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役職定年制度と22時閉店自粛要請

個人的に一番、理解できない人事制度に「役職定年制度」があります。部長職は55歳で一律に退くべし、といった制度ですね。年功制をやめ、もう年齢で処遇する時代ではない、といっている企業が役職定年制を入れて、一律に年齢で処遇を決めていたりします。もう、自粛しながら経済を回せといわれるくらい矛盾に満ちた制度のように思います。

もう一つ理解できない点は、これ、別に制度を入れなくてもできるのです。役職の任免権は会社にあるのですから、55歳になった部長の役職を解けばいいだけです。要はこれに関わる個別対応が面倒だし、やる側も辛いから制度で一律にやっちゃえ、「ごめんね、私はもっと君に部長をやって欲しいんだけど会社の制度がねぇ」と社長や担当取締役が楽をできるだけの制度のように思えてなりません。年齢には個体差が激しくあります。55歳でも若い人、ふけている人、いろいろです。この個体差をみずに一律で管理しようてするようになったら、人事は死ぬと思うんだけどなぁ。個別特殊性があっての人間ですから。

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哀しいことに今日から、東京都内の飲食店は22時閉店の自粛を求められています。一人客が静かに呑むだけの店も、徹底的に感染対策をしている店も、大勢で騒ぐ店と同じように22時閉店です。なんか役職定年制度と同じ感覚かなと思ってしまいます。個別をみて判断することができないから、一律の基準で切り捨てる、まあ店数が多いから致し方ないのかもしれないけど、切ない気持ちになります。皆さん、きちんと対策する意識のある、素敵な店主のいる店での健全な一人呑みは、別だと思うけど。もちろん徹底的に注意はしないといけないけど。あと、往復の公共交通機関では十分に気をつけて、帰宅したら手洗い・消毒です。

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