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こんゆじまじこ
2022年6月7日 20:30
高齢になっても、あんなふうに生きていたい。そう思わされた、お手本のような人。それがデイサービスに来ていたまき子さん(仮名)だ。もの静かで、決して声高に主張しない。クセのある利用者さんの隣りに座っても、いつも微笑んで話を聞いていた。99歳というお年を感じさせず、手芸が得意で編み物をはじめいろいろと楽しんでいた。私が「はじめまして‼︎」と挨拶した入職初日。私のレターケースに毛糸のフット
2022年5月12日 17:20
すが子さん(仮名)は今日も山に思いを馳せているだろうか。初めてデイサービスのお迎えに行った時、「山で暮らしていたんだ」というすが子さんに「山ってどこの山ですか?」とまじめに聞いたものの、「山は、山だ」とすげなく言われた。思えばすが子さんが、私にとって初めての認知症の方だったように思う。ちなみに「山」は福島県のどこかだと後からわかった。去年2021年6月に、私が勤務していた施