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元ゲーム開発者の仕込む、知育アプリのゲーミフィケーションとは?

こんにちは。毎日暑いですね。
ゲーミフィケーションデザイン賢者Lv98の”きっしー”です。

先日は、オンラインインタビューでゲーミフィケーションの入った知育アプリ「Think!Think!」を紹介しました。

図形やパズルで楽しく思考力育成 アプリ開発者を取材 ~日本ゲーミフィケーション見聞録vol8
https://note.com/jgamifa/n/n6e78aa1e9ba2

今回は、ワンダーラボ社を訪問して、「Think!Think!」エンジニア小坂直樹さん(31)に直接お話を聞きました。「元ゲーム開発者の仕込む、学習アプリのゲーミフィケーションとは?」というテーマです。

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ゲームの良いところを教育に取り入れる

小坂さんは、自身がゲームにはまった経験、某格闘ゲーム世界ランキング8位だそうです。そしてソーシャルゲーム開発会社での開発の経験、乙女ゲームを作ってました。両方からゲームが人を夢中にさせる力を実感しました。「Think!Think!」では、プレイ時間を制限しながらも、ゲームの良いところを教育にうまく取り入れることを仕組んでいます。

ターゲットである4-10歳の子供たちがすんなり入れるように、チュートリアルは作らず、ゲームの様に試しに触ってみて、遊んでいる内にルールや操作が学べる作りにしています。ゲームの優れている、触って気持ち良い手触り感を大事にしています。

スタートボタンがまだ分からない幼い子供向けに、スタートボタンではなく「楽しそうに動いているキャラクターを触るとゲームが始まる」という子どもにとって自然な流れを意識したアプリも作りました。

ユーザーの反応も大切にしています。反応が、微妙な時や思いがけない反応をするときが一番燃えて、どう改善しようかと考えるのも、ユーザー満足度を大事にするゲーム開発の発想だと思っています。

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知育アプリは全ての子供たちに配慮する

注意している所は、ゲームの場合はやりたい子だけがやる前提の作りしてもOKなのですが、知育アプリの場合は全ての子供たちに配慮する必要があります。

例えば、「Think!Think!」の失敗した時のイラスト(写真上)は、以前はもっと顔をしかめていたのです。が、実際に子供たちに遊んでもらうと、そのしかめる顔がイヤで挑戦したくないという子供がいたのです。それで変更して今のちょっと困った顔にしました。

ポイント加算の時の効果音も以前は不快に感じるお子さんがいらっしゃて、今の「ポポポポッ」という心地よい音になりました。

全ての子供たちが気持ちよく学んでもらえる知育アプリであることが大切です。


「ゲームはいいもの」と保護者に思わせたい

これから将来、ワンダーラボ社としては、デジタルならではの学習者のログ取得により、AIで子ども個々に適正な難易度の問題を出し分ける未来などを考えています。

併せて小坂さんの個人的な思いは、知育アプリを通して「ゲームはいいもの」ということを世の中に布教していきたい、特に保護者の方々に。まだゲームのイメージは良くない部分もあると思うので。将来自分の子供にやらせたい知育アプリを作っていきたいです。

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ワクワクする玉手箱「ワンダーボックス」が毎月自宅に届く

今回のもう一つの目的、ワンダーラボ社が今年から展開する「ワンダーボックス」を見せてもらいました。
毎月ワクワクする玉手箱が自宅に届く、アナログの教材。子供時代を思い出して箱を開けるとほんとにワクワクしました。ワークブック・トイ・ビッグペーパーの3点セットが入っています。特にビッグペーパーをガサガサと開くのは楽しい。
小坂さんの今作っているシンクシンクプラスなどのデジタル教材とも連動しているそうです。

「ワンダーボックス」
https://box.wonderlabedu.com/

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余談ながら、小坂さんのバッティングセンターに3年通っての、打撃開眼話は盛り上がりました。
ゲームと知育アプリ、ワクワクするアナログの学習教材など、ワンダーボックス社の盛り込むゲーミフィケーションにはこれからも注目して行きます。
(おわり)

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#ゲーム要素 #モチベーションアップ
#日本ゲーミフィケーション協会 #シンクシンク #ワンダーボックス #ワンダーラボ
執筆: 岸本 好弘(日本ゲーミフィケーション協会 代表賢者Lv98)
https://jgamifa.jp/


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