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読書レポート『元気なチームは「リズム」で作る』

ついにドラムサークルと企業人の学びをつなげた書籍が出ました。ペッカーさんと金井先生の共同の取り組みです。金井壽宏、橋田ペッカー正人、加藤恭子3人の共著です。表紙からして、ご機嫌です。
元気なチームを作りたい、ほとんどの経営者、マネージャーが日夜、思っていることでしょう。元気なチームは、リズムを感じることができ、そして共有することができています。ドラムサークルに参加すると一瞬でこのことが体感できるのですが、これを書籍で文字で伝えようとするのはなかなか大変じゃないかなと思いながら読み始めました。
前半戦は、金井先生が担当されています。日本企業にイノベーションが必要な理由から始まり、チームの強さとは、一体化ではなく、個の最大化だと整理します。個性を犠牲にしない一体感です。良いチームにはリズムがあり、みなが「乗っている」状態で仕事をしているといった話から、よいチームとリズムの関係性を語ります。それを引き継いだペッカーさんは、リズムの話をしながら、次第にそれをビジネス世界につなげていきます。ドラムサークルの内容にも具体的に触れながら。読み続けると、ドラムサークルに久しぶりに参加したいなと強く感じてきます。そして、最後に加藤先生が、具体的なワークを紹介します。いずれも研修版ドラムサークルでペッカーさんが披露してくださるものです。
リズムは、意識すれば、必ず作れます。私たちは母親の胎内にいるときから、母親の心音というリズムの世界にいます。そして、誰しもがビートを刻む心臓を持っています。リズムとリズムのあいだにある「間」もとても大切です。間のない仕事は、疲弊します。そして「調子に乗って、何が悪い」という、素敵なメッセージ!!!!!!


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