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今までの活動のまとめ

 お世話になっております。丸田洋渡です。
 今までの私の俳句と短歌の活動のまとめ記事になります。随時更新します。

(原稿等依頼は yotto819@gmail.com へご連絡お願いします。)

○受賞等、主なもののみ記載しています。
○対象の作品から特に気に入っているものを併記しています。
○実績にかかわらず、個人的に、自分の作品の流れを考えた上で重要だと思う作品も並べています。(行頭に記号:☆)




2014

 高校一年時から俳句創作開始。

2015

2016

.8 第19回俳句甲子園・個人賞(池田澄子選)〈先生も浴衣になってゐる夜だ〉*1

2017

 大学一年時から短歌創作開始。「山梨学生短歌会」に所属。


2018

.6 週刊俳句にて「夜を濡らす」10句寄稿。
水からくりいつも上からくる天使

.7 詩客にて「いつか見る」10句寄稿。
海から崖を見たことがない冷奴

.8 ☆ネットプリント「庭、その階上と階下について」発行。53句+39首。
光の子みんな腕無しすべりひゆ
大雨に家の鉄骨まで見えて天国の構造を考える

.9 青松輝、森慎太郎とネットプリントの短歌ユニット「第三滑走路」結成。1号は川柳、2号から短歌。

.10 山梨学生短歌会の会誌を兼ねて、ネットプリント「な紙」発行。(7号まで参加)


2019

.5 第三回円錐新鋭俳句賞(落選)「文の訪れ」、澤好摩推薦句に〈文字から墨へ墨から文字へ雪柳〉。
他に〈文と文法おとずれてから開く雉〉。

.9 円錐82号「銀と馬」5句寄稿。
嘶きの銀を震わせいつまで夜

.11 ☆第三滑走路9号「Collapse」12首。作風の大きな変化点の一つ。
ふと 自分の気配がして振り返る 玄関が岬になっている

.11 第59回角川短歌賞、一次通過。「木と追想」。〈光りつつ翳る大木自らのいのちが恍惚と暈けていく


2020

.1 関西現代俳句協会webサイトに「帆のように」(俳句)寄稿。
マフラーに雪なじむまでの遮断機

.3 平野皓大、柳元佑太、吉川創揮と短詩系webサイト「帚」を立ち上げ運営。
→☆自選旧作50句発表。「旧作 50句」。2017-2020.3までの総集編にあたる。
秋蝶は一昨日の百の構想
鉱石のうつくしき示唆十二月
飛ぶように泳ぐ白鳥飛ぶときも

.3 『俳句あるふぁ』174号、九鬼あきゑ論「はるかなる歩み」寄稿。

.4 第三回全国俳誌協会新人賞 準賞「眼と蝶」〈襖から立方体が見えている

.4 「仙藥」vol.6 「私という異界」7首寄稿。〈なつかしい殺意がときに輝いて鶴を折るときその折り返し

.7 ☆帚にて「the fifth season's texture」発表。季語に対するスタンスを決める。
雲として現れたいよ格子窓

.11 第66回角川俳句賞一次選考通過「銀の音楽」(週刊俳句落選展にて公開
春のたましいの全体的な腐敗

2021

.1 「な紙」7号をもって山梨学生短歌会卒業。「Angelic Gravity」12首。
大人の部屋で子どもは大人らしくなる Gravity 空を飛んでいる夢

.2 『俳壇』4月号に「水譜」寄稿。初全国誌掲載。
水鉄砲も当てるなら心臓に
天の川その水しぶき薄い服

.3 ☆noteで「GHOSTS」30首、「FRIENDS」40首公開。連作に対するスタンスを決める。比較的触れられる機会の多い連作。
すべての人のすべての想像の雪崩 一対一で話すのは初めて〉GHOSTS
世界中にあなたの影がさしている ubiquity ドロップス五個なめる〉GHOSTS
書ける速さに想像を遅らせてダンサーのシーンを書き終える〉FRIENDS
藤が人語を初めて話すときそれは垂れるように不完全だった〉FRIENDS

.4 山梨歌人協会の会誌「奈麻余美」にて古川順子『四月の窓』歌集評「影と窓と光と」寄稿。

.5 『俳句四季』6月号に「かたむきつつある空」寄稿。
季として死あるのかも空色の空

.11 短歌同人誌「ぬばたま」6号、大橋なぎ咲特集に歌人評「話途中」寄稿。 

.11 ☆noteで「Whisper/Wistaria」50首発表。当時で過去一番反響が大きかった連作。
昇ったら戻って来られないような階段 雪のSwirl down

.12 角川俳句年鑑2022年版にて、10〜20代枠で二句紹介される。(初出:帚)
バイオリンみたいな夏至のお弔い
生まれそう蜂を殺してしまえる曲


2022

.3 ☆第三滑走路でネットプリント13号発行。「Ephemerality」100首掲載。
短歌の中で生きていくって超退屈 光冠と七角形の檻
私たちの長いパロディと夏風邪 Ephemerality Ephemerality

.4 ☆noteで「Fluffy Bullet」31首発表。メタ、アンチ短歌というテーマにけりをつける。*2
Fragility 雪ふる耳に梵天を挿しこんだなら出来るよ短歌が

.5 ☆noteで「うつくし」50首発表。美というテーマにけりをつける。
次にみんなが美しいと言い出したのは少年の十二年後だった

.6 ☆個人のネットプリント「Eternity」80首。Ephemeralityとセットで、一瞬と永遠というテーマにけりをつける。
今後のことを、できる限りのスピードで暗算をして、諦めるに至る。
私たちの心臓は透明扱い 生きていることが流行っているから

.8 紀伊國屋書店国分寺店の短詩型フェアに帚のフリーペーパーで参加。「思い思い」15句寄稿。
覚醒の映写機は海を流した

.11 ☆個人のネットプリント「移転」70首。〈生活〉と〈夢〉というテーマにけりをつける。
成長が老いに転じていくところ 蜜柑畑の素敵な勾配
空はまだ雲の推敲をしている 揺られて降りていく三日月藻


2023


.1 多賀盛剛さん、志賀野左右介さんとのフリーペーパー「不空天使プラザ」に「Angel's Angle」30首掲載。
偽・satellite・聖・satellite・眼を積んだ要塞がそれを見開くとき

.4 笹川諒・三田三郎『ぱんたれい』vol.3に「奇蹟と人称」10首寄稿。
法外なことをするため夢を見るうすむらさきのドアを叩いて

.4 webサイト「詩客」に川柳「可食の闇」20句寄稿。
さすがの情操教育だった

.5 大塚凱・生駒大祐「ねじまわし」6号合同句集にて「一睡」20句寄稿。
藤はまだ一睡もしていない

.5 ☆個人のネットプリント「跡形」100首。〈時間〉というテーマで一段階深化できた。
悲しんで歌えば点数が上がった プールに浸されたビスケット

.7 「俳句四季」2023年7月号にて、「七月の名句」担当。

.9 参加しているユニット「第三滑走路」の青松輝『4』発刊(8月)に際して、短評『光の「方」へ』。第三滑走路15号同時発行。

.11 「ぬかるみ派」(同人誌)に「Antipathy」20首、評論「余地」寄稿。
短歌の死って信じる? 文字が血を出して全部さんずいになるみたいな……

.11 佐藤文香ら編『おやすみ短歌』(実生社、アンソロジー)に一首掲載。


2024

.2 ☆個人のネットプリント「PYRMD/CRYSTL」100首。最終歌を先に決めてから作る・〈時間〉の続き・〈光〉というテーマの手始め。
天使のブリリアント・カットは内臓がふつうの何百倍かがやいた?
振り向くと映画館はどこにもなくて夏の田んぼに稲 揺れていた

.3 「現代短歌」特集〈Anthology of 40 Tanka Poets selected & mixed by Haruka INUI〉(現代短歌社、2024年5月号)に自選10首収録。

.3 第3回あたらしい歌集選考会(ナナロク社主催)にて、100首が木下龍也選で選出される。

.5 coming soon……


*1 その後、神野紗希『俳句部、はじめました』等、この句を新しく掲載していただく際は表記は現代仮名遣い表記(ゐ→い)でお願いしています。これは私の作風の変化によるものです。

*2 ここでいう「けりをつける」というのは個人的で心理的で暫定的なものです。


〈他、主な発表作品〉
な紙
①「火想」7首 2018.10
②「日曜日と日曜日」7首 2019.2
③「光と傘」12首 2019.7
④「そういう階段」7首 2020.2
⑤「やわらかい戦慄」7首 2020.6
⑥「結晶戦」7首 2020.9
⑦「Angelic Gravity」12首 2021.1

第三滑走路
①「すぐそこの消失まで」20句 2018.9
②「月と銃口」12首 2018.10
③「この街」12首 2018.12
④「一羽の鳥による一連の事象」12首 2019.2
⑤「めくるめく花」7首 2019.3
⑥「プシュケの結婚式」12首 2019.5
⑦「町の詩、詩の町」7首 2019.6
⑧「水天」12首 2019.8
⑨「Collapse」12首 2019.11
⑩「誰」12首 2020.4
10.5号「hymn/last dance」40首 2020.10
⑪「awkward」24首 2021.6
⑫「Spill over」20首 2021.9
⑬「顛末」25首+「Ephemerality」100首 2022.3
⑭「夢中」20首 2023.1
⑮「DRESSER」20首 2023.9


旧作50句〜2020.3
「木の痾」10句 2020.3
「到来」10句 2020.4
「再演」10句 2020.5
「亜麻色の燦」10句 2020.6
「the fifth season’s texture」10句 2020.7
「空と鍵束」10句 2020.8
「天使感」10句 2020.9
「everlasting」10句 2020.10
「儀後」10句 2020.11
「Overlap」10句 2020.12
「Aphantasia」10句  2021.1
「めまい」10句 2021.2
「Ghost in the Flower」10句  2021.3
「錆」10句 2021.4
「樹になる」10句 2021.5
「Rumble」10句 2021.6
「やわらかい石」10句 2021.7
「Clarity」50句 2021.9
「Unclarity」50句 2021.10
「亡羊」50句 2021.11
「妖/宴」50句 2022.1
「Inside out」10句 2022.2
「unlove」50句 2022.4 
「鯨・蝶/文体練習Ⅰ」35句 2022.5
「呪うにも」30句 2022.9
「動物」30句 2022.12
「夜化」30句 2023.3
「Dreamy」30句 2023.7
「プリズム」40句 2023.11

個人note】2021年以後、応募作・落選作を除く
「GHOSTS」30首 2021.3
「FRIENDS」40首 2021.3
「HorrororroH」20首 2021.9
「Whisper/Wistaria」50首 2021.11
「Stir/Scarlet」50首 2021.11
「Eerie」25首 2021.12
「Empathize」25首 2021.12
「MOONLIT」25首 2021.12
「幸運」13首 2022.1
「Birth」1首 2022.1
「Heart Loop」30首 2022.4
「合鍵とユートピア」25首 2022.4
「Fluffy Bullet」31首 2022.4
「多重露光」30首 2022.4
「夏的憂い」30首 2022.5
「うつくし」50首 2022.5
「三十首」30首 2022.6
「Blue, Blue, Diamond」50首 2022.6
「Lie/Lilac」50首 2022.7
「川に柳」川柳50句 2022.7
「Invasion Patterns」50首 2022.8
「短歌を食べる」10首 2022.8
「過日」22句 2022.9
「アフター・オール」31首 2022.9
「ビフォア・ダーク」44首 2022.10
「Raspberry Waltz」30首 2022.12
「Topple/Taupe」50首 2023.2
「Overhaul」25首 2023.3
「切断」15首 2023.4
「Float/Fluorite」50首 2023.10
「Fair Enough」20首 2023.10


2024.3 最終編集

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