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仏発エンジニア養成機関「42 Tokyo」を見学

 こんにちは。ゲーミフィケーション賢者Lv98の”きっしー”です。

42(フォーティーツー)は、フランス発のエンジニア養成機関です。アメリカ・シリコンバレーをはじめ、世界各国に教育を展開しています。完全無料で、革新的なカリキュラムを学習可能。プログラミングを学びたい世界中の学生たちが、今この瞬間も42でスキルを磨いています。その日本の拠点が、42 Tokyoです。

以前の取材はオンラインでした。

仏発エンジニア養成機関「42 Tokyo」のカリキュラムに入っているゲーミフィケーションとは? ~日本ゲーミフィケーション見聞録vol9
https://note.com/jgamifa/n/nf1606edf64e1

今回は、東京・六本木の42 Tokyoを訪問し、長谷川文二郎さん(ディレクター)、矢追 良太さん(ペタゴジーディレクター)に直接お話をお聞きしました。知りたかったのは、42のカリキュラムには、学習者の継続を促すどんなゲーミフィケーションが組み込まれているのかです。

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フロアには、100台を越えるPCがずらりと並んでいます。
現在の42の日本の生徒数は500名ほど、400名ほどがアクティブに学んでいるそうですが、六本木教室に直接通っているのは30-40人。残りはオンライン学習です。

42の特徴は、経歴不問、学費完全無料、24時間オープンの教室。コロナ渦以降は、オンライン学習に力を入れたそうです。

実際の学習画面を見ながら、ゲーミフィケーションの仕掛けを見せてもらいました。

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「カリキュラムマップ」。修了したコースが表示されています。
FFのソフィア盤の様に、楽しく自分の成長や、まだ足りない部分が分かる。


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Level Historicsは、入学から現在までの成長がグラフで示されています。ゲーミフィケーション6要素の《成長の可視化》

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SKILLSは、20ジャンルごとの自分の習得レベルが分かるグラフです。《成長の可視化》《達成可能な目標設定》。

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「ステッカーガチャ」。42では先生はおらず生徒同士が教え合う仕組みになっているのですが、教えてあげるとコインがもらえます。集めたコインを使えるショップで今人気なのが、日本人の大好きなガチャだそうです。

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あと、レアアイテムとして、「Bunjiro丸刈りスペシャル」という文二郎さんを丸坊主にできるチケットもあります。数多くのコインが必要だそうで、まだ使われたことはないそうです。

さすがにフランスで作られた学習システムには、学習者のモチベーションを高める色々な仕掛けが入っています。

教える側からの、日本と海外の学びに対する意識を比較すると、

「学び続けるのはツラいこと。楽しいことはけしからん」 日本
「学び続けるためには、楽しい仕掛けも必要」 海外

という気がするのですが、日本の考え方は今の時代に合っていないように思っています。


「オンラインで多くの学習者が学んでいるのですが、首都圏に偏っています。これからは、地方を増やしていきたい。そのために楽しく学べる仕掛け(ゲーミフィケーション)を取り入れていきたい。」と文二郎さんの今後の抱負でした。

今注目されているプログラミング教育とゲーミフィケーション、その事例の中でも42tokyoの試みを、これからも注目していきます。
(おわり)

#日本ゲーミフィケーション協会 #ゲーミフィケーション
#ゲーム要素 #モチベーションUP
#42Tokyo #エンジニア養成
#jgamifa #gamification
執筆:岸本 好弘(日本ゲーミフィケーション協会 代表賢者Lv98)
https://jgamifa.jp/

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