大和言葉(やまとことば)とは、古来から話されてきた日本固有の言葉。特に飛鳥・大和(現在の奈良)周辺で発生したもので、現在も使われていたり、意味を変えて残っている場合もある。 最近知ったのだが、大和言葉でおやつのことを「ほうせき」と言うらしい! 私の世代で実感したことはないが、その昔、甘いものは貴重だったとよく耳にする。 昔といっても、そう遠くない昔…。 昭和の中頃までは今のようにお菓子が気軽に手に入らなかったかもしれない。 砂糖が高価だった頃は、ほんのり甘味のある芋や豆類
『グーニーズ』という映画が好きだった。 『ネバーエンディングストーリー』と同じく、日曜洋画劇場を録画したVHSを弟や友人たちと繰り返し観て、冒険ごっこに没頭していた。 この二つの作品のおかげで、まだ小さな私でも、映画の面白さが分かり始めていたように思う。 『グーニーズ』 1985年 アメリカ リチャード・ドナー監督 (あれっ、スピルバーグ監督作品じゃなかったの?と思ったら、彼は製作総指揮としてクレジットされていた) 伝説の海賊船に眠る財宝を求めて、子どもたちとギャング一
『部屋とYシャツと私』みたいなタイトルになってしまった。わざとです。 学生で一人暮らしをしていた頃、その地域に台風が直撃し、約一週間の停電に見舞われた経験がある。 地域一帯の停電ではなく、住んでいたマンション付近で電柱がぽっきりと折れたため、ピンポイントで復旧に時間がかかったのだ。 お気楽で雑貨に囲まれた一人暮らしだったので、どうにでも対処できた。 停電だ、ロウソクつけなきゃ… アロマキャンドルならある!でも非喫煙者だしライターを持ってないんだった。どうしよう、どうしよ
昭和時代のTVドラマ『西遊記』 あれよりも優れたキャスティングがあるだろうか。 猿・豚・河童、役者が演じているなんて、ましてや特殊メイクなんて幼い子どもの私には思いも寄らない。 ああいう種類の人がいるのだと信じて疑わなかった。 気高く心美しい三蔵法師を演じた夏目雅子さんは、もはや伝説! このドラマ、きっと多くの人にとっても印象深いに違いない。以後、“三蔵法師を演じるのはその時代の美人といわれる女優さん”…という暗黙のルールができているくらいだから。 検索すると、放送は19
5月25日に開催されました『おしゃ会5』は無事に終了いたしました。 ご来場いただきました皆さま、作品をお買い上げいただきました皆さま、お話してくださいました皆さま、そして… ご来場が叶わずとも応援してくださいました皆さま! 心より御礼申し上げます。 https://www.oshakai.jp/event/oshakai5 また、パフォーマー、カメラマン、ヘアメイクアーティスト、ボランティアスタッフの皆さま。 最高の空間を、ありがとうございました! 主催者のあゆみむさま
一気に季節が進み、初夏の肌触りを感じます。 皆さま、いかがお過ごしでしょうか? いよいよ来週末です! (また今回も ぎりぎりの告知となってしまいました。) 5/25(土) 東京町田市のパリオ町田にて開催される、参加型イベント『第5回 おしゃ会』に出展いたします。 前回よりもさらに多様なクリエイター・アーティストが集結します。 今回はマルシェ出展・ステージともにボリュームアップしています! ダンスパフォーマーや和楽器演奏者の皆さんは、各地のイベントでも大活躍されている方ば
「ちょっと前は、みんな携帯ストラップに凝ってたよねぇ」 ちょっとといっても、もう20年近くも前になるかな。 シルバーを使って上質な携帯ストラップをたくさん作ったことがある。すでに懐かしい、二つ折りのガラケーが主流だった頃だ。 シルバー小物では他にも、ベビースプーンやカードケースを作っていた。 「それなら、スマホケースは作れる?」 うーん、作ろうと思えば…。 量産なんてできないけれど。 「変身ベルトみたいなギラッギラのバックルも」 それは…作り手としても燃える!!! と
春の訪れを感じる週末の午後、どこにも出かけず過ごしていると、幼かった頃のことばかり思い出してしまう。 その昔、VHSテープに録画されていた『ネバーエンディングストーリー』を、文字通りテープが擦り切れるくらいに繰り返し繰り返し観ていた。 せりふもすっかり暗記していて、姉弟での「ごっこ遊び」の定番だったほどだ。 幸運のドラゴンなのに、なぜ犬なの? どう見てもレトリバーの顔… ネバーエンディングストーリー 制作 1984年 西ドイツ・アメリカ 原作者 ミヒャエル・エンデ 日
ずいぶん間が空いてしまいました。 この記事の続きになります。 2000年代にはすでに「好き」を仕事にしよう、という価値観が生まれていました。 私はというと、まさに好きなことを仕事にできた、実現できた…と自負していました。きっと周囲からも「何ひとつ問題なく好きな仕事ができているラッキーな人」としか見えなかったでしょう。 仕事に没頭して、ときには遊びの誘いを断り、それなりの努力を積み重ねていたのは事実です。 が、今から思えば、実は「思考停止」状態だったかもしれません。 年長
阪神・淡路大震災から29年。 震災当時は神戸に住んでいた。 私はまだ子どもだったし、出来ることも少なくて、復興に大きな思い入れがあるわけではないけれど…。 仕事で出会う若い人たちの中には、阪神・淡路大震災を知らない、まだ生まれていなかったという世代も多い。 ああ、私はもう、若い世代ではないんだ。 四半世紀を超えるほど昔の、教科書に載るような大きな出来事を、知っている世代になってきたんだ。 震災とは違うけれども、かつての戦争を知らない若者がどんどん増えていった頃、お祖父ち
激動の年末年始を過ぎて、また三連休。 X(Twitter)のタイムラインを追っていると、おすすめ欄のGACKTの書き込みがふと目に飛び込んできた。 「格付けは嫌いだ」という。 そういえば、4〜5年ほど前だっただろうか。 その年も、テレビ番組の『芸能人格付けチェック』を家族と一緒に観ていた。 GACKTは今年もやっぱり最強ね、などと言っていると、番組冒頭で 「ぼくが今日もし間違えたら、これを視聴者プレゼントにしようかな」 …という発言があり、5カラットのダイアモンドのピンブ
1.17を知らない世代が成人してすでに数年が過ぎ、3.11の記憶も被災地以外では遠くなりつつある。 とはいえ、今でも心の負担とならないように、震災の映像を避けている人はきっと少なくないだろう。 「これから災害時の映像が流れますのでご注意ください」 …などのテロップが画面に出るようになったのは、東日本大震災以後ではないだろうか。 たしか阪神・淡路大震災のときは注意書きもなく、あちこちから煙の上がる神戸の街をヘリから見下ろした映像がそのまま延々と流れされていた。 今はテレビ自
昨年に続き、三重テラス主催のワークショップ『伊勢志摩ヌーヴォー2023』にオンラインでzoom参加しました。 12月2日、今年は土曜日の日中の開催でした。 ↓こちらは昨年のレポートです。 ハンドメイド系のショップや大手の通販でも「真珠貝の缶詰」なるものが手に入り、ネット検索ではいくつもの動画がヒットします。 中には少々怪しげな情報もあるようですが、「貝から真珠を取り出すこと」自体は、さほど目新しくなくなってしまったように思います。 生き物を育てる、真珠を育てる しかし
【お知らせ】 11/25 11:00追記 本日、家族の体調不良のため、私inclusionの出展ができなくなりました。 こちらの記事の『石留めワークショップ』お申込みの皆さま、ご検討中だった皆さま、大変申し訳ございません。 おしゃ会4th は滞りなく開催されますので、皆さまどうぞお越しください! お体にじゅうぶん気をつけて、どうぞ楽しい一日を! 例年よりも短い秋が通り過ぎ、冬が始まろうとしています。 皆さま、いかがお過ごしでしょうか? https://oshakai.my
10月も最後の週末となりました🎃 陽が沈む時刻はどんどん早くなり、夕暮れの空をいつまでも眺めていたくなります。 街はハロウィン一色なのかと思いきや、駅ビルのショーウィンドウや店頭の飾り付けはすでにクリスマス仕様に変わってしまいました。 こうした風景の変化は決して不快なものではありませんし、わくわくして気分が上がり、ついついお財布の紐がゆるんでしまうこともあります。 しかし、あまりに季節を先取りしすぎると… 急ぐつもりのない私のペースを無かったものにされ、先へ先へと急かさ
姫の家には代々、不思議な櫛が受け継がれている。 玉(ぎょく)でできており、重いので髪飾りとしては実用的でないが、姫はこれで髪を梳く感触を気に入っているらしい。 玉には雲のような模様があり、一か所ほんのり透ける部分は朧月にも見える。この櫛には霊力があり、時間と場所を超えることができる。 時には、玄宗皇帝と楊貴妃の仲睦まじい様子を見せてくれたりもする。なるほど、玉とは、古来より中国で貴重とされてきた軟玉ヒスイのことでもある。 小天狗に呼び出され水の中から現れた鮫児(こうじ)は