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ゲーミフィケーションを活用した英語学習ソフトの事例~ヒューマンアカデミー



こんにちは。ゲーミフィケーションデザイン賢者Lv98の”きっしー”です。

ゲーミフィケーションをデジタル教材に活用する事例があります。楽しく継続できる仕掛け。取材した岡田氏と現役のゲームクリエイターたちが開発しているので、ゲームと学習のバランスがとても良いです。

【4gamer】意外なところにゲーム人 第9回:ゲームの仕組みを応用して低年齢向け英語学習教材を開発。ヒューマンアカデミー 岡田卓哉氏
https://www.4gamer.net/games/999/G999905/20200824037/


ゲーミフィケーションの大事なポイント3つです。

1.学習に楽しいモチベーションを加える

英語学習では反復が大事なのですが、飽きてしまう。
ゲームはそこに面白さを加えて,いつの間にか何百回何千回と繰り返していたというところに持っていくのが得意なんですよね。

学習することは、ほんらい人間にとって楽しいものなのですが、現実にはそうでないこともあります。そこで学習に楽しいモチベーション(=ゲーミフィケーション)を加えます。ゲームに慣れ親しんだ子供たちには受け入れやすく効果も高いものです。本学習ソフトは、ゲームの仕組みを使った学習教材に着目して作られました。

2.安易なゲーミフィケーションはすぐに飽きられる

岡田氏は英語学習ソフトを開発する際,3つの選択肢の中から正解を1つ選ぶようなクイズ形式の出題をなるべく避けている。その理由は,それが果たして本当に面白いかどうか疑問だから。学習させたいことに適したゲームのジャンルを考えることが,ゲーム開発の経験が活きている部分であり,やりがいにもなっているという。

ゲーム慣れした今の子供たちには、安易なゲーミフィケーションはすぐに飽きられてしまいます。例えば、一番作りやすいクイズ形式の出題。悪いわけではないのですが、学習目的との相性を考える必要があります。
本学習ソフトでは、学習目的から逆算して、それを一番上手く学ぶことができるゲームにしています。なので開発した5つのソフトはそれぞれ違ったゲーム性をもっている。ラップに合わせて歌ってみたり、童話を元にしたRPG(ロールプレイングゲーム)だったりと。なので継続しながら学習効果があがります。


3.アプリは練習、オンラインレッスンが試合。なので続けられる

年中児~小学校低学年向けのカリキュラム「ゲームイングリッシュコース」では,アプリを使って1人で学ぶほかに,オンラインレッスンを月に1回行う。(中略)
月1回のオンラインレッスンでの試合を楽しむために,アプリで毎日練習するんだ」と。試合で結果が出れば,また練習しようと思いますよね。それが単体で学べる英語学習ソフトとの大きな違いなんです。

どんなに面白いゲームでも、ずっとプレイしていたら必ず飽きます。もちろん学習ソフトも同じ。本ソフトでは、デジタルとアナログのゲーミフィケーションを融合しています。月1回のオンラインレッスンです。


ゲーム〇〇%、学習〇〇%で分類する

ゲーミフィケーションを活用した学習ソフトは、ゲーム要素の強さで幾つかのタイプに分類できると思います。本ソフトなら、「ゲーム40%、学習60%」ぐらい。
他に「ゲーム60%、学習40%」の例はこれです。

意外なところにゲーム人 第7回:子ども向けの学習アプリを提供するファンタムスティック社長 ベルトン・シェイン氏
https://www.4gamer.net/games/999/G999905/20200206135/


ゲーミフィケーションをもっと広がるには、このような学習ソフトの事例がドンドン登場していく必要があります。ゲームみたいに楽しい上に、効果的に学習が進む学習ソフトを夢中になってやっている子供たち。素晴らしいと思いませんか。(おわり)


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#英語学習 #意外なところにゲーム人 #4gamer
執筆:岸本 好弘(日本ゲーミフィケーション協会 代表賢者Lv98)
https://jgamifa.jp/

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