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感じたことを色にする

小学校の夏休みの宿題で絵日記ありましたよね?夏休み中にあったことを書きましょう、絵も描いてね。っていう感じ。絵が好きで得意な私には楽しい宿題でした。でも、思い返すと、なにかあったことを書いてくださいとは言われても、なにかあったことを色にしてみましょうと、いわれたことはありませんでした。絵にしましょう!と言われると、絵のスキル的なものに引っ張られ、色は妥協していったような気がします。私だけでなく周囲の友達も。たまに、絵の一般的なスキルより、好きな色や形をぐんぐん描きまくっている子がいると、先生が「これは何を描いたのかな???」と不思議そうに聞いて、次にはその子は形を丁寧に描いて、私から見たらつまんない絵になり、先生には褒められる・・・・。

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人間の目は(視覚機能)ものを見た時、まず色を認知し、形、素材を認知していきます。つまり、人間は初めは色で物事を判断しようとするのです。ですから、感じたこと、思いはまず色にする、そして、文字にして、文章にする。形が出来る。なのに、日本の学校教育では、文章を重んじています。感じた物事より、結果的に良いもの・・・。結果を重んじて過程を見ない。だから、個性が失われていくのではないかと私は思っています。良い点数を取るために絵日記ではなく、感じたことを表現できる絵日記が個性を育てる、創造性を豊かにするのではないでしょうか。

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