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色の学校 4日目 音(声)と色

音と色に深い関係があること、意外と知られていません。今回は音の中でも声と色の関係についてお話しします。

声には周波数がある

周波数とは1秒間に繰り返されるこの波の数のことです。音源が1秒間に振動する回数を振動数(=周波数)といい、単位はヘルツ(Hz)と表示します。  周波数の範囲は100Hz~1000Hz、実際に出せる声の範囲には高低差で多少違いがあります。
話す時の声域は歌う時と少し違います。ここでは話す声をテーマに色との関係性を説明していきます。

性別による周波数の違い

一般的に成人男性 120~200Hz  成人女性 200~300Hz
個人差はありますが、一般的な目安にはなります。
特に疲労しているとか、体調不良とかではなく、普段と変わらない状況で、ナチュラルに会話をした場合の数値です。

振動数は音(声)の大きさ・高さに関係していて、音(声)の大きさは振幅が大きいほど大きく、音(声)の高さは振動数が多いほど高くなります。よって、振動数(Hz)の値が大きいほど音(声)は高くなります。

色は電磁波


音、声の振動数は波形で表すことができ、波形は音波だけでなく、電磁波などさまざまな「波動」の伝わり方を表すものです。
色は可視光線という電磁波の一種です。つまり、音と同じように色も波形で表すことができます。                        電磁波の一種である色の波にも、その色によって違いがあります。音の高低差のように赤は波が長く目に刺激が強い、紫は波が短く見えづらいなど、人間の身体への影響力に関して音声と重なる部分が多くあります。

音声を色に変換する

音声の周波数を色の変化し、可視化するという研究は多く実施されており、それを利用したソフト開発も多数あります。音声の周波数を色の波形に変換する公式等を詳しく説明した論文もあります。
http://www.adada.info/2015japan/proceedings/b1-2.pdf

音声の可視化で特性を見る

音声を色の波形に変換、可視化しモニター上に表示するソフト「ヴォイススキャン®️」は以前もご紹介しました。
*ヴォイススキャン®️とは、人が音声をPCに向かって発し、その音声を録音。録音された音声の周波数が色の波形に変換されモニター上に可視化するという特殊なソフトです。最短6秒間の音声で可視化が可能です。



これは占いや呪いとは違って、科学的根拠に基づき、さらにわかりやすくするために色彩心理学、生理学の検知から分析、深く読み解くことで、音声の持ち主、つまり個人の特性を見ることができます。


音声を可視化した図

色の波形から読み解く特性

上記の図より、一部抜粋して説明します。
青の波形が多い人は理性的で論理的思考を持つ傾向があります。
ターコイズブルーの波形は傾聴力を表すので、人の話を聴いたり、情報収集が得意な人だと推測できます。

声は変化する

声は常に固定されるものではなく、体調や心理状態によって変化します。  ヴォイススキャンで一度、声を録音しただけで個人の特性を決定づけることは出来ませんが、録音する時間帯や環境、体調など条件を統一し、複数回実施することで傾向は確実に見えてきます。

音と色の関係性は、まだまだ知られてない部分も少なくありませんが、今後さらに研究が進み、活用法が増えることで個人の特性や個性、適性、また人と人との相互理解も深まり、コミュニケーションやチームビルディング等に大いに期待される分野です。

現在、日本カラープランニング協会では、このヴォイススキャンを活用したイベントや企業研修プログラム、個人での対応も随時行なっています。
ご興味ある方は以下よりお問い合わせください。


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