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色の学校 8日目 パーソナルカラーと性格の深い関係

イエベ、ブルベの始まり

「先生、私って、ブルベ?イエベ?」ここ最近、当たり前のように学生が 質問して来ます。言葉の意味、わかりますか?
現在は、ブルーベース、イエローベースと言っていますが、当初はブルーアンダートーン、イエローアンダートーンと呼んでいました。

1923年にアメリカのロバート・ドア氏がブルーアンダートーン(青みよりの色)と イエローアンダートーン(黄みよりの色)を基本とした調和論を発表し、さらにその理論をもとに「カラーキー」という命名されたプログラムが、パーソナルカラーの起源になったようです。

色彩論を書いたヨハネス・イッテンは著書の中で「自然界の四季の中に色彩の源があり、 調和があり、その意味するものを観察するべきである。」述べています。自然から生まれた人間の持つ肌や目、髪の色彩も、自然界の摂理に沿っていると考えても良いのではないでしょうか。

1940年代、アメリカではカラーコンサルタントという職業が生まれ、1960年代には大統領選挙の候補者が勝利を得る為に、イメージカラー戦略が使われました。続いて1970年代、企業がイメージカラー戦略を取り入れ始め、1980年代ではゲリー・ピンクニーが、パーソナルカラーを四季をベースに四つのグループを分けるフォーシーズンカラーを創案しました。

パーソナルカラー4シーズン

パーソナルカラー日本上陸

1980年代後半、いよいよパーソナルカラーが日本に上陸しました。
私は1990年代前半、大手アパレルメーカーに入社、その新入社員研修でパーソナルカラーに出会いました。
研修後、研修先のカラー研究所に通い、パーソナルカラーの資格を取得しました。

パーソナルカラー診断数1万人以上

資格取得から30年あまり、1万人超える方を診断させていただきました。

パーソナルカラー診断風景

パーソナルカラー診断の要因

パーソナルカラーは人間の血液中の色素であるヘモグロビンによって、決まると言われています。つまり、物理的要因なので、本人の意思とは関係ない、人格、性格とは関係ない。でも、本当に関係ない?

人間は見慣れた色を好む

人間の心理として、見たことない、慣れ親しんでいない色より、見慣れた色を好む傾向があります。生まれた時からずっと見て来た自分の肌の色、目、髪の色は誰よりも見慣れた色です。それがパーソナルカラーと言えるわけですから、無意識ですが、私たちはパーソナルカラーを毎日見て感じています。肌や目の色は、一般的にパーソナルカラー診断で使用されるピンクやオレンジなどの鮮やかな色ではないために、なかなかピンとこないかもしれませんが、実は、皆、自分の色を熟知しているはずです。

色は電磁波

色は電磁波の一種なので人間の心理や生理に働きかけ、影響を与えています。朝起きて、顔の色を見る、肌の色を見る、髪の色を無意識に見ています。それぞれ、その色はいわゆるブルベ、イエベに識別出来ます。ですから、ブルベの人はブルベの、イエベの人はイエベの色の性質を常に感じ、それらの影響を受けながら生活していくので、人格形成に関係が深いと言えます。

パーソナルカラーはアイデンティティに関係する

着る服の色が心理に影響するように、自分が生まれ持った色も、毎日見て感じているので、自分自身に影響を与えていると考えられます。

肌、目、髪の色から私のパーソナルカラーはブルベだわ、とかイエベだとかなかなか識別しにくいと思います。ですから、やはり通常の診断キットを使う方が見え方としてわかりやすいと思います。

ブルベ、イエベとわかったら、性格までわかる??

このように見ていくと、パーソナルカラーをブルーベース、イエローベース、いずれかと診断され、その結果をもとに色彩心理学の視点から性格を分析することが可能なはずです。
あなたの性格とパーソナルカラーは深く結びついています。

ご自身のパーソナルカラーと性格を知りたい方はいつでもお気軽にお問い合わせください。


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