看護師）の感想です。
HCRは3年ぶりぐらいでした。
ゲームコーナーはTANOTECHさんと、ピーヒョロロのところしか見ませんでしたが、リハビリ用ゲームはかなり進歩してると思いました。
ゲーム自体は大きく体を使う工夫がされるようになったなぁと思います。
以前は手を使うものばかりでしたが、今回はちゃんと足を動かすゲームがたくさんあって、そこは本当に進化したと思います。
ただ、コンテンツが多すぎて、どれ、というのはよくわかりませんでした。（笑）
最近、アナログゲーム機に問い合わせが増えてるという話があったので、
もう少し時代が進めば、デジタルゲーム世代が普通に遊んでくれるようになるかも？ あとは、値段の壁でしょうか。
私の１番のお気に入りは司会ロボットでした。
開発途上とのことでしたが、頭を撫でると照れる仕草がたまらなくかわいい！！
タイヤをつけてAI搭載して、ペットロボットになるんじゃないかと・・・
TANOTECHさん、余裕があったらご検討ください(^^)
（おわり）
#福祉機器展 #リハビリ #ゲーミフィケーション #世界を神ゲーに #日本ゲーミフィケーション協会 #ゲーミフィケーション #ゲーム要素 #モチベーション #げみー
執筆：日本ゲーミフィケーション協会 代表賢者 きっしー（岸本 好弘）
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