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日常:2019/3/29 年度末を探し歩いた

3月末、賑やかな新宿の深夜。喧騒をかわして、疲れた身体をホテルに運ぶ。送別会の群れが、至るところで笑い声をあげている。許されそうな雰囲気に甘えたい。年度末に置いてけぼりになりたい。まだ、タスクは終わっていないのである。

フラフラとたどり着いたホテル。受付のシュッとした男性が、ひしゃげた表情で「予約がありません」と言う。疲れた身体、すべてベッドに預ける気マンマンな僕は、わりと動揺してスマホの予約メールを確かめる。「宿泊日:4月28日」自分の誕生日だ。いや、ん、まて、今日は3月28日…今夜でなく、来月のホテルを予約していた。…そりゃ受付の人も困るわけだ。

ホテルだらけの新宿、どこをあたっても空きがない。これも年度末だからやね。やむなくネカフェを探した(そして、運良く座敷で横になれた)。

出張2日目もソソウ。終日の会議を経て、翌日のホテルは予約できていたが、今度は3回ホテルを間違えた。ア○ホテルA→ア○ホテルB→東○インBという具合である。正直なところ、たまたま接待があり、少し酔っていた。もう、ア○ホテルの全受付に反省文を書けと言われても仕方ない。Google Mapsとじゃらんに支配されたい。よしなにしてほしい。

そういえば。行きの飛行機も帰りの新幹線も、ディズニーランドに行く(行った)人だらけだった。学生たちは、卒業式を月はじめや半ばに終えて、この時間を過ごしている。もう年度末を探しているタイミングではない。元号が変わるけど、自分の年度は終えられているか。新しい年度は始められるか。そうどこかで問いつつ、タスクは終わっていなかった。今日も働こう。

もし、サポートいただけるほどの何かが与えられるなら、近い分野で思索にふけり、また違う何かを書いてみたいと思います。