英単語を語源で覚えるのはお勧めしません
こんにちは、kokoです。身近な出来事を通じ、学んだり考察したことをゆったりと語っています。今回は、英語のボキャブラリーを増やす方法についてお話しします。私自身日本語と英語を話すバイリンガルですが、帰国子女でもなければインターナショナルスクールに通ったわけでもなく、日本で一から英語を勉強しました。勉強の方法論についてはまた詳しく共有できればと思っており、こちらもその一環としてぜひご参考になれば幸いです。
ちなみに語学留学もお勧めしません
お勧めしないだけの人のようになっていますが、しっかり代替案もご紹介しています!語学留学に踏み出す前の判断材料として是非ご参照ください。
「語源で覚える」とは?
英単語を語源単位まで分解し、それぞれの語源を組み合わせることで英単語の意味を覚える勉強法です。例えば「acceptable」を「accept(受け入れる)」+「able(できる)」=「受け入れることができる」というかたちで意味を覚えるアプローチを取ります。
でも正直そんなに応用できなくないか?
と私は思います。以下の例を見てみましょう。
「前に(pro)投げる(ject)=計画する(project)」って、私にはいまいちピンときません。関連語で紹介されているobject / reject / inject / subjectも、jectの意味を知っていたところで、正確に意味をつかむことは正直無理でしょう。
私も学生時代はとにかくボキャブラリーを増やしたく、語源で単語を覚える方法ももちろん試しました。しかし、語源が多すぎること、そして多すぎる割には組み合わせても単語の意味に直接繋がらないケースばかりであることに気がつきました。今では英語を不自由なく扱えるようになりましたが、語源の知識を活かしている実感はゼロです。
ではどうやってボキャブラリーを増やすか?
というわけで、ここからはより効果的な勉強法をご紹介します。ボキャブラリーを増やすには、とにかくリーディングをこなしましょう。ゼロから積み上げた人間として言えるのは、これが唯一の勉強法だと思います。
兎にも角にもリーディング
大前提として、英単語が日本語とつながっているだけでは意味はなく、英単語を有機的に他の単語と繋ぎ合わせて文章を形成できて初めて言語として機能を果たします。リーディングで知らない単語に出会う場合、その単語は文章の中に有機的に組み込まれています。そのため、英単語の意味を使い方と一緒に勉強することができるのです。これをひたすら繰り返すことにより、多くの単語に触れ合えたり一つの単語の様々な使われ方が脳の英語データベースに蓄積されます。そのデータベースが大きければ大きいほど、より自然な英語が扱えるようになるのです。
この理論を正とするならリスニングでもいいのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、リスニングよりもリーディングの方が極めて効果的に学習できると考えます。なぜかというと、知らない単語は聞き流してしまうからです。後からスクリプトを見直して確認することはできますが、それって結局リーディングですよね。であればはじめからリーディングをすればいいのです。単語を認識した上で、発音を確認したり練習したりする段階でリスニングに着手しましょう。
蛍光ペンを片手に始めよう
さて、ここからは具体的なリーディング勉強法をご紹介します。手頃なリーディング教材を手に入れたら、あと必要なのは消える蛍光ペンです。
わからない単語が出てきたら蛍光ペンでハイライトします。そして、いきなり辞書に飛びつくのではなく、前後の文脈を手がかりに単語の意味を予想します。自分の中で考えができたあと、ようやく単語の意味を確認します。
少し時間が経ったら、2度目のリーディングをして復習しましょう。そのときに1度目にハイライトした単語の意味がわかるのであれば、蛍光ペンを消してしまいましょう。逆にわからない単語がら出てきたらハイライトします。
こうして反復を繰り返し、単語を頭のなかに定着させていきます。
筆者とこのnoteについて
Big4でコンサルタント経験者である私が、実際の現場で見聞きした生き生きとした(時には生き生きとし過ぎた)情報をみなさんにお届けしています。無料でも有益な情報をお届けできるように執筆していますが、より生々しい現場の経験についてはオーディエンスを絞らせていただいています。
いわゆるコンサルスキルと呼ばれるものだったりコンサルの現場から日々学ぶことは、決してコンサル業界に閉じた話ではなく、それ以外の業界の皆さんにも参考にしていただけると思います。なにしろ、コンサルタントはあらゆる業界のあらゆる課題解決を主要なサービスとしていますから、業界を問わず普遍的なスキルを身につけておく必要があるのです。
こういったゆったりとした回と有益情報を盛り込んだ回を織り交ぜることで、より活き活きとしたコンサルの現場をお届けできればと思っております。
それではまた😉