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舞台という幸せな空間〜「ダ・ポンテ」を観て〜

池袋の東京建物Brilliaホールで公演している
「ダ・ポンテ」を観に行ってきました。

ほんとに舞台って素晴らしい!!
生物ですから、その日のその時間でしか見れないのよね。しかも今回は生演奏だったし、演出も素敵で、推しの俳優さんが居たわけではないのに大満足!

以前モーツァルトが主人公の舞台を観に行った際、ダ・ポンテが登場していたので、気になってはいた公演。
ただ...お金に余裕がないので、観に行くのは諦めていたのですが、たまたまローチケ貸切公演が直前割引で3000円!
これはお金がないなんて言ってられない。即購入。

舞台を見るようになったのは社会人になってからだが、それからというもの世界史や日本史が好きになったような気がする。
今日もフランス革命があった前後の出来事かーとかトルコ行進曲が好まれなくなっていたのはオスマン帝国とオーストリアで戦争が起きたんだな。とか学びになって面白い。

学生さんたち、こういう割引のあるものとか探し出して沢山観るのをおすすめしたい。歴史も学べちゃったりするし、音楽の良さも知れるしね。
今日も学生さんを見掛けて、勝手に将来が楽しみだわ。と思ってしまいました。

ダ・ポンテは、
モーツァルトが作曲したオペラ「フィガロの結婚」や「ドン・ジョバンニ」の台本作家の方。
この人がモーツァルトと共にオペラを作った4年の出来事を中心として生涯を描いた作品。

3時間の中にダ・ポンテの辛い記憶から形成された人間性が分かりやすく描かれていて、天国と地獄が繰り返される人生で、必死に生きるダ・ポンテとモーツァルトの常に心が動かされっぱなし。

ダ・ポンテ役の海宝さんが演じる、若い頃の色っぽい姿からおじいさんになってからのたくさんの時を過ごしてきたことを感じさせる姿が同じ年齢の人がどちらも演じてるとは思えないくらいお上手で、感動。

また、公演後は挨拶があったのですが、
モーツァルト役の平間壮一さんの挨拶でまた感動してしまった。
「エンタメはひとりの人生までを変えることはできないかもしれないけど、観劇している2時間3時間だけでも観てくれる人にとって楽しい時間になればと思ってる。」
(一言一句は覚えられず、雰囲気で書いてます...)

仕事を休んでいることもあって、生きる意味を考える時間が多くなっていたから、この言葉が本当に響いた。

今そこで人が演じる舞台を観ることで、私が今を生きていて、楽しんでいること、幸せであることを感じられる。舞台人って素晴らしい。私に生きる意味を与えてくれる。
この楽しい時間のために、生きないと。
心からそう思えた。

拍手が止まらなかった。
すこーし涙も溢れた。

観に行けて本当に良かった。
さっきは学生に観劇のおすすめをしたけど、
休職中だったり人生に疲れを感じているような人にも、ぜひ舞台という素敵な空間で、生きることの楽しさだったり、意味を感じられるのではないかなと思う。

私は、、、楽しい時間を過ごすために、
働かねばね。

最後に豆知識。
モーツァルトの正式名は
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。

はい。笑
今回も読んでいただきありがとうございました。

jeni

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