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日本の伝統色が今、熱い!

シャチハタネームやコクヨ等のビジネス事務用品に数年前から日本の伝統色シリーズが出現しています。日本の伝統色って知っていますか?

日本の伝統色は二つの時期に区分できます。飛鳥、奈良、平安、室町時代  までを古代色、江戸時代以降は近世色です。華麗な大陸文化の影響を受けて飛鳥・奈良があり、雅、高貴さが好まれた平安、幽遠な室町など、いずれも富裕層の愉しみとして広まりました。

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現代のトレンドカラーに繋がる色の流れは江戸時代、近世色から始まります。日本の伝統色は淡い色から深い濃い色まで多くの数があり、色一つ一つに情緒豊かな色名が付いています。基本は植物の色から取っていて、例えば「梅」は、その色をいくつも分類し、紅梅、薄紅梅、中紅梅、濃紅梅、灰梅、薄梅鼠、梅鼠、栗梅があります。
日本は四季が豊かなことから、自然に色彩に関する感性も豊かになり、色の識別能力も非常に長けています。

今、日本の伝統色は20代を中心とした若い世代や海外からも注目されています。アニメ「鬼滅の刃」のヒットにより、更に日本独自の文化にスポットが当たり、日本の伝統文化、伝統色も見直されているようです。

私は25年以上日本の伝統色を研究しています。急激に業績を上げるようなビジネス展開は難しいかもしれませんが。日本が海外へ発信する一つの特色として、見逃せない分野だと感じています。

こちらもご覧ください。日本カラープランニング協会が扱っている日本の伝統色の書籍です。

https://colorplanning.io2biz.com/shop/

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