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大河ドラマの主人公 渋沢栄一のゲーミフィケーション
ゲーミフィケーション賢者Lv98の”きっしー”です。
今年のNHK大河ドラマの主人公渋沢栄一をはじめ、
歴史上の人物のゲーミフィケーションを3つ集めました。
ここから偉人たちもゲーミフィケーションを活用して人を動かしていることが分かります。
『大河ドラマの主人公 渋沢栄一のゲーミフィケーション』
地元の藍玉を日本一にしたい。そのためには地域全体のレベルアップを図る必要がある。
・藍玉製造農家の番付表(今のランキング表)を独自作成
・宴会の席で発表
・気分良くなった上位者に、藍の栽培のコツを披露させる
・コツが全体に共有される、ライバル心を煽る
・結果、全体の力を高まる
宴会の席で発表、悔しくて翌年頑張る は、《能動的な参加》。
毎年ある、上位のコツが聞ける は、《達成可能な目標設定》。
番付、上位だとコツを披露 は、《称賛の演出》。
番付 は、《成長の可視化》。
コツを披露は、《独自性の歓迎》。
『鬼平~長谷川平蔵のゲーミフィケーション』
法被によるランク付け!
人足寄場(無宿人(ホームレス)の職業訓練校)の在所期間は原則として3年だが、成績優秀者はそれより早く退所できた。施設内では水玉模様に染め抜かれた法被を着るのが決まり。もちろんここにも平蔵のアイデアが。成績に応じて水玉の数を減らしていき、水玉が無くなったら退所可能。一人一人の状態、働きぶりを目に見えるようにすることで意欲をかきたて、競争心をあおった。結果、無宿人たちは減り犯罪も少なくなった。
法被の水玉が減る は、《成長の可視化》《称賛の演出》。
ゲーミフィケーションだけでなく、【職業訓練】、【ランク付け】、【心のケア】が1体となっているので効果がでる。
『連合艦隊司令長官・山本五十六のゲーミフィケーション』
名言「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」
最初の「やってみせ」は、《能動的な参加》。
例えば、親が子どもに「勉強しなさい!」と命令する前に、親も何らかの勉強をしている姿を子どもに見せるのも同じかと。
「言って聞かせて、させてみせ」スモールステップでやらせているので、《達成可能な目標設定》
「ほめてやらねば」は、《称賛の演出》
また、レベル別にほめるのなら、《成長の可視化》
この後、「次は、自分なりの工夫を考えなさい」と言うなら《独自性の歓迎》です。
以上、歴史番組を見るときにも、ゲーミフィケーションは見つかりますね。
(おわり)
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執筆:岸本 好弘(日本ゲーミフィケーション協会 代表賢者Lv98)
https://jgamifa.jp/
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